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お墓の生前購入はイイコトばかり!大きなメリット3選

お墓の生前購入

「お墓の生前購入ってどうなの?」

お墓の購入を考えている方が、良く悩まれる問題の一つとして「生前のお墓の購入」が挙げられます。

「生前にお墓を買うって縁起が悪そう…」
「子ども達に任せればいいか…」
「急ぐ必要はない」

上記のような話を聞いたり、考えた事があるのではないでしょうか。今回、皆さんにお伝えするのは「生前購入のイイコトばかり3選」です。

事実を知り、メリットとデメリットを把握しながら是非とも活用して下さい。

目次
1.生前購入で得られる3つのメリット
1-1.お墓は相続税がかからない
1-2.寿陵は縁起の良いこと
1-3.家族に負担をかけない
2.死後購入で発生する3つのデメリット
2-1.残されたお金にかかる相続税
2-2.霊園を探す事が子供たちの負担
2-3.葬儀後のお墓探しは大変
3.生前購入の際に注意すべき事
3-1.お墓を守ってくれる人の確認
3-2.家族の意見を聞く
4.生前購入が増えている事実
4-1.残された人たちに迷惑を掛けない為
4-2.最後の住処を決めずに死にたくない
5.まとめ

1.生前購入で得られる3つのメリット

1-1.お墓は相続税がかからない

非課税と課税
一番大きなメリットの一つとしては相続税がお墓にはかからない、という事が挙げられます。これは、お墓が祭祀財産(さいしざいさん)と呼ばれており、この中のものは一切相続税がかからない仕組みとなっているのです。

祭祀財産(さいしざいさん)の一例
・お墓
・仏壇
・家系図
・位牌

これらは形あるもので、残された方々に引き継げる物となっています。しかし、この祭祀財産は非課税財産となっている為に引き継いだ方々が相続税を払う必要がありません。

もし、お墓を購入して貰うためにお金を残しておくと、その残しておいたお金には相続税がかかり実質、財産の目減りがされてしまうのです。お墓の購入金額に関して言えば、決して少なくない買い物です。その金額から税金を差し引かれるよりは、生前で購入する事で節税対策になるのです。

1-2.寿陵(じゅりょう)は縁起の良いこと

寿陵
生前にお墓を建てる事を「寿陵(じゅりょう)」と言い、昔から縁起の良いことだと言われてきました。

これは古来中国の皇帝の時代より、縁起を良くする為に生前にお墓を建てるようになった、という事から始まります。

「寿陵」について
寿は長寿の一文字となっており、命を長らえるという意味があります。
他にも「めでたい」という意味があり、共に良い意味を持ちます。
陵は中国では「皇帝の墓」という意味で使われております。日本では天皇の墓を「御陵(ごりょう)」と呼んでいます。

1-3.家族に負担をかけない

負担なし
最近の終活の内容として、皆さんが一番気にされているのが「残された方に負担を掛けたくない」というものです。これは、金銭的な面もそうですが霊園・墓地を探すという時間的労力なども、かけてしまうものなのです。

そういった負担を与えない為に、生前で身の回りの事を整理・用意していこうという流れが今の「終活」と言えます。特にお墓に関しては、検討の部分が非常に大きいので生前の余裕のある内から、行動される事をお勧めします。

2.死後購入で発生する3つのデメリット

2-1.残されたお金にかかる相続税

お墓を生前ではなく、死後で購入して貰う為にお金を残しておいたつもりが、そのお金に相続税がかかり逆に負担を与えてしまう場合もあります。祭祀財産の為に残したお金としても、それは財産購入前の現金という扱いになるので、通常通り相続税が発生してしまいます。

相続税が発生した場合は、税金で差し引かれた金額を残されたがたが補充時無くてはいけない為に、余計な負担を与えてしまう結果となってしまうのです。

2-2.霊園を探す事が家族の負担

霊園・墓地を探すことにはエネルギーを使います。場所の選定などから、お墓の種類、材質…等、検討する事は多くあります。また、残された人が複数いる場合は誰がお墓を購入するのか、誰が管理するのかなど複雑な問題も発生してしまいます。
生前の時から、こういった問題が発生しないようにしっかりと検討すべきです。

2-3.葬儀後のお墓探しは大変

一般的に葬儀後には納骨する場所の目星をつけたいと思われる方々が大半です。しかし、葬儀中はそんな時間もなく、また49日もあっという間に過ぎ、なかなか落ち着いてお墓を探すことも出来ない状態が続きます。
ただ、残された方々は少しでも早く納骨してあげたい…と、かえって悩ませる結果となってしまう場合もあります。残された方々がスムーズに納骨まで行えるように、こちら側で準備される事が良いのではないでしょうか。

3.生前購入の際に注意すべき事

3-1.お墓を守ってくれる人の確認

お墓を購入するにあたって最初に確認すべき事は、お墓を守ってくれる人が居るのか居ないのか、という事です。これは一般のお墓を購入した場合には、誰かが管理をしなくてはならず誰も居なければ無縁仏となってしまうのです。せっかく、お墓を用意したにも関わらず寂しい最期を迎えない為にも、しっかりと確認が必要です。

もし、後継ぎなど誰も居ないことが分かっていれば永代供養付きのお墓を検討される事をお勧めします。

◆一般墓の永代供養付き
一昔前は一般のお墓は永代に渡り引き継ぐ事が一般的でした。
しかし、最近では家族の形も変わってきて、一般のお墓にも永代供養付きが増えてきております。
これは、購入者の希望として昔ながらのお墓がいいが後継者が不安…という方が選ばれているお墓です。
◆永代供養墓
最初から永代供養を目的とした共同のお墓となります。
最初から合祀されるタイプと、既定年数を個別で安置し、その後合祀されるタイプなどがあります。
◆樹木葬
草木や、ガーデニングの下に納骨出来るスタイルです。
場所によっては、そのまま木の下などにお骨を埋め自然と一体になる事も出来るタイプもあります。
ただ、主流としては既定年数を草木の下に安置し、その後場所を変えて合祀されるタイプが増えています。
◆納骨堂の永代供養付き
天候の悪い日でも気軽に行ける納骨堂に永代供養が付いたものもあります。
既定年数を過ぎると、移動になり合祀され供養されます。

永代供養付きであれば、無縁仏になる事もなく安心して眠りにつく事が出来ます。最近、このタイプを選ばれる方々増えてきています。

3-2.家族の意見を聞く

お墓は故人が入る場所ではありますが、お参りに来られる方は残された方々です。その方々がお参りに来やすい場所を選ぶことで、生活の一部としてお参りに来てもらう事が出来ます。せっかく、立派なお墓を用意しても誰も来てもらえなければ寂しさを感じてしまいます。

また、お墓がある事で普段集まらない人々が集まり親族を初め、多くの方々との繋がりを感じられるのではないでしょうか。

4.生前購入が増えている事実

4-1.残された人たちに迷惑を掛けない為

以前までは死後購入が8割を超えていた時代もありました。しかし、現在は死後購入が減っていき生前購入者が5割を超えるまでになっています。これも、上記に挙げた残された方々に迷惑をかけたくない、という思いの表れではないでしょうか。

他にもお墓のタイプも様々なバリエーションが誕生し、それぞれの希望に沿ったものを選べるようになったというのも大きいかもしれません。

4-2.最後の住処を決めずに死にたくない

ご自身が亡くなった際の事を想像して、残された遺骨がどこにいくか分からない…というのは不安を感じてしまうのでは無いでしょうか。亡くなる際に、そういった不安を抱えながら床につくというのは寂しいものがあります。

子供たちにも、負担をかけずご自身も悩みなく死を迎える事が理想と思われる方々が増えているようです。

今まで生きてきた証の一つとして、人との繋がりを死後も結ぶものという意味がお墓にはあります。

5.まとめ

生前にお墓を買う事は、目に見える事から見えない事まで大きなメリットがあります。むしろ、死後に購入される事に対してのデメリットを強く感じてしまうのではないでしょうか。

終活という言葉が一般化して、まだ年数は経っていません。しかし、人々の考えは変化していき「自分の事は自分で対応する」という考えが広まっています。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉が「一生を終える」際にもあてはまる時代が訪れたとも言えるでしょう。

ご自身の為、残された方々の為にも「まだ早い」と思わず、行動されてみる事をお勧めします。その行動により、今までの考え方に変化が現れるはずです。