お墓の一般的な大きさは?墓地・墓石のサイズや単位を解説

  • 投稿日:2018/10/30
  • 更新日:2021/11/19
お墓の一般的な大きさは?墓地・墓石のサイズや単位を解説

お墓を建てるとき、どのくらいの区画でどのくらいの大きさの墓石を建てればいいのでしょうか。

あまりに小さくても周りのお墓より貧相になってしまいますし、あまりに大きくても目立ってしまいます。
もちろん、周りと比べずとも良いのですが、周囲と調和するようなお墓を考えているのであれば、一般的なお墓の大きさは心得ておいた方が無難です。

今回の記事では、一般的な墓地の広さと、墓石の大きさをご紹介します。

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墓地区画の広さの単位は?

まず最初に墓地の区画の広さについて解説します。

基本は㎡

墓地の区域の広さは一般的には㎡(平方メートル、平米)で表示します。
縦1m×横1mで1㎡です。

坪で表す場合も

また㎡以外には「坪」という単位で表す場合もあります。
これは不動産分野で家屋の広さを表現する場合でも使われる単位ですが、しかしその内訳が不動産の場合とは異なりますので勘違いしないようにしましょう。

墓地区画の場合の「1坪」は三尺四方といって、1尺(約90㎝)の正方形です。したがって面積は、0.9m×0.9m=約0.81㎡になります。畳半分くらいの大きさです。

一方で不動産で用いる1坪は、3.3㎡ですからその約2倍です。ですから勘違いするととんでもない誤解につながりますから注意しましょう。

「聖地」という単位も存在する

墓地の広さを表現する独特の単位には「1聖地」というものもあります。
これは関西での墓地の広さを表す単位で内訳は、墓地の1坪、つまり0.81㎡と同じです。

ただし、墓地や霊園によって1聖地の計算方法が異なる場合もありますから、この単位が使われて墓地区画が販売されている時は内容を確認するようにしましょう。

「霊地」という単位も存在する

1聖地と似た面積単位には「1霊地」というものもあります。
これは公営霊園などで使われる単位です。

「1霊地」の内訳は1坪や1聖地とも違います。具体的には、1霊地=は約1㎡になります。

この単位は計算はしやすいですが、日常では使わない単位ですから、この表現で墓地区画が販売されている場合は気をつけるようにしましょう。

お墓の平均的な面積とは?坪数で言うと?

全国平均でみると、お墓の平均的な面積は1.5㎡にも満たないようです。
お墓の坪数でいうと1.85坪未満です。
また、関東より関西の方がやや広めの傾向があります。

ただし、墓地の区画面積は地方によってかなりばらつきがあります。

例えば、東京都内であれば1㎡(1.23坪)などの区画はかなり多くの墓地や霊園で見られます。
1㎡(1.23坪)未満の区画が比較的人気で、場合によっては、0.6㎡(0.74坪)などのかなり小さな区画を販売している霊園もあります。
都内で3㎡(3.7坪)の区画となると、広めの印象です。

逆に、人口が密集していない地方となると区画はかなり広めになる傾向があります。
販売している区画も最低で3㎡といったことも珍しくなく、5㎡(6.17坪)以上の区画も多く販売されています。
こういった地域で1㎡未満のお墓を買うと、かなり小さめの印象になります。

おおむね周りのお墓と同じ大きさの区画を買いたいという場合は、実際に周りの霊園の様子を見て決めた方が良いでしょう。

なお、区画が広い地方の方が土地代(永代使用料)が高くなるのかと言えばそうではありません。
都心部は地価が高いことに加え、人口集中で空き地が少なくなっています。
地方5㎡の区画より都内の1㎡の区画の方が高いということもよくあります。

墓石の大きさの単位は?

では次に墓石の大きさについて解説します。

和型墓石は「寸」または「尺」

まず一般的によく見る、縦型の和型墓石の大きさは、8寸、9寸、1尺と表現されます。これは何を指しているのでしょうか。

まず1尺とは長さの単位で約33cmです。1寸長さの単位で、約3.03cmです。
和型墓石で○寸といった場合は、棹石(「○○家之墓」などと刻む部分の墓石)の幅を表しています。

ですから「8寸」と表現される墓石の大きさは、棹石が約3.03cm×8=24.24cmの幅だということになります。
9寸の場合は約27cmですから、8寸に比べて幅が約3cm程大きくなります。

この大きさの表現は幅に限定されていますが、しかし墓石の寸法は棹石の寸法に合わせて全体の寸法が決定しますので、幅が大きければ墓石全体も大きくなります。

洋型墓石は「号」

横長の洋型墓石での場合は縦長の和型墓石と異なり、「18号」などといった表現で大きさを表します。

実はこれも棹石の幅を表す数字なのですが、「号」は「寸」と同じになります。
したがって18号と表記されている場合は、棹石の幅が18寸=1尺8寸=54.5cmということです。
これが20号になると、20寸=2尺=約60cmです。

墓石の一般的な高さや大きさは?

ではこの単位で表される墓石の一般的な大きさはどうなっているのでしょうか。

平均的な墓石のサイズ

実は日本全国を広く見渡すと、地域によって墓石の標準サイズは異なります。
たとえば東日本であれば9寸が一般的な墓石のサイズですが、西日本ではこれが8寸と一回り小さくなります。
また墓石の大きな地域の場合は、標準が1尺と約30cmになるところもあります。

では何を基準に自分の家の墓石をのサイズを決めればよいのかというと、購入した区画がある霊園に建てられている墓石のサイズを調べるのが無難です。
それで周囲の墓石がおおむね8寸であればその地域は8寸墓が標準だと判断してよいでしょう。

もちろん周囲の墓石のサイズに合わせなければならないというルールはありませんから、自分の美意識や価値観で墓石の最サイズは選んでも全く問題はありません。
しかし周囲に比べて極端に大きかったり、小さかったりすると、不自然に目立ってしまうということは避けられないでしょう。

一般的には墓地区画の広さで墓石の大きさを決める

また自分の価値観で墓石の大きさを選ぶ場合でも、一般的には墓所の敷地面積に応じてそれを決めることがほとんどです。
なぜなら広い墓地区画に小さな墓石がぽつんとあるのではやはり見栄えが悪いからです。
さらに、狭い墓地区画に大き過ぎる墓石は建設しにくいということもあります。

具体的には墓地区画の面積が2㎡程度の場合は8寸墓石を、3㎡程度の場合は8~9寸墓石を、4㎡と広い場合は9~10寸墓石を選ぶ場合がほとんどです。

墓地や墓石の小ささに限界はある?

もちろん墓石の法律で決まっているものではありません。
墓石の高さなどについては霊園の管理規則で制限がある場合がありますが、低さの制限しているところはあまりないでしょう。

ですから自分の価値観や美意識に沿っていくらでも大きさの違うものを選択してかまいません。
しかし、墓地区画だけで言えば、その下に遺骨を納めるカロートという空間を作りますから、最低限の広さが必要です。
ということは一般的には、墓石も墓地区画の広さから割り出した最小の大きさがあるということです。具体的には以下のようなことです。

墓地に必要な面積は

まず墓地区画に必要な面積は以下の通りです。

一般的なお墓の場合

墓地の最小面積は、実質的には販売されている中で最小の区画になります。

代々引き継いでいくタイプの一般的なお墓の場合、実際に販売されている墓地区画では、おそらく0.16㎡(40cm×40cm)が最小です。
都内などの人口が密集しているところでごくたまに販売されています。
地価や永代使用料が高いために小さい区画が販売されているので、必ずしも値段が安くなるとは限りません。
ただしこの場合、全身の骨壺で納骨すると考えると、1体しか入らないと考えて良いでしょう。

代々引き継いで遺骨を納骨していくことを考えると、最低でも約1㎡=1.23坪の広さは必要でしょう。

なお、遺骨は必ずしも全骨を骨壺で納骨する必要はありません。
分骨をしたり袋に入れ替えることで、納骨数を増やしていくこともできます。

墓誌や五輪塔などを備える場合

さらに墓石を建てるだけではなく、墓石のほかに納骨されている個人の名前を彫る墓誌を建てたり、あるいは墓石の傍らに五輪塔を建てたりする場合にはそれに応じて最低限必要な広さが変わってきます。
たとえば墓誌を建てる場合は、その広さは最低でも9尺四方、つまり約2.7m×2.7m=7.29㎡=4.05坪は必要でしょう。

墓地区域面積によって変わるもの

注意しなければならないのはこの墓地区画の広さは、単に空き地があるとか、その賃借費用があるというだけでは選べない点です。
つまり墓地区画の大きさによって変わってくるものがあるのです。

その代表的な要素が墓地の「永代使用料」です。
永代使用料とは、要はその墓地区画を寺院や霊園から借り受ける費用のことです。
この費用は基本的に墓地区画の広さによって決まりますから、広い区画を選択した場合、永代使用料の費用も高くなるということです。

墓石の最小の大きさは?

以上の前提から、墓石の最小のサイズはどう考えてよいのか、という点をまとめましょう。

墓石の大きさに決まりはない

まず大前提は墓石には「絶対のこの形、この大きさでなければならない」というルールはないということです。
自分の予算や価値観、あるいは故人や祖先への思いによって、小さなお墓で十分だと思えばコンパクトサイズを選べばよいですし、豪華にしたい場合は五輪塔や墓誌、灯篭など様々な付属物を併せて建ててもよいのです。

また最近ではおしゃれなデザイン墓石も増えていますので、その場合は一般的な墓地区画から逆算した墓石のサイズでは不具合になるかもしれません。

ですから墓石の大きさの選び方の大切な点としては、1つは自分の思いを反映していること、そして墓地区画の大きさとバランスがよいことなのです。

ただし、墓石を売る石材店では、ある程度定型の商品をそろえています。
あまりに墓石を小さくするとデザイン墓石の分類になり、設計に費用がかかることも考えられます。
墓石のサイズは石材店と相談しながら決めましょう。

花立てのサイズ

花立の形状は最近多様になってきていますが、なぜかサイズはどれもほぼ直径7~8cmで、高さ10~15cmです。

したがって墓石を選ぶ場合、このサイズを念頭に入れておかないと、墓石が小さくてそれに対して花立が異様に大きい、というような非常に不細工なことになってしまいます。
ですから、少なくともこの花立を一緒に設置して、墓石が異常に小さかったり大きかったりする、というようなサイズ選びはやめた方がよいでしょう。

まとめ

墓地の区画面積はその寺院や霊園の区画売り出し面積に左右されます。
もちろん、その中でも広い区画を選択することはできますがそれに応じて永代使用料も高くなります。
かといって狭すぎると、墓石を建てられません。

また墓石の大きさは自由に選べますが、周囲とのバランスや墓地区画の広さなども合わせた考慮したほうがよいでしょう。

ですから墓地区画購入の際、あるいは墓石を建てる場合は以上の情報をぜひ参考にしてください。

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