墓石の値段はいくら?相場価格や費用を抑える方法を解説!

  • 投稿日:2021/09/04
  • 更新日:2021/09/10
墓石の値段はいくら?相場価格や費用を抑える方法を解説!

お墓は一生に一度の大きな買い物です。
そのため、先にだいたいの金額を知っておきたいと慎重になる方は多くいらっしゃいます。

そこで今回の記事では、お墓さがしを利用してお墓を建てた方のデータを通して、墓石の値段について解説します。

墓石の値段相場


2019年にお墓さがしを利用してお墓を建てた方の墓石工事代金の平均は、1,299,395円(n=398)でした。
墓石の工事費の値段相場は、130万前後といえます。

ただし、墓石の値段は、使う石の量や石の種類によって大きく変動します。

墓石・工事代の費用内訳


一口に墓石の値段といっても、見積書を見ると、石碑代、外柵代などの項目に分かれていることが多くあります。

お墓のどの部分にどれだけ費用ががかるのでしょうか。
細かく解説していきます。

墓石代

墓石代は、石塔、水鉢、花立、その他墓石加工などの費用の項目です。
石碑への彫刻費が含まれる場合もあります。

外柵代

外柵とは、隣接する墓所との境界線を示すために設けられた、お墓の周りを囲む枠です。
お墓によっては外柵がないものもあります。
外柵の工事費には、カロートや化粧砂利などの費用も含まれていることがあります。

墓誌代

墓誌とは、お墓の傍らに設置された、被埋葬者の没年月日や戒名、享年などを刻んだ石です。
蓋墓誌といって、カロートの蓋に戒名彫刻が施されたものもあり、その場合は彫刻費のみかかります。
墓誌の代金は、墓石代や外柵代に含まれていることが多くあります。

その他付属品代

その他の付属品には、塔婆立や花立、化粧砂利があります。

塔婆立とは、塔婆を建てるための台です。
塔婆立には、ステンレスやアルミ製のものや石でできたものがあります。
費用は長さによって異なりますが、数千円~1万円です。

花立とは、花を供えるのに使用する花器です。
耐久性の高いステンレス製のものがよく使われています。
プラスチック製やアルミ製のものは、劣化しやすいので避けましょう。
費用は、数千円~2万円程度です。

化粧砂利とは、お墓の見栄えを良くし、雑草が生えるのを防ぐために区画内に撒く石です。
費用は、通販で購入すると三千円程度ですが、基本的には外柵の費用に含まれています。

彫刻代

お墓の彫刻には、墓石本体の彫刻墓誌の戒名彫刻があります。

墓石本体の彫刻は、石碑正面に彫られた彫刻です。
「〇〇家之墓」や「南無阿弥陀仏」と彫られることが多いですが、最近は「平和」や「絆」など好きな言葉を石碑に彫刻しているお墓も増えています。
正面彫刻の費用は、墓石代に含まれることがほとんどです。

また、お墓に1体納骨する度に、墓誌への戒名彫刻料が発生します。
費用は、3~8万円程度です。

お墓の購入にかかる費用

お墓の購入には、墓石代や工事費の他にも様々な料金が発生します。
それぞれの料金について解説します。

永代使用料

永代使用料とは、墓地の区画を使用するための費用です。
永代使用料を支払うことで、区画を墓地が続く限り、または墓じまいをして区画を返すまで使用することができます。
永代使用料は、区画が広いほど高くなります。

納骨作業料

納骨作業料とは、お墓に遺骨を入れる際に発生する作業料です。
カロートの蓋は、石でできているため非常に重く、慣れていない方が取り外すのは危険です。
そのため、お墓を建ててくれた石材店のスタッフ、または霊園のスタッフが、納骨をしてくれます。
費用は、5万円程度です。

開眼法要のお布施

開眼法要とは、墓前で僧侶にお経を読んでいただき、お墓に魂を宿す儀式です。
開眼法要を行うことによって、お墓は神聖な祈りの対象となります。
僧侶にお経をあげてもらうため、お布施を支払います。
お布施はあくまで気持ちを包んだものなので、いくら以上支払わなければならないということはありませんが、3~5万円が相場といわれています。

入檀料

入檀義務のあるお寺の墓地にお墓を購入することは、お寺の檀家になるということです。
檀家になる際には、入檀料をお寺に支払います。
入檀料の相場は10~30万円をいわれています。

管理料

お墓を購入すると毎年管理料が発生します。
管理料とは、墓地の清掃や植栽、水道料金など、墓地の維持に使われる費用です。
管理費を支払っていても、個々のお墓の管理はしてもらえないので注意しましょう。
年間管理費の相場は、5千~2万円です。

墓石の値段 事例3つ!

お墓の値段は、お墓の形や大きさ、石の種類で大きく変動します。
よくある例を通して見ていきましょう。

コンパクトな洋型のお墓

コンパクトな洋風墓-オクノ(泉屋)
墓石代 524,000円
区画の広さ 0.5㎡
石の種類 G654

こちらは、近畿地方の民営霊園に建てられたコンパクトな洋型墓石です。

付属品が少なく、非常にシンプルな造りになっています。
たとえば、カロート(納骨室)の蓋に戒名等を彫刻する蓋墓誌を採用しており、外付けの墓誌を設置していません。
蓋墓誌にすることによって、その分付属品を少なくし、価格を抑えることができます。

石の種類は、中国産のグレー系御影石として代表的なG654を使用しています。
G654は、手ごろな価格と濃いグレーの深みのある色合いを特徴とした石です。
水を吸い込みやすい性質があり、経年劣化に弱い石ではありますが、価格を抑えてお墓を建てたい方に根強い人気があります。

スタンダードな和型のお墓

スタンダードな和型-葵石材
墓石代 1,398,148円
区画の広さ 1.2㎡
石の種類 G654

こちらは、関東地方の民営霊園に建てられたスタンダードな和型墓石です。

地上に位置する部分にカロート(納骨室)が設置されているタイプである丘カロートを採用しており、カロート(納骨室)内に湿気が溜まりにくい構造になっています。

石の量が洋型に比べて多い和型ですが、G654を使用することで立派ながらもお求めやすいお墓になっています。

高級な和型のお墓

高級墓-葵石材

墓石代 3,909,091円
区画の広さ 3.0㎡
石の種類 MU/G688

こちらは、関東地方の民営霊園に建てられた高級な和型墓石です。

塔婆立てや外柵までそろった立派なお墓です。
また、免震施工が施されており、震度7クラスの地震を想定して造られています。

石碑には、インド産高級黒御影として評価が高いMUを使用しており、美しい光沢を帯びています。
MUは、非常に硬く、経年劣化に強い石です。
外柵には、比較的お求めやすい中国産石材G688を使用し、コストを抑えています。

墓石の価格を左右する5つのポイント

墓石の値段はいくら?相場価格や費用を抑える方法を解説!
墓石の値段は、使用する石の量で変動するというお話をしましたが、そのほかにも墓石の値段を左右するポイントがあります。

1.石材の種類
2.お墓の形
3.区画の大きさ
4.お墓の付属品の有無
5.墓地の立地

1.石材の種類

石材の種類は、300種を超えるといわれています。

お墓といえば、グレーや黒の石というイメージがありますが、近年では赤やピンク、緑など様々な色の石を墓石材として使用しています。
石の産地は、国内だけでなく、中国産やインド産などの海外産のものもよく墓石に使われます。

産地に関係なく、需要が高くて採掘量が少ない石は値段が高くなります。
もっとも高いといわれているのは、香川県産の庵治石(あじいし)です。
庵治石は、「花崗岩のダイヤモンド」と呼ばれており、磨くと美しいつやがでます。
石は模様の細かさで、「中目」「中細目」「細目」などの等級が分かれており、「細目」がもっとも細かく高級です。

対して、G623(じーろくにーさん)やG688(じーろくはちはち)などは採掘量が多く、お求めやすい価格です。

石材店に墓石の見積もりを出してもらって、金額が高いと感じた場合は、「もっと安くて似た風合いの石はありませんか?」と聞いてみるとよいでしょう。

2.お墓の形

お墓の形によって、使う石の量が異なるため、値段も変動します。

また、デザイン型のお墓は、オーダーメイドのため、その分複雑な加工をする必要があり、加工費が高くなります。
値段は高めになりますが、デザイン型のお墓では、サッカーボールやピアノなどの形をしたお墓など、故人の特徴や好きだったものを反映したお墓を建てることができます。

3.区画の大きさ

区画が大きいほど、建てるお墓も大きくなるため、費用が高くなります。
対して、小さい区画であれば、費用を安く抑えることができます。

4.お墓の付属品の有無

石灯籠や五輪塔などの付属品をつけると、その分総額は高くなります。

お墓に使用する石灯籠を墓前灯籠といいます。
お墓に1対、または右側に1基設置するのが一般的で、故人があの世で迷わないようする道あかりという意味があります。

費用相場は、4~20万円程度です。
ただし、国産の石を使ったものは、100万円くらいになることがあります。

五輪塔とは、仏を迎え入れるための仏塔です。
大きな区画に石碑と並べて建てることが多く、五輪塔を建てることで死者が特別な修行をしなくても浄土へ行くことができるという考え方があります。

費用相場は、20~150万円程度です。
五輪塔も石碑と同じように、使う石の量や石材の種類で費用が大きく変動します。

5.墓地の立地

墓地の立地条件によって、お墓の施工費が変動します。
例えば、山の中などの施工しづらい場所にあると、施工費は高くなります。
対して、道幅が整備された都市部の霊園では、施工がしやすいため、施工費が加算されることはありません。

お墓の値段を安く抑える方法3つ!

墓石の値段はいくら?相場価格や費用を抑える方法を解説!
墓石の値段を左右する要因について解説しました。
では、お墓の値段を安く抑えるにはどのようなお墓を選べばよいのでしょうか。
お墓の値段を安く抑える3つの方法について解説していきます。

3.アウトレット墓石を購入する

アウトレットモールで販売されている衣服や家電と同じように、墓石もアウトレット価格で販売されていることがあります。

理由としては、展示品の入れ替え大量に仕入れた型の在庫処分などが挙げられます。

アウトレット墓石でも、通常の墓石と同様にアフターサービスや保証書がついているため安心してご購入いただけます。

ただし、アウトレット墓石は販売期間や販売数が限定されていることがほとんどです。
お墓を建てる石材店に、アウトレット墓石の取り扱いがないこともありますので、ご注意ください。

4.郊外の墓地を選ぶ

永代使用料の高さは、土地の値段の影響を受けます。
そのため、都市部などの土地の価格相場が高い地域は、永代使用料も高くなる傾向があります。
都心でなくても問題ない場合は、郊外の墓地を検討してみるのもよいでしょう。

5.公営の墓地を選ぶ

多くの場合、公営の墓地はお寺や民間の墓地に比べ、面積あたりの永代使用料や年間管理費が安く設定されています。
ただし、土地の価格が高い都立霊園では、永代使用料だけで一千万円を超えてしまうケースもあります。

永代使用料が安くても、公営墓地は大きい区画の募集が多く、結果的に大きいお墓を建てることになり、費用が高くなることもあります。
そういった場合は、寺院墓地や民営墓地の小さな区画を購入した方が安く済むでしょう。

大きいお墓を費用を抑えて建てたい場合は、公営の墓地を検討してみましょう。

値段を明記しない石材店が多い理由

お墓のポータルサイトや石材店のサイトを見ていると、お墓の価格がはっきりと明記されていないことが多くあります。
例えば、価格表の「石材工事費」や「総額」の欄に「お問い合わせください」と書かれていることです。

その理由としては、HP上での価格と実際に見積もりを取った際の価格のギャップが発生することが挙げられます。

お墓の値段は、石材の種類やお墓の形やデザインによって大きく変動します。
HP上で明記されているお墓の価格は、一番安い石材を使って建てた場合の価格であることがほとんどです。
実際に石材店に要望を伝えて出してもらった見積りは、HP上の価格と異なる場合があることを押さえておきましょう。

値段が明瞭な墓石セットや墓石カタログ

霊園によっては、永代使用料と墓石代をセットにした価格を提示しているところがあります。
セット価格には、永代使用料と墓石代の他に、基本彫刻料や工事費が含まれています。
そのため、金額が明瞭です。
しかし、お墓の形はある程度決められており、自由にお墓の形をデザインすることはできません。

また、墓石のカタログを出している石材店もあります。
墓石のカタログには、区画の大きさごとに、様々な形の墓石とその値段が掲載されています。
料金表示が明瞭で、わかりやすいことが特徴です。

しかし、墓石カタログの場合も、墓石の形がある程度決められているため、自由にお墓の形をデザインすることはできません。
その上、墓石カタログだけで決めてしまうと、実際に建ったお墓がイメージと違ってしまうこともあり得ます。
必ず、現地でその石材店が建てたお墓を見て、判断しましょう。

値段だけで決めない!お墓選びのポイント3つ!

お墓の値段もお墓を選ぶ上で重要なポイントですが、他にも大切なポイントがあります。
値段だけで決めてしまって後悔してしまうことがないよう、ポイントを押さえましょう。

1.誠実で信頼できる石材店に工事を依頼する

石材店との付き合いは、霊園やお寺と同様永く続きます。
なぜなら、お墓を建てるだけで終わりではなく、その後の納骨やお墓のメンテナンスを依頼することがあるためです。

中には、安価な石を高額なブランド石材だと偽って販売するところや粗悪な工事をする悪質な石材店もいるので、そういったトラブルを避けるためにも、誠実で信頼できるか石材店なのか精査することは大切です。

誠実な石材店選びのポイントとしては、担当者が質問などに丁寧に答えてくれるかや、見積もりを迅速に出してくれるかがあります。
また、その石材店のHPを確認し、その石材店が歴史ある石材店なのかを調べてみてもよいでしょう。
実際にその石材店が作ったお墓を見て判断するのも一つの手です。

2.墓地の立地や地盤に問題がないか確認する

立派なお墓を建てても、そのお墓が土砂災害に巻き込まれてしまったり、地盤がゆるくてお墓が傾いてしまったら元も子もありません。
そういったトラブルを防ぐために、事前に自治体のハザードマップで墓地の安全性を確かめたり、石材店や霊園スタッフに墓地の立地や地盤について質問してみましょう。

3.高齢になっても気軽にお参りができる墓地なのか

お墓を建てる墓地や霊園が、高齢になっても気軽にお参りができる場所にあるのか購入前に考えましょう。
車でしか行けない墓地だと、いつか免許を返納したときに、誰かに墓地まで連れて行ってもらう必要があります。

また、墓地・霊園がバリアフリー設計になっているかも重要なポイントです。

お墓の費用の支払い方法

お墓の支払い方法は、費用の種類によって異なります。

永代使用料

永代使用料は、墓地のご契約時に一括で支払います。
支払い方法は、現金支払いが多いですが、銀行振込、小切手、ローンに対応している霊園もあります。

墓石の費用

墓石の費用は、工事前と完成時で2回に分けて支払う、または、工事前、工事中、完成時の3回に分けて支払う方が多いようです。
支払い方法は、基本的に銀行振込、クレジットカード、ローンでお支払いいただけます。
また、事前に石材店と日程を調整して、石材店スタッフがご自宅まで集金を行うこともあります。

墓石を建てるよりも値段が安い 永代供養墓やお墓を建てない供養方法

予算があまりなく、墓石を購入するか迷われている方におすすめなのが永代供養墓です。

樹木葬

都市型樹木葬のイラスト
樹木葬とは、石の代わりに木や花などの植物を使い、その周囲に遺骨を埋葬するお墓です。
永代供養のお墓の一種のため承継の必要がなく、1~4名程度で1つの区画を使用できるものが多くあります。
そのため、単身者の方、ご夫婦、ご家族など様々な単位でご利用いただけます。

樹木葬は埋葬方法ごとに、「合祀型」「個別型」「集合型」に分けられます。
それぞれの費用相場は以下のようになります。

埋葬方法別の費用相場
合祀型 5~20万円
集合型 20~100万円
個別型 50~100万円

それぞれの種類の樹木葬について解説していきます。

合祀型

合葬型樹木葬のイラスト
合祀型は、1つのシンボルとなる植物の周囲に複数の遺骨を埋葬する方法です。
同じ合祀型でも埋葬する穴は個別になっているタイプや1つの大きな穴に複数の遺骨を埋葬するタイプがあります。

費用相場は、5~20万円程度で、一番安価なタイプです。

タイプによっては遺骨が他のものと混ざってしまうことが多いというデメリットはありますが、予算があまりない場合などにおすすめです。

集合型

集合型樹木葬のイラスト
集合型は、1つのシンボルとなる植物の周囲に、複数の区画を設け、その区画ごとに埋葬する方法です。
1区画あたり1~4名程度で使用するものが多く、承継には向きません。

費用相場は、20~100万円程度です。
使用人数が多ければその分費用は高くなります。

区画に遺骨を納めるのに期限が設けられていることが多く、期限後は合祀されます。

個別型

個別型樹木葬のイラスト
個別型は、区画ごとに1つのシンボルとなる植物が植えられており、その根元に遺骨を埋蔵する方法です。
合祀型と集合型は個別の参拝スペースでお参りをしますが、個別型は墓石のお墓と同じようにお参りをすることができます。

個別の区画を確保するため、一番高価なタイプです。
費用相場は、50~100万円程度です。

個別型でも、個別での安置に期限が設けられていることがあり、期限後は合祀されます。

納骨堂

納骨堂とは、遺骨を収蔵する施設です。
屋内にあるため、天候などに左右されず快適にお参りいただけます。
また、墓石のお墓のように手入れなどが必要ないことも魅力です。

納骨堂には、大きく分けて「ロッカー式」「自動搬送式」「仏壇式」の3種類があります。
納骨堂の種類ごとの費用相場は、以下のようになります。

納骨堂のタイプ 永代供養(使用)料 収容人数の目安
ロッカー式 50-100万円 2-4人
自動搬送式
(マンション型)
80-120万円 8人
仏壇式 100-200万円 4-10人

それぞれの種類の納骨堂について解説していきます。

ロッカー式

ロッカー式納骨堂イラスト

ロッカー式納骨堂とは、ロッカーのような戸棚に、骨壺に入った遺骨を納めるタイプの納骨堂です。
ロッカーといっても簡素なものではなく、扉に美しい絵が描かれていたり、装飾が施された立派なものが多くあります。
屋内のため、火気があるものはお供えできませんが、戸棚の中にお位牌やお写真、お花を置くことができるところもあり、故人を想いながらお参りできます。

ロッカー式は、他のタイプの納骨堂に比べて、初期費用や維持費が低めです。
費用相場は1区画50~100万円程度です。
多くの場合、棚の位置によって値段が変動し、お参りのしやすい目線の高さにある棚の価格は高めに設定されます。
お参りのしづらい上の段や下の段は、値段が低く設定されます。

ほとんどの場合、個別の戸棚に遺骨を安置するのに期限が設けられていることが多く、期限が過ぎると合祀されます。
また、戸棚の中に納められる人数には限りがあり、1~4名程度、多くても8名までしか利用できません。
そのため、代々受け継いで使用するのには向きません。

自動搬送式

自動搬送式納骨堂イラスト

自動搬送式納骨堂とは、参拝スペースに遺骨が自動的に運ばれてくるタイプの納骨堂です。
遺骨は、厨子と呼ばれる入れ物に収蔵され、普段は参拝者からは見えないバックヤードに安置されており、からお参り時のみ参拝スペースにセットされます。
自動搬送式の納骨堂は、マンションのような見た目であることが多いため、「マンション型」とも呼ばれます。

納骨堂の中でも新しいタイプのため、多くの場合、駅の近くなどのアクセスの良い場所に建てられています。
また、建物自体が耐震構造になっているなど、災害対策がしっかりしているところも多くあります。

費用相場は、80~100万円程度です。
機械のメンテナンスをする分、管理費が年間管理費が1~2万円と高めです。

50年など、あらかじめ期限が設けられており、期限後に合祀されるところもありますが、年間管理費を支払いつづける限り納骨堂を使用できるところもあります。
1~8体収蔵できるものが多く、ご家族での使用に向いています。

仏壇式

仏壇式納骨堂イラスト

仏壇式納骨堂とは、仏壇が付属している納骨堂です。
1区画に1つの仏壇が割り当てられており、お参りの際は家の仏壇と同じように手を合わせます。
多くの場合は、上段が仏壇、下段が納骨スペースの二段構造になっています。

仏壇は、豪華で立派なものが多く、お参りのときに威厳を感じられます。
他の納骨堂に比べ、利用者の宗教宗派を限定している場合が多くあります。

仏壇式は、他のタイプに比べて費用が高めです。
費用相場は、100-200万円程度です。

遺骨の収蔵スペースが大きく、4~10名と大人数で使用できます。
管理料を支払っている限り、代々引き継いで使用できるところが多くあります。

合祀墓

合葬墓・合祀墓のイラスト

合祀墓とは、骨壺から取り出した遺骨を、1つの大きな納骨室に他の人のものとまとめて納骨するお墓です。
個別での埋蔵に期限が設けられている永代供養墓の遺骨は、期限後に合祀墓に移されます。

合祀墓は一番価格が低いお墓で、費用相場は1人あたり10~30万円程度です。

一度合祀墓に納骨してしまうと、二度と取り出すことはできないため注意が必要です。

散骨

散骨のイラスト
散骨は、パウダー状に粉砕した遺骨を撒いて自然に還す供養方法です。
散骨には、大きく分けて海洋散骨山林散骨があります。

海洋散骨は、海にパウダー状になった遺骨を撒くことです。
日本海洋散骨協会のガイドラインで、船で海岸から1.5km以上沖に出て、周囲で漁業を行っていない海域で行わなければならないと定められています。
したがって、個人で散骨を行うのは難しいため、海洋散骨を専門としている業者に散骨を依頼するケースがほとんどです。

山林散骨は、山にパウダー状になった遺骨を撒くことです。
山林散骨に関しても、自分の所有している土地で、近隣住民に迷惑がかからない場所でしか散骨できないため、個人で行うのは難しくほとんどの場合業者に依頼します。

散骨の費用相場は、遺骨の撒き方によって変わります。
1家族が単独で船を利用して海洋散骨を行う場合は、20~30万円程度です。
山林散骨にしても、遺族が指定の場所で散骨する場合は、10万円程度かかります。
お骨をゆうパックで業者に送り、業者に散骨してもらう場合は、5万円前後で収まることが多くあります。

一度散骨をしてしまうと、散骨した分の遺骨は手元に戻らないため、散骨を選択する場合は親族の同意を得ておきましょう。

手元供養

自宅供養のイラスト
手元供養とは、遺骨を分けて、手元で供養することです。
また、アクセサリーやキーホルダーなどを使って供養品を身に着けるものも手元供養に含まれます。
近年では、後者の意味で使われることが多い言葉です。

手元供養の費用相場は、手元供養品の種類によってかなり変動します。
分骨用の小さい骨壺は、数千円~10万円程度です。
アクセサリーは、数千円~30万円程度です。

アクセサリーの場合は、チェーンに金を使っているものなどは一般的なアクセサリー同様に費用が高くなります。

お墓を建てるのに比べれば費用が安く、故人を身近に感じることができるというメリットがあります。

しかし、湿度の高いところに遺骨を置いてしまうと、カビが生えてしまうこともあるため管理には注意が必要です。
また、最終的には遺骨をどこかへ埋葬、または散骨する必要があります。
いつまで手元供養をするのか、あらかじめ決めておきましょう。

まとめ

墓石の値段相場は、130万円前後です。
墓石の値段は、使う石の量や石の種類、墓地の立地によって大きく変動します。
墓石を安く購入したいのであれば、小さくてシンプルなお墓にするか、アウトレット墓石がないか聞いてみましょう。
予算が少なく、お墓の承継に不安がある場合は、永代供養墓を検討してみましょう。