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お墓に砂利・玉砂利を敷くには?費用や購入場所も解説

お墓に敷く砂利のイメージ1

多くの墓地では墓石の周りに砂利が敷かれています。

さまざまな色や大きさの砂利がありますが、それぞれどのような意味を持ち、砂利を敷くことでどんな効果があるのでしょうか。
また、手入れなどを行ったほうがよいのでしょうか。

ここでは、砂利を敷くことも効果などについてご紹介します。

目次
1.墓地に砂利を敷く意味
1-1.砂利を敷く効果
1-2.日頃の手入れの負担を軽減
1-3.昔は砂利を敷かなかった

2.砂利の種類
2-1.砕石
2-2.玉砂利
2-3.砂利

3.玉砂利の種類
3-1.五色玉砂利
3-2.白玉砂利
3-3.黒玉砂利

4.砂利はどこでどれくらい買う?値段は?
4-1.必要な砂利の量を計算
4-2.砂利ってどこで買うの?
4-3.砂利の費用

5.砂利の敷き方
5-1.砂利を敷く流れ
5-2.砂利は次第に埋もれていく

6.砂利を敷いた墓地のメンテナンス
6-1.砂利に苔が生えてしまう
6-2.砂利が少なくなってしまう

7.業者に頼む場合の費用
7-1.砂利を敷くだけなら造園会社でも
7-2.施工費用のほかに砂利石代が必要
7-3.コンクリート敷きをする場合

8.防草対策
8-1.防草シートを併用する
8-2.敷石マットを敷き詰める
8-3.コンクリートを敷く

9.まとめ

1.墓地に砂利を敷く意味

多くのお墓では、墓石が建っている土台のあたりに砂利が敷かれています。
ここでは、砂利を敷く意味や効果にどのようなものがあるのかご紹介しましょう。

1-1.砂利を敷く効果

砂利を敷くと次のような効果があります。

・見た目がきれいになり、土のままの状態よりも見栄えがよくなる
・雑草が生えにくくなる(生えても草取りが簡単にできる)
・水はけがよくなるので、土にぬかるみができにくくなる
・雨が降ったときに墓石に泥が飛び散りにくくなり、清掃の手間を省くことができる

1-2.日頃の手入れの負担を軽減

砂利を敷くことで、お墓の日頃の手入れの手間を減らすことができます。
「お墓から遠い場所に住んでいる」「仕事などの都合で頻繁にお墓へ行くことができない」などといった場合に、砂利を敷くことでその悩みを少しでも解消してくれるでしょう。

1-3.昔は砂利を敷かなかった

ひと昔前のお墓では砂利を敷くということはあまり行われていませんでした。
理由は諸説ありますが、お百姓さんからみると、土はお金を生み出し子孫を繁栄させる土台となるもの。
その土を砂利によって覆い隠すということにあまりいい印象がなかったともいわれています。

2.砂利の種類

お墓に使われる砂利は大きく分けて3種類あります。
ここでは、それぞれの砂利の特徴をご紹介しましょう。

2-1.砕石

砕石は、天然の岩石を機械で細かく砕いて小さくしたものです。
全体的に角ばった形をしていて、お墓全体が落ち着いた雰囲気に仕上がります。

2-2.玉砂利

玉砂利は、丸みを帯びた大粒の石で地域によっては「化粧砂利」と呼ぶこともあります。
自然石の持つ色合いを兼ね備えています。

2-3.砂利

砂利は、玉砂利と比べて小粒なのが特徴です。
色のバリエーションがとても豊富で、シャリシャリとした触り心地が人気です。

3.玉砂利の種類

ご紹介したように、砂利にはさまざまな種類があります。
その中でも最も一般的に使われているのが玉砂利です。
ここでは、その玉砂利についてさらに詳しくご紹介しましょう。

3-1.五色玉砂利

五色玉砂利は、黒や白・緑・赤など、何色かの玉砂利を配合したものです。
粒の大きさは、7mmから20mmほどです。

3-2.白玉砂利

白玉砂利は、和・洋どちらのタイプのお墓でも使うことができます。
白い石灰石を砕いて作られていて爽やかな印象を与えてくれます。
納骨室の中で使われることが多いのがこの白玉砂利です。

3-3.黒玉砂利

黒玉砂利は、ご紹介した2つの玉砂利よりも少し大きめの砂利です。
艶があるタイプとないタイプに分かれます。
高級感があり落ち着いた雰囲気を醸し出します。

4.砂利はどこでどれくらい買う?値段は?

砂利を敷くだけであれば自分でもできます。
自分で敷けば費用を抑えることができます。

ただし、お墓の場所や大きさによっては、砂利の運搬だけでも大変な作業になるのでその点も考えておきましょう。

では、玉砂利はどこで買えばよいのでしょう。
また、どれぐらいの量を買えばよいのでしょう。
ここでは、玉砂利の購入についてご紹介します。

4-1.必要な砂利の量を計算

面積あたりに必要とされる砂利の量は、次の計算式で求めることができます。

計算式:面積(1㎡)×厚み・深さ(cm)×20=砂利の必要量(kg)
(例)1㎡に3㎝の厚みで砂利を敷く場合:1㎡×3㎝×20㎏=60㎏

この計算式を参考にして、必要な量を計算してみてください。

4-2.砂利ってどこで買うの?

砂利は、お墓を扱う石材店や砂利専門業者、ガーデニング業者、ホームセンターなどで買うことができます。
また、最近ではネット通販でも購入できます。
新しく敷き直すのではなく、少なくなった砂利を補充するだけならご紹介した近くの販売店で購入しても良いでしょう。

4-3.砂利の費用

玉砂利の場合、20kgで2,000円から3,000円で購入できます。

5.砂利の敷き方

砂利を土の上に直接敷くのであれば、最低でも4cm~5㎝の厚みは必要と言われています。
また、土が柔らかくなっていると、砂利が土に沈み込んでしまうので敷く前に土を十分に固めておく必要があります。
ここでは、自分で敷く人のために基本的な敷き方をご紹介します。

5-1.砂利を敷く流れ

砂利を敷く場合は次の作業の流れになります。

1.敷きたい場所を計測して砂利を購入する
2.雑草や小石などを取り除いてお墓の周りを綺麗にする
3.敷く場所を整地する(平らにならして固めておく)
4.できれば除草シートを敷く
5.砂利を均等に広げる

5-2.砂利は次第に埋もれていく

土の上に砂利を敷いただけの場合、転圧をしてしっかりと土を固めておいたとしても、雨などで次第に砂利が土に埋もれていきます。
この点も念頭に入れておきましょう。

6.砂利を敷いた墓地のメンテナンス

砂利は、敷いた時には綺麗ですが敷き方や年月によって劣化してしまいます。
劣化すると言っても壊れたり消えたりするわけではないのですが、お墓の環境によっては、5年から10年くらいでメンテナンスが必要になってくると考えていた方が良いでしょう。
そのため、砂利を敷く場合は将来的なメンテナンスの費用も計算しておく必要があります。

6-1.砂利に苔が生えてしまう

日当たりが良くない、または湿った場所にお墓があり、墓石に苔が生えやすいようであれば、敷き詰めた砂利にも苔が生えてきます。
大きめの玉砂利を敷いていれば、苔が生えると滑りやすくなりますので、苔を取り除く作業が必要になります。

苔を取り除く作業としては、バケツなどに砂利を入れて丁寧に洗剤で洗う方法がありますが、とても手間のかかる作業になります。
砂利を敷いた面積が大きい場合には、費用がかかっても砂利の入れ替えをしたほうが良さそうです。

6-2.砂利が少なくなってしまう

すでにご紹介しましたが、土に直接砂利を敷いた場合には少しずつ砂利が土に埋もれていきます。
その場合には、少なくなった砂利の上から新しい砂利を補充しますが、少なくなる期間が短いようであれば、除草シートを敷いたり、コンクリートで固めたりしてから砂利を敷いたほうが良いかもしれません。

7.業者に頼む場合の費用

ご紹介したように砂利を自分で敷くこともできますが、業者にお願いすることもできます。
その場合は、基本的には石材店にお願いすることになります。
霊園やお寺の指定の製材店、または、墓石を建てた石材店に相談してみるのが良いでしょう。

7-1.砂利を敷くだけなら造園会社でも

砂利を敷くだけであれば、石材店に頼まなくても造園会社でもできます。
また、お墓のリフォーム業者もありますので、近くの業者に問い合わせてみてはいかがでしょう。

ただし、墓地によっては指定の業者以外は立ち入れない場合があります。
指定の業者でなくても立ち入ることができるかは、事前に墓地の管理者に確認しましょう。

7-2.施工費用のほかに砂利石代が必要

業者に頼む場合は、施工費用のほかに砂利石の料金が実費として必要になります。
施工費用については業者によって違いますが、ただ砂利を敷くだけであれば、1㎡あたり1,500円から2,000円程度が相場のようです。

7-3.コンクリート敷きをする場合

砂利を敷くこと以外に、コンクリートを敷く方法もあります。

コンクリートを敷くと砂利よりも費用がかかります。
お墓のある場所によりますが、大体1㎡あたり1万円~1万8,000円くらいが相場のようです。

ただし、金額は業者によってかなり差があるようなので、コンクリートを敷く場合は事前に見積もりを取ってみるとよいでしょう。
見積もりを依頼する際には、お墓のまわりの砂利を敷きたい面積だけでなく、お墓の大きさも測っておくことをおすすめします。

8.防草対策

砂利を敷いても、生命力の強い雑草は砂利の間から生えてきます。
砂利を敷いたからといって、必ずしも雑草が生えてこないというわけではありません。
また、砂利の間から生えた草を抜くことで、再び土が柔らかくなってしまうこともあります。
ここでは、防草対策についてご紹介しましょう。

8-1.防草シートを併用する

防草シートは、砂利が土に埋もれないようにするために敷く場合もありますが、砂利の下から生えてくる雑草防止のために敷くことがほとんどです。

防草シートにもいろいろあり、ものによっては劣化が早いだけでなくシートの隙間からも雑草が生えることがあります。
防草シートは1㎡300円くらいから購入できますが、防草シートを選ぶ場合は、防草効果の高いしっかりしたものを選ぶようにしましょう。
また、敷く場所にもよりますが、防草シートの上に砂利を敷かなくても十分気にならないような色合いの防草シートも販売されています。

8-2.敷石マットを敷き詰める

砂利を敷く一番の目的が防草だったり、防草する範囲が広いような場合には、砂利を敷かないという方法もあります。
お墓の敷地が広い場合にはお墓に近い部分のみ砂利を敷き、歩く場所だけホームセンターなどで売られているような敷石マットを敷き詰める方法もあります。

8-3.コンクリートを敷く

防草のために砂利を検討しているなら、コンクリートを敷き、砂利は入れないということもできます。
お墓のまわりの水はけが心配でしたら、透過性コンクリートや水をかけると固まる砂を利用する方法もあります。
水をかけると固まる砂は素人でも扱え、不要になった時には砕いて砂に戻すこともできますが、耐久性の面ではコンクリートよりも落ちてしまいます。

9.まとめ

砂利は、お墓の雰囲気を大きく左右します。
また原料が石なので、見た目よりもかなり重量があります。

自分で砂利を敷く場合はかなりの重労働になりますし、出来上がりがイメージと違うということになってしまう可能性もあります。
砂利を自分で敷くか、それとも業者に依頼するか、お墓の場所や費用なども含め総合的に判断しましょう。