お墓の情報発信マガジン

お墓に関する知識・ニュースなどを発信

お墓をきれいにしたい!リフォーム費用の相場まとめ

お墓参りに行くたびに、墓石の汚れやキズが気になってしまう・・・

そんなことをお考えの方、思い切ってお墓をリフォームしてみてはいかがでしょうか?

いくら石が長持ちする素材といっても、やはり経年劣化は避けられません。
先祖代々と永らく使っていれば、墓石が傷んできてしまうのも仕方ないのです。
この他、地盤沈下などの影響でお墓が傾いてしまうということもあります。

お墓のリフォームとは、こういったお墓の傷みを修復し、再生させることを言います。

今回は、お墓のリフォームの種類や相場をご紹介します。

目次
1.リフォームは誰に頼むの?
1-1.民営霊園・寺院墓地の場合
1-2.公営墓地の場合
2.リフォームの種類と相場
2-1.墓石をきれいにする
2-2.外柵・巻石の建て替え
2-3.目地の補修
2-4.石のずれを直す
2-5.お墓の傾きを直す
2-6.花立やロウソク立ての交換
2-7.文字ペンキを入れなおす
3.お墓は保証で直せる?
4.リフォームをする時期
5.まとめ

1.リフォームは誰に頼むの?

お墓のリフォームをするには、まずどこに相談をすればいいのでしょうか。

「墓石をきれいにするくらいなら、自分でもできるのでは?」と感じる方もいるかもしれません。

たしかに、雑巾やブラシなど、適切な道具を使えばある程度はきれいになります。
しかし、家庭用洗剤や金ダワシなどの不適切な道具を使ってしまうと、かえって傷やシミを作ってしまうことになります。
知識がない人が手をすと、かえってお墓を傷めてしまう可能性があります。

雑巾やブラシの水拭きで満足が行かなければ、やはりプロに頼むのが無難でしょう。

お墓を扱うプロと言えば、ズバリ石材店です。
リフォームを思い立ったら、石材店に連絡をしましょう。

しかし、民営や寺院の墓地か、あるいは公営墓地にあるのかで連絡先が変わってきます。

1-1.民営霊園・寺院墓地の場合

寺院墓地や民営霊園では、そこに出入りできる石材店が決まっていることがほとんどです。

お寺や民営の墓地でお墓を修繕するときは、おおむねお墓を建てるときにお世話になった石材店に依頼することになります。

お墓が古くてどこの石材店に頼んだのか分からない、あるいはお世話になった石材店が廃業していたということもあるかと思います。
そんなときは霊園の管理者に相談すると、担当の石材店を調べてもらえたり、他の出入りしている石材店を紹介してもらえます。

1-2.公営墓地の場合

公営の墓地は、どこの石材店でも出入りすることができます。

自分で調査して、好きな業者に直してもらうことができます。
石材店とは別に、墓石のリフォームを専門にしている業者もあります。
中には悪質な業者も混ざっているので、注意しましょう。

業者は数社から見積もりを取った上で検討します。

2.リフォームの種類と相場

お墓のリフォームと一口に言っても、どこを修復するかで内容も費用も変わってきます。

ここでは、リフォームの種類や費用の相場を紹介していきます。
なお、費用の相場は墓石の状態、立地、条件などによって大きく異なります。
あくまでも目安としてご覧いただき、必ず石材店に見積もりを取りましょう。

2-1.墓石をきれいにする

墓石をきれいにするには、以下のような手法があります。
・汚れを落とす・・・相場:10万円前後
専用の機材や洗剤で洗浄します。
水垢や苔などの表面の汚れをほとんど落とすことができ、清潔な色合いになります。
しかし、墓石自体の経年変化による変色は戻すことができず、新品同様というところまでは行きません。

・研磨する・・・相場:20~30万円
一度解体して工場で磨きます。ほぼ墓石本来の光沢を取り戻すことができます。
表面を削るので、やや小さくなります。傷がある場合には、その傷の深さまで削ることがあります。
状態によっては、墓石自体を変えてしまった方が費用が掛からない場合もあります。
一度解体するので、別途そのための法要が必要になります。

・傷や欠けを修復する・・・相場:1~5万円
傷や欠けは程度、数によって費用が大きく変わります。
軽度のものであれば、耐震ボンドなどの接着剤を使います。
また、小さな欠けは、角の縁を削っていくことで修復できます。
重度のひび割れや欠けなどは、墓石を交換することになります。

・墓石を建て替える・・・相場:40万円~
古い墓石を撤去し、新しい墓石を設置します。
修復の難しいひび割れや欠けがあると、建て替えになるでしょう。
霊園や墓地の立地、使用する墓石の種類や大きさによって値段が大きく変わるので、
予算に合わせて相談すると良いでしょう。

2-2.外柵・巻石の建て替え

相場:40万円~
お墓の外回り(外柵・巻石)を建て替えます。
昔からあるお墓ですと、大谷石という風化が進みやすい石材を使っている場合あります。
リフォームの事例では大谷石から御影石などの他の石材に替えるというものが多いようです。
相場は状況や石の大きさによってかなり異なってくるので、必ず見積もりを取りましょう。

2-3.目地の補修

相場:3~5万円
目地とは、石と石の繋ぎ目の部分のことです。

目地が劣化したまま放置すると、水や虫が入り込み納骨室までに達してしまう場合もあります。
欠けたり崩れたりしていたら放置せず、すぐに修理しましょう。

古くは砂・セメント・水で作られたモルタルが多く用いられていましたが、
現在では耐久力の高いコーキング剤を用いて修繕します。

2-4.石のずれを直す

相場:石碑・・・1~6万円/外柵・・・2~30万円
地震などが原因で石碑や外柵がずれることがあります。
外柵などは、雑草を放置しすぎたことが原因でずれるということもあります。

軽微なずれなら目地補修のみで完了することもありますが、
大きくずれている場合は石を組みなおす必要があります。
さらには原因が基礎にある場合は基礎工事も必要になるので、費用はまちまちです。

ずれが大きくなって石が倒れてしまっては、よそのお墓に迷惑がかかります。
軽微なうちに修繕しましょう。

2-5.お墓の傾きを直す

相場:10~20万円(軽微なものの場合)
地震や木の根が伸びてきたことが原因でお墓が傾くことがあります。
また、もともと地盤が緩い所や土葬墓地だった所は地盤の変化が起きやすいので、注意が必要です。

原因が石の破損など比較的軽微な場合は、一度解体してから修繕し、再度設置で完了です。
この場合の費用相場は10万~20万程度です。

しかし、原因が地盤にあったり不十分な基礎の施工にある場合、基礎工事が必要になります。
時間、費用ともに掛かってきますので、石材店に見積もりを取ってもらいましょう。

2-6.花立やロウソク立ての交換

相場:5千円~5万円
花立やロウソク立てなどの付属品は墓石よりも早く傷んでしまいます。
誤って何かをぶつけたりしてしまうと、ひびが入ったり、壊れてしまうこともしばしばあります。
また、台風のあとではそれ自体がどこかに吹き飛ばされていることもあります。

安価なものから高価なものまで多用にあり、一式5千円せずに購入できるものもあれば、数万円するものもあります。

2-7.文字ペンキを入れなおす

相場:1~3万円
お墓は屋外にあるため、太陽の熱と紫外線で徐々にはがれてきてしまうことがあります。
また、どうしても墓石表面より水が溜まりやすいため、カビが生えてしまうことも。
大体10年くらいすると退色が始まりますから、長い間使うと文字が読みづらくなっていきます。

色の入れ直しでは、古いペンキを落とし、色を入れ、その後はみ出たペンキの除去をします。

手間と時間がかかりますが、以下のような手順でDIYで修復することもできます。
1.歯ブラシなどで、塗りなおしたい部分を掃除
2.ラッカーうすめ液を筆や綿棒につけ、古いペンキを落とす
3.塗りなおす部分の周りをガムテープなどでマスキングする。
4.筆で塗料を塗る。乾いてから重ね塗りを何回か繰り返す。
5.はみ出した塗料をカッターで落とす。傷つけないように注意。

3.お墓は保証で直せる?

お墓に不具合があった場合、保証は効くのでしょうか。
平均して、お墓の保証期間は5年と言われています。
中国産の墓石の場合には保証が付かないケースもあります。
最近では中国産の墓石の場合含めて、10年保証を付ける石材店も多くなってきました。

石材店によって保証の対象になるものは異なりますが、施工の不備に起因する不具合や、完成後に判明する石材の劣化などが対象となります。
自然風化や使用上のミス、天災などによる損壊は対象外になることが多いです。

ただし、悪質な業者ですと、保証があるにもかかわらず、いざ損壊があった時に逃げてしまうというケースもあるようです。
書面を用意せず、口約束で保証を付ける業者も注意しましょう。

石材店は長年地域に根付いているところを選んだ方が安心です。
しかし、そういった石材店の中にも悪質な業者がいますので、付き合いのある霊園の管理者などに話を聞いてみてもいいでしょう。

また、天災なども対象としたお墓の保険もいくつかあります。
地震などが不安な方は、こちらも検討してみてはいかがでしょうか。

4.リフォームをする時期

お墓を建てて10年以上経過したら、一度お墓を点検しましょう。
また、建墓から間もない時期でも大地震や天災などがあった場合はリフォームが必要になることもあります。

墓石が割れたり倒壊したときは非常に危険な状態なので、すぐに業者に相談しましょう。

墓石くすみや備品の損傷など、見た目が良くないと感じるときにリフォームするのもいいでしょう。
お盆やお彼岸など、色々な親戚がお墓参りに来る時期にあわせて、きれいにしておくという方もいるようです。

5.まとめ

丈夫な石を使っていたとしても、やはり時間とともにお墓は傷んでくるものです。見栄えが気になってきたり、墓石のひび割れや倒壊を発見したら石材店に相談しましょう。

費用の相場を述べてきましたが、土地の広さ、立地、お墓の状態などによって価格は大きく異なってきます。
リフォームを思い立ったらまずは石材店で見積もりを取りましょう。

お墓は建てておしまいではありません。
長く使えるよう、掃除や除草など日ごろのお手入れも心がけましょう。