レンタル墓とは?墓石を建てても永代供養にしてくれる!

  • 投稿日:2019/06/19
  • 更新日:2020/10/06
レンタル墓とは?墓石を建てても永代供養にしてくれる!

お墓をお持ちの人にとっては跡継ぎの問題に頭を悩ませているかもしれません。

跡継ぎになるべき人がいても価値観の変化によって「お墓を守る」ということを拒否する人もいますし、そもそも未婚化、少子化の影響で跡継ぎそのものがいない場合も多いでしょう。
そうなると自分が亡くなったら永代供養にする、という選択肢が出てきます。

永代供養と言うと納骨堂が思い浮かびますが、納骨堂は棚やロッカーなどに埋葬されるため、違和感を感じる場合もあるでしょう。
やはり亡くなったら石のお墓に眠りたいという気持ちもよくわかります。

そのような場合におすすめなのがレンタル墓です。
レンタル墓とはいったいどのようなものなのでしょうか。

今回の記事ではレンタル墓について詳しく解説して行きます。

永代供養墓の種類

レンタル墓とは永代供養墓のうちの1つです。

永代供養とは

そもそも永代供養とは何を指すのでしょうか。

お墓は実は所有しているのではなく、お墓の所有者から借りているものなのだということをご存知でしょうか。
したがって、年間の管理費の支払いが滞ると、墓石は撤去されて更地に戻され、そのお墓に埋葬されている遺骨は無縁仏として処分されてしまいます。

その点永代供養は管理費などを含めて費用を一括前納すれば、管理費を毎年支払う人がいない場合でも安心して埋葬されることのできる方法です。

そして永代供養にはもう1つの意味があります。

日本の仏教では、人は死後33年または50年で霊魂の個人としての人格がなくなり、先祖の霊と一緒に「祖霊」と呼ばれるものとして、子孫を守るようになるとされています。
したがって33年または50年の間は、個人として霊魂を供養するために三周忌などの年忌法要を催します。

しかし供養をする跡継ぎがいない場合でも、永代供養にしておけば、法要をお墓の管理者が供養を代行してくれるので、墓地が更地になるのを防ぐという物理的な意味だけではなく、供養を任せられるという宗教的な意味でも安心して埋葬されることができるのです。

永代供養墓の種類は

永代供養墓とはこの「永代供養」のサービスが付与されているお墓のことです。
では永代供養のお墓にはどのような種類があるのでしょうか。

樹木葬

代表的な永代供養墓の1つが樹木葬です。

樹木葬とは、墓地に植えたシンボルツリーの下に遺骨を埋葬する方法です。
あるいは1本のシンボルツリーの周囲に複数の遺骨を埋葬する場合もあります。

樹木葬にも2つの方法があります。
1つは遺骨を直接土の埋葬する方法と、骨壺に入れたまま地中に設けた小さな納骨室に埋葬する方法です。
前者であれば、樹木葬を願う人の多くの希望である「亡くなった後は自然の循環の中に還る」ということが実現できますし、後者の場合は実質的に一般のお墓に埋葬するのと変わらないことになります。

厳密に言うと樹木葬とは「埋葬方法」の1種類であり、「供養方法」を指すものではありません。
したがって、樹木葬が必ずしも永代供養墓であるとは言ません。
ただし、公営墓地を除いてはほとんどの場合で永代供養墓だと考えていいでしょう。
公営の場合は特定の宗教を選ぶことができないので、公営の樹木葬墓地に埋葬してもその後の供養は代行してもらえません。

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納骨堂

納骨堂とは、寺院の敷地や霊園などの一画、あるいはまったく従来の霊園とは別の独立した場所に設けられる、遺骨を納める専用の建築物や施設のことです。

納骨堂の種類には建物内の壁や間仕切りを棚にしてそこに骨壺を並べる棚式や、扉のついたロッカーのようなものが並んでいてそこに骨壺を納めるロッカー式、あるいは普段は骨壺は人の入れない倉庫に納めておいてお墓参りの際にコンピューターで制御された機械によって参拝所まで運ばれてくる機械式などがあります。

このように納骨堂もやはり樹木葬と同様、あくまで埋葬方法の1種類のことで、供養方法のことを指すのではありません。
したがって納骨堂のすべてに永代供養のサービスがついているということはないのです。
しかしこれもやはり樹木葬と同じく、ほとんどの納骨堂には永代供養のサービスがついているので、現実的には納骨堂イコール永代供養墓と考えて差し支えないでしょう。

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合祀墓

一般的なお墓の場合、遺骨を埋葬する場合には骨壺などに入れて、あくまで個人として葬ります。
しかし合祀墓あるいは共同墓の場合は、遺骨は骨壺から出されて、ほかの人の遺骨と一緒に同じ場所に埋葬されます。
そしてその上に五輪塔や地蔵菩薩像を立て、遺族に代わって墓地管理者が供養、管理をしてくれます。
したがって、樹木葬と同様に、公営墓地のものを除けば合祀墓もほぼ100%永代供養墓です。

永代供養付き一般墓

以上がいわゆる、墓石を建てる一般的なお墓ではない形式の永代供養墓でした。
しかし以上のような形式ではなく、一般に見慣れた、墓石が建ててその下に遺骨を埋葬する方式の永代供養墓もあります。

それが永代供養付き一般墓です。

これは墓地の購入費用に墓じまいと合祀墓への改葬費用が含まれているお墓です。
もしお墓のお世話ができなくなってしまったら、墓地管理者が墓じまいをしてくれます。
全区画永代供養付きの墓地もあれば、一部区画が永代供養付きのこともあります。
最近増えてきましたが、まだこの形式の墓地はあまり多くありません。

レンタル墓とは

以上の永代供養墓のほとんどは、永代供養独特の埋葬形式をとるもので、説明したようにいわゆる「石のお墓」の下に埋葬されるものでなく、永代供養ならではの埋葬方法をとるものです。

しかし自分が亡くなった後に、石のお墓ではなく、ロッカーなどに埋葬されるのはあまり気が進まない、という人もいるでしょう。
そのような人の間で今人気なのがレンタル墓です。

レンタル墓とは5年あるいは10年といった期限を設けて、文字通りお墓を管理者から借り受けてその下に遺骨を埋葬する方法です。
レンタルしている間の供養や管理は遺族が行いますが、期限が終了した後は、遺骨は遺族の手に渡され改めて遺族がどこかに埋葬、供養するか、あるいは墓地管理者の手によって合祀され、そのまま永代供養されるかのいずれかです。

レンタル墓の特徴は2つあります。
1つはレンタルしている間は、一般のお墓のように石のお墓の下に遺骨を埋葬できる点です。
2つめはお墓を購入することに比べて費用格段に安く済むことです。
特に費用に関しては、一般のお墓を買う時には150万~300万円かかるのに対して、レンタル墓であればだいたい50万円程度と1/3になります。

ただし、レンタル墓は取扱っている霊園管理者が限られているので、自分の居住地に近いエリアやお墓参りができるエリアの中にレンタル墓霊園がなければ利用することができません。

そのような場合には自分で墓地の土地だけを手に入れて、墓石だけを借りるレンタル墓石と言う方法にすると、墓地を立てる費用という面では安くするが可能です。
月額のレンタル費用は3000円から1万円程度で、レンタル期間はレンタル墓と同じく、5年あるいは10年という場合がほとんどです。
またレンタル墓石であれば、エリアは関係なくどの墓地にでも建てることができます。

いずれにしてもお墓を購入してしまうと、費用も掛かりますし、またお墓の跡継ぎがいなくなった段階で、墓じまいなどをして墓石を撤去し、お墓を墓地管理者に返還する必要がありますが、レンタル墓であればその心配も手間も不要です。
それにレンタル期間終了後は、永代供養墓への改葬が可能ですので、お墓の後継ぎがいない、しかし樹木葬や納骨堂と言った特殊な埋葬方法ではなく、やはり石のお墓の下に埋葬されたいいう場合は、レンタル墓はおすすめの方法だと言えるでしょう。

レンタル墓のメリット、デメリット

ではレンタル墓にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

メリット

まずメリットは以下のような点です。

取得費用が安い

先ほど書いたように、レンタル墓の最大のメリットは、石のお墓を入手しながら、しかし入手費用は一般のお墓の場合に比べて格段に安いという点です。
お墓の入手費用は、だいたい50万円ほどなので、一般のお墓の取得費用に比べて約1/3で済みます。

墓の承継を考えなくてよい

またレンタルい墓のもう1つの大きなメリットは、レンタル期間が決まっているので、将来的に永続したお墓の跡継ぎを考えなくて済むことです。
レンタル期間が終了した後は、永代供養墓に合祀されますから、供養の点でも安心です。

レンタル期間内なら改葬ができる

レンタル墓にしておくと、遺骨は通常のお墓と同様に骨壺に1人1人区別して納め、埋葬されますから、あとで自分の家のお墓を建立したからそこに改葬したいという場合でも問題ありません。
これが合祀型の永代供養墓や土の中に直接埋葬する樹木葬場合は、そのような改葬は不可能です。

墓じまいの費用が不要

レンタル期間が終了したあとは、墓地管理者の費用で墓石が撤去されますから、墓じまいの費用もかかりません。

見た目はお墓と一緒

レンタル墓はお墓を持つということの費用面、あるいは手間の面での負担が少ない割に、外見は一般的なお墓と同じように石のお墓を所有して、やはり一般のお墓と同様に遺骨を埋葬することが可能です。

あとで購入も可能

さらに便利な点は、レンタル墓であれば、あとでそのお墓が気に入ったり状況が変わったりした場合に、お墓を購入して自分の持ち物にしてしまえることです。

デメリット

以上のメリットに対してレンタル墓のデメリットは以下のようなものです。

追加費用が必要な場合も

レンタル墓はあくまでお墓を借りているということなので、レンタル期間中に墓石が破損したり、災害で墓域に被害があった場合は、自分の費用で対処する必要があります。

レンタル終了後のことを考える必要がある

レンタルしている間は一般のお墓と同様のつもりでいることができますが、レンタル終了後に遺骨をどうするかを考えておく必要もあります。
ただし多くのレンタル墓には、その後永代供養にするサービスも用意されていますから、それを選んでも良いでしょう。

まとめ

レンタル墓と言う聞きなれない埋葬方法についてよくおわかりいただけたのはないでしょうか。
レンタル墓は、お墓の跡継ぎがいない、でも納骨堂などは嫌で石のお墓に埋葬されたい、という場合には有力な選択肢となる埋葬方法です。

ぜひ以上を参考に、レンタル墓の契約を検討してはいかがでしょうか。

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