お彼岸とお墓参り


8.お彼岸とお墓参り
1)お彼岸とは
 「彼岸(ひがん)」はサンスクリット語の「波羅蜜多(はらみた、はらみった)」からきたものと言われ、煩悩と迷いの世界である「此岸(しがん)」にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をすることで悟りの世界、すなわち「彼岸」の境地へ到達することができるというものです。
 太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をすることで極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていました。

2)お彼岸の期間
 春の彼岸は、3月の春分の日を中日(ちゅうにち)として前後3日の計7日間。秋の彼岸は、9月の秋分の日を中日として前後3日の計7日間です。 彼岸の初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」といいます。

3)彼岸会
 各寺院では「彼岸会(ひがんえ)」が営まれます。お寺で故人の供養をすると同時に、「六波羅蜜」の教えを会得する大事な行事でもあります。

4)家庭での供養
①お墓参り
 家族そろってお墓参りをするのが慣習となっています。できるだけ、家族そろってお参りしましょう。

②仏壇へのお供え物
 家では、仏壇を掃除し、花や季節のもの、牡丹餅(ぼたもち)、お萩(おは)はぎ等をお供えします。牡丹餅、お萩はどちらも米とあんで作りますが、春は牡丹の花にちなんで「牡丹餅」、秋は萩の花にちなんで「お萩」と呼ばれています。
 仏様に精進(しょうじん)料理を供え、家族も同じものを食べる風習もあります。