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お墓の平均的な価格はどれくらい?費用の決め手は?

お墓の平均価格の画像1

身内が亡くなっていざお墓を建てようと思っても、どこに頼めばいいのか、お墓を建てたいけど費用はどれくらいかかるのか、といったことがすぐに分かる人は少ないのではないでしょうか。

お墓は生涯のうちに何度も買うものではありません。
費用相場がどれくらいなのか、よく分からない人がほとんどだと思います。

今回はお墓を建てるときに知っておかなければならない事柄や、お墓を建てるときにどれくらいの費用がかかるのかを見ていきます。

目次

1.お墓を購入する流れ

2.お墓の費用は大きく墓石代と永代使用料に分かれる
2-1.墓石代とは?
2-2.永代使用料とは?

3.永代使用料の平均価格

4.墓石の平均価格とその決め手
4-1.墓石の平均的な価格
4-2.墓石の価格を決める要因
4-2-1.石材の量
4-2-2.石材の種類
4-2-3.石材の種類
4-2-4.加工の場所
4-2-5.加工の形状
4-2-6.仕入れのルート
4-2-7.墓石のデザイン
4-2-8.霊園の種類

1.お墓を購入する流れ

墓所には公営墓地、民間墓地、寺院墓地がありますが。また、永代使用権をその管理者から取得し、その費用を支払います。
次に墓石を選びますが、そのための石材店を選ばなくてはなりません。
知っているところがあればそこでかまいませんが、その店の評判なども聞いておいた方がいいかもしれません。
石材店が決まったら、石材の種類やデザインなどを決めて契約します。そこから石材店による工事を進めることができ、完成したら費用を支払います。

また、民営霊園でや寺院墓地では出入りできる石材店が決まっている場合があります。
墓地より石材店にこだわりたい場合は、先に霊園ではなく石材店に相談しましょう。

2.お墓の費用は大きく墓石代と永代使用料に分かれる

お墓にかかる費用は大きく墓石代と永代使用料に分かれます。
お墓の値段価格を決めるのはこの2つ次第です。

2-1.墓石代とは?

墓石代とは、その名の通り墓地に建てる墓石の価格です。
費用は石材店に支払われます。
ただし、墓石代といった場合にはお墓を建てる工事費や彫刻の料金までを含めること多いです。

墓石の価格は、墓石の産地や量、デザインによって左右されます。

2-2.永代使用料とは?

永代使用料とは、墓地にかかる費用のことです。
費用は霊園や墓地の管理者に支払われます。

ここで注意すべき点は、永代使用料を払っても墓地の所有権は買えないということです。
永代使用料とは、墓地の「永代使用権」を買うための費用です。
永代使用権とは、「永代に渡り(その家が存続する限り)墓地を使用できる」権利のことを言います。
つまり、跡継ぎがいる限りは無期限に墓地を借り続ける権利ということになります。

なので、永代使用料を払って墓地を購入したとしても、固定資産税など不動産にかかる税金は発生しません。
また、墓地はただ借りているだけの状態なので、転売や転貸しもできません。

ただし、お墓を移転したり撤去したりして墓地を使わなくなったとしても、永代使用料は返還されません。

3.永代使用料の平均価格

永代使用料の全国的な平均価格は約60万円ということです。
ただし、地方によってかなり開きがあります。
都内のお墓では1平米80万円くらいでも、検討エリアの霊園の永代使用料をいくつか見ることをお勧めします。

この他、永代使用料は交通の便や陽当たり、や寺院のランクなどによっても変わってきます。
なお、毎年支払うことになる管理料については、3,000~12,000円程度が相場となっています。

4.墓石の平均価格とその決め手

では、実際には墓石はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ここでは、墓石の平均的な価格と、価格を決める要因について解説します。

4-1.墓石の平均的な価格

墓石は、100万円強が平均的な価格です。
概ね7割程度の人が80-120万円で買っています。

4-2.墓石の価格を決める要因

墓石の平均価格は100万円強とご紹介しましたが、実際には100万円以下で買う人もいますし、300万円ほどかけて買う人もいます。
墓石の価格はどのように決まるのでしょうか。
墓石の価格を左右するポイントを見ていきましょう。

4-2-1.石材の量

これは想像がつきやすいかと思いますが、お墓に使用する石の量が多いほど価格は高くなりますし、少ないほど安くなります。
たとえば、8寸2段の墓石と9寸2段の墓石では使用する石材の量が30%前後違ってきますから、その分の価格も同じように30%ほど違ってきます。

区画が広くなれば使用する石材の量が増えるので高くなりますし、区画が狭ければ少量の石材でお墓を建てられるので安く抑えられます。
また、墓碑のサイズは同じでも、台座の部分や外柵でどの程度石材を使うのかでも値段が乾てきます。

4-2-3.石材の種類

お墓は石材の種類によって何倍もの価格差がでてきますが、希少な石材ほど高く、多く採れる石材は安くなります。
墓石に使用する石材の種類には実に100種類以上もあって、最も高い石材は最も安い石材の10倍以上します。
最も安い石材は中国産であり、最も高い石材は日本産です。

また、同じ種類の石材でも「等級」があって、その価格差は2倍以上違ってきます。
「等級」の高い石材ほど目が細かく、色が濃いといった特徴がありますし、希少価値のあるものの方が価格は高くなります。

4-2-4.加工の場所

日本国内での加工品は高く、中国での加工品は安くなります。加工の場所では大きく分けて日本国内と海外のどちらかです。
日本のお墓のうち、約8割は中国で加工されたものです。

それくらい中国では日本向けの墓石加工が盛んだといえます。
加工費用が安いために、わざわざ日本の石材を中国まで運んで加工し、再度日本に運ぶことになるのですが、運搬費用を差し引いても、中国の加工費用が安いということです。
また、複雑な形状になるほど、日本と中国での加工費用の差が大きくなります。

逆にシンプルな形状のお墓を建てたい場合は、中国の加工費用とあまり差がなくなりますから、日本の加工でもいいのかもしれません。
そして日本で加工する場合は、費用対効果もありますから日本の石材を選ぶ方がいいようです。

4-2-5.加工の形状

墓石の形状が複雑なほど高くなりますし、単純な形状ほど安くなります。
複雑な形状というのは、局面が多いことや細かな加工が多い形状のことをいいます。

その他には彫刻などの加工があったり、蓮台や銀杏面といった特殊な面取りがある場合です。
平面の加工のみであれば、大型の機械で加工や研磨ができますから加工費用が安くなります。
いっぽう曲面の加工だと、工具を持っての手作業で丁寧に加工しなければなりませんから、その分手間がかかってしまいますから加工費用も高くなります。

4-2-6.仕入れのルート

仕入れのルート先でも価格に違いが出てきますが、中国から仕入れた墓石は安くなるケースが多いです。
ですから日本の石材をわざわざ中国まで輸送して、中国で加工したものを再び日本で販売するという流れが一般的です。

4-2-7.墓石のデザイン

墓石の種類には大きく和型墓碑と洋型墓碑に分けられますが、その他にもカロート(納骨棺)、特別使用などのデザイン墓碑もあります。日本のお墓の9割ほどが、和型墓碑であり、構造は一番上に棹石、その次に上台石、中台石、そして一番下に下台石という敷石を置く4段構造にするのが一般的な墓石になっています。

洋型墓碑では、公園墓地や芝生の墓地などで多く見られる墓碑です。横幅が広く、安定感があって見た目がモダンな現代らしいお墓です。
個人の趣味などを石で表したようなデザインで、オリジナルな墓碑になっているものです。その人の人生を語るようなモニュメント風の墓碑です。

・和型墓石
洋風型やデザイン型も増えてきていますが、主流になっているのが和型墓石です。
和型墓石も洋型墓石も価格にはそれほど差がありませんが、和型墓石の場合外柵を作る場合も多いですから、その分洋型墓石よりも価格が高くなります。

・洋風型墓石
一般的にはまだ和型といわれる、従来の五輪塔や位牌を原型にしたものが主流になっていますが、デザイン性に富んだ洋型墓石が徐々に人気になってきています。
洋型墓石はスタイリッシュでデザインも新しく、供養の多様化時代に即しているといえます。
墓石の価格は和風型と洋風型でそれほど差はありませんが、外柵を付けなくても不自然でないため、その分費用を抑えられます。

・デザイン型墓石
最近は、生前に自分の趣味や嗜好を凝らしたデザインによる墓石を作る人が増えています。
つまり先祖のお墓といったイメージから、家族や個人のお墓といったイメージのものへと変化しているのかもしれません。
とはいえ、西日本などでは特に今でも和型墓石に根強い人気が有り、デザイン墓石の割合は10~15%程度にとどまっています。
オリジナルのデザイン墓石を建てたい場合は、設計から石材店に頼むため、その分費用が掛かります。
さらに、どうしても特殊な形状だと加工が難しくなるため、そこでさらに費用が掛かります。

4-2-8.霊園の種類

民営霊園の場合は、出入りできる石材店が決まっている「指定石材店制度」というシステムがあります。
寺院墓地でも、指定された石材店が決まっているケースが多いです。

指定石材店が1社しかない場合は、その石材店の言い値になってしまうため、墓石代が高くなります。

逆に、指定石材店がない公営霊園の場合は、複数の石材店で相見積もりが取れるため、安くすることができます。
ただし、公営霊園は区画が広い傾向にあるため、結果的に使用する石材の量も増えて価格も比例して高くなることがあるので、注意が必要です。

5.まとめ

墓石の平均価格は約100万強、永代使用料の平均価格は約60万円でした。
ただし、これはあくまでも平均価格であり、地方や条件によってかなり変動します。

お墓を建てる費用が知りたい場合は、近くの墓地がどれくらいで売られているか、墓石はどういったものがいいかを考えないと、実質的な費用は出ないでしょう。
この記事が、どこにどんなお墓を建てるかを考えるきっかけになったら幸いです。