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永代供養墓の種類と選び方を徹底解説!跡継ぎがいない人必読

永代供養墓のイメージ1

跡継ぎがいない人はお墓をどうするかを調べていると、「永代供養」という言葉が出てきます。

永代供養がついているお墓を永代供養墓と言います。
ですが、一口に永代供養墓と言ってもとても多様な種類があります。
自分の希望にマッチしたお墓が探せるよう、今回の記事では、永代供養墓の種類を紹介します。

1.永代供養とは何か

最初に「永代供養」とは何を指すのかという点について解説します。

1-1.永代供養とは

永代供養とは、三十三回忌または五十回忌など一定期間の法要までの間は、個別安置期間として、寺院や霊園などの墓地管理者がお墓の維持管理と法要などの供養を遺族に代わって行ってくれる埋葬方法です。
ですから、お墓を維持する人、お墓参りをする人、回忌法要やお盆などの供養をする人がいない場合でも、安心して眠ることができます。

ただしここで注意したいのは、個別で供養される期間には限りがある点です。
永代供養は三十三回忌または五十回忌などの一定期間まで個別の供養を代行し、それ以降は遺骨をほかの人の遺骨と合祀し、お盆などの法要をまとめて行う、というものなのです。

なお、この期間には日本の宗教観が根底にあると考えられます。
現在の日本では仏教と神道は別の宗教ですが、これはごく最近、明治になってから始まったもので、その歴史は150年ほどしかありません。
むしろ日本では仏教と神道は混合された、表裏一体の宗教でした、これを「神仏習合」と言い、その歴史は1000年以上あります。

仏教と神道を合わせた日本の宗教観あるいは死生観では、人は亡くなると49日間は霊魂が成仏しないでこの世に存在するとされています。
そして49日目になると、成仏しあの世の存在になりますが、そこではまだ人格を持った霊魂のままです。
霊魂が人格を喪失して、先祖の霊の集合体、つまり祖霊の一部になるのが、33年後または50年後です。

この考えをベースに、宗派にもよりますが、仏教では33年間または50年間は個人としての霊魂を法要し続けます。
その最後の法要が、三十三回忌または五十回忌なのです。

1-2.永代使用権との違い

永代供養と似た言葉ですが、内容が全く異なるのが「永代使用」です。
一般的には「永代使用権」という言葉として触れる機会が多いでしょう。

永代使用権とは簡単に言うと墓地の使用権のことです。
意外かもしれませんが、実は墓地を購入たしといっても、それは墓地の所有権を取得したことではありません。
墓地はあくまで寺院や霊園の所有であって、墓地を買ってもそれは使用権を取得したことに過ぎないのです。
ただし、一度取得してしまった使用権は、毎年の管理費を払っている間は、期限なく利用することができます。
この期限なくお墓を利用でき権利を「永代使用権」と言います。

永代使用権は墓地の借地権、永代供養は供養のシステムなので、全く別物です。
管理費を支払ってる間は個別の安置スペースを使える永代供養墓もあるので、永代使用料と永代供養料をパックで売り出していることもあります。

2.永代供養付き墓地の種類

故人の遺骨を永代供養してもらうためには、永代供養がついた墓地を取得し、故人をそこに埋葬する必要があります。
そこで以下では永代供養のがついた墓地をご紹介します。

2-1.樹木葬

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓です。
樹木葬にもいくつか種類があり、合祀型集合型個別型とあります。

合祀型は、一本の木の周りに遺骨を直接土に埋葬していくタイプです。区画が分かれていないので、どこに埋葬したのかわ厳密に分からなくなります。
集合型は、一本の木の周りに区画を複数設けるタイプです。石室で区画が分かれており、明確にお参りする場所が分かります。
個別型は、一人または一区画につき樹木を一つ植樹するタイプです。土に還すタイプと、そうでないタイプがあります。

樹木葬自体の要件として永代供養があるわけではなく、永代供養のない樹木葬もあります。
しかし樹木葬を希望する人は、旧来の法要方法にあまり価値を置いておらず、むしろ遺族の負担になる法要をしてほしくないという考えを持っている人が多いため、樹木葬墓地はほとんどの場合、永代供養がついています。

ただし、公営墓地の樹木葬では永代供養がつきません。
それは、自治体が故人を祭祀したり供養するために特定の宗教を選ぶことができないためです。
公営の樹木葬の場合は、故人は埋葬されたきり、お参りに訪れる人がいなくなると供養されなくなります。

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2-2.寺院や霊園の納骨堂

納骨堂とはまさに遺骨を納める建築物や施設のことで、寺院墓地や霊園などの一画に設けられたり、墓地とは別に独立したビルなどとして建設されたりします。

納骨堂も納骨堂の要件に永代供養があるわけではありません。
しかし利用する人のニーズが永代供養を求めていることが非常に多いため、ほぼすべての納骨堂には永代供養がついています。

納骨堂にもいくつか種類があり、ロッカー式、自動搬送式(マンション型)、仏壇式、棚式、位牌式などがあります。

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2-3.合祀墓・共同墓・永代供養塔

遺骨を個人として個別に埋葬するのではなく、最初からほかの人の遺骨と一緒に埋葬する方法を、合祀墓あるいは共同墓といい、その埋葬場所の上には永代供養塔などが建てられます。
最初から遺骨を骨壺から出して埋葬するタイプと、最初の期間は墓石でできた棚のようなところに骨壺で個別安置するものがあります。
合祀墓あるいは共同墓の場合は、最初から遺族が故人を法要することを考えていませんので、永代供養が必須要件になります。

ただし樹木葬と同様、公営墓地の場合は合祀墓も、埋葬された故人の供養はされません。
公営の合祀墓は「無縁塚」などと言われることもあります。

2-4.レンタル墓、有期限墓

最近注目されているのが、レンタル墓または有期限墓というものです。
これはその名の通り墓石を賃貸、レンタルしてそこに埋葬する方法です。
この場合は、墓地には永代使用権はありません。したがって、有期でのお墓の利用になります。

跡継ぎはいないけどちゃんとしたお墓が欲しいといった場合はおすすめです。
レンタル期間は10年などの単位で決められており、都度更新できます。

ほとんどの場合は永代供養がついており、初期費用に合祀墓への改装費用や墓じまいの料金が含まれています。

2-5.永代供養が付いている一般墓

数は多くありませんが、一般墓の区画に永代供養を付けている霊園もあります。
具体的には、一般墓を購入する費用に加えて、合祀墓への改葬と墓じまいの費用が初期費用に含まれます。

もしいずれ跡継ぎがいなくなってしまった時も、墓地の管理者にその旨を伝えれば後の処理は全て行ってくれるので安心です。

2-6.その他オブジェに納骨するタイプ

以上のような「お墓」の外観を維持しながら永代供養を行う永代供養墓のほかに、墓地にコンパクトなオブジェを建て、そこに納骨し永代供養してもらうという永代供養墓もあります。
この埋葬方法の場合は、一見してお墓とはわからない場合も多いです。

3.場合別!永代供養墓の選び方

次に自分または個人の状況によってどのような永代供養墓を選べるかということについて解説します。

3-1.個人で使いたい

一人暮らしで跡継ぎもいないといった場合は、普通のお墓より永代供養のお墓を用意しておくのが現実的です。
一人でお墓を利用するなら、以下のような永代供養墓がおすすめです。

・合祀墓
・樹木葬(合祀など)
・納骨堂(ロッカー式、位牌式など)

複数人用の区画を設けている永代供養墓だと、人数分費用も高くなります。
一人で利用することを考えるなら、一名区画で扱っているところを探しましょう。

合祀墓にすると、費用を安くすることができます。ただし、最初から他の人と遺骨が一緒くたになります。

樹木葬の場合だと、合祀でも遺骨は別々の穴に埋葬されるので、他の方と遺骨が混ざらず、土に還ります。
個別でお参りする場所が欲しい場合は、1人区画からプレートを置けるものもあるので、探してみましょう。

納骨堂を考える場合は、位牌式などが良いでしょう。
ロッカー式でも1名区画から用意されていることもあります。

3-2.夫婦で使いたい

子どもがいないのでお墓は維持できない、二人だけのお墓が欲しいといった場合は、永代供養付きの夫婦墓を求めましょう。
夫婦で利用するなら、以下のようなお墓がおすすめです。

・合祀墓(個別安置期間があるもの)
・樹木葬(集合型)
・納骨堂(ロッカー式)
・オブジェタイプ

夫婦で利用したいと考えるなら、やはり二人で一つのお墓が良いですね。
しばらくの期間は二人だけのお墓が欲しい場合は、個別安置期間が設けられているものがおすすめです。
かといって、大人数で使用するわけではないのでスペースは最低限で良いでしょう。

合祀型の中には、一定期間個別区画で安置してもらえるものもあります。多くの場合、屋外に大きな墓石の棚のようなものがあり、そこに納められます。
樹木葬であれば、集合型のお墓がおすすめです。一定期間は石室に骨壺で納められるので、二人だけのお墓を持つことができます。
納骨堂であれば、ロッカー式だと夫婦区画を扱っているところが多いです。
この他、種類は多様ですが、オブジェタイプの中には二人用の小さなお墓を持つことができることもあります。

3-3.家族で使いたい

子どもはいるけど独身、親と自分と子供まで3世代分納骨したいといった場合は、収容スペースもそれなりに必要になってきます。
家族で永代供養墓を検討するなら、以下のようなお墓がおすすめです。

・納骨堂(自動搬送式、仏壇式)
・レンタル墓
・永代供養がついている一般墓

納骨堂の場合は、自動搬送式や仏壇式だと人数が多くても対応できます。
自動搬送式ならおおむね8体納骨できるでしょう。仏壇式であれば10体以上収容できるものもあります。
対して、ロッカー式だと4体までなどの区画が多いため、人数によっては足りなくなることもあります。

レンタル墓や永代供養がついている一般墓であれば、形状は一般墓と変わらないため、普通の家墓と同様に使うことができます。

3-4.お金がない

お金がない場合は、下記のような永代供養墓がおすすめです。

・合祀墓
・樹木葬(合祀)

いずれも一体ずつ埋葬するものです。
合祀墓や、合祀型の樹木葬だと、最も安くて1体5万円程度でできます。
ただし、一度埋葬するとその後取り出すことはできないので、注意が必要です。

もし1体5万円でもお金が厳しい場合は、「送骨サービス」を使うとさらに安く対応していることろもあります。
送骨サービスとは、遺骨をゆうパックでお寺に郵送し、そのまま合祀墓に入れて供養してもらうサービスを言います。
かなり安い所だと、送料込みで2万円などでできます。

3-5.屋内が良い

屋内型の墓所のメリットは、天気や天候を問わず快適にお参りできる点にあります。
屋内の永代供養墓は、以下の通りです。

・納骨堂

特に新しくできている納骨堂だと、バリアフリーになっていたり、エレベーターが完備されていたりと、設備が充実しています。
また、自動搬送式のものはほとんど駅の近くにあるためアクセスしやすく、気軽にお参りができます。

3-6.跡継ぎがいないが一般墓が欲しい

跡継ぎがいないけど納骨堂や樹木葬では物足りない、墓石のお墓にお参りしたいという場合は、以下のようなお墓がおすすめです。

・レンタル墓
・永代供養がついている一般墓

どちらも見た目は一般的なお墓と変わらないため、扱いも同様にできます。
お参りの際には水をかけて掃除したり、お供えをすることもできます。

初期費用に墓じまいの費用が含まれますので、子供の代に迷惑をかけるといったこともありません。

4.まとめ

永代供養とはどういうもので、種類には何があるのかということがよくおわかりいただけたのではないでしょうか。
永代供養は遺族に負担をかけない方法なので、今後も増えていくことが予想されます。
自分のお墓の維持管理、あるいは法要の負担を遺族にかけたくないという場合は、以上の解説を参考に、永代供養を検討してはいかがでしょう。

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