都立 染井霊園(東京都豊島区)【見学レポート】

東京都豊島区にある都立 染井霊園に伺いました。
現地の様子をレポート形式でお伝えします。
※一般的な霊園については、『霊園とは?』で解説しています。
目次
見学レポート
染井霊園は桜の木々が立ち並ぶ、都立の中では最も規模が小さい霊園です。
季節になると桜が咲き乱れ、夜桜のライトアップなどもするそうです。
開園は明治7年と古く、著名人のお墓もたくさんあります。
「巣鴨駅」から歩いていくことができるので、アクセスも良好です。
JR「巣鴨駅」から霊園まで
巣鴨駅からは、約12分の道のりです。
改札を抜けて、北口から出ます。
構内に改札は1つです。
北口を出たら右手に進みます。
すぐに角に突き当たりますが、右手に道なりに歩いていきます。
線路沿いに出ます。
少し歩くと、スポーツセンターの緑のフェンスが見えるので、この角を左折します。
ずっと直進していくと、白いフェンスに突き当たります。
ここが染井霊園の敷地です。
フェンスに沿って歩いていくと、染井霊園の入り口があります。
爽やかな青空に緑がまぶしい霊園
染井霊園のメインの通りはアスファルトで舗装され、歩きやすくなっています。
各区画までの道には石が敷かれているか、芝生になっているところもあります。
区画はやや広いものから用意されているようです。
大きめの区画に分家や個人など物もあわせて、複数のお墓を建てている所が多いです。
お墓は古いものから新しいものまであります。
おおむね和型のお墓が多くありましたが、現代らしい洋型のお墓も散見されます。
立体の埋蔵施設のような家墓や、かなり以前に建てられたと思われるドーム型のお墓もありました。
この他、自然の石の形を生かしたものなど、各々の趣向に合わせて自由なデザインでお墓が建てられているようです。
公営霊園なので、宗教は不問です。
キリスト教や神道の方のお墓もありました。
染井霊園の歴史は明治までさかのぼります。
高村光太郎など、数々の著名人のお墓があるのも魅力の一つです。
「染井」はソメイヨシノ発祥の地。
花吹雪広場と呼ばれるスペースがあり、季節になると花見客が訪れます。
普段は休憩所として、やさしい木漏れ日のもと足を休めることができます。
他にも、竹などで作られた風情のある休憩所もあり、ゆったりとした気分で休んでいけます。
その他水場や下げ花置き場があり、使い勝手に配慮されています。
管理事務所もあるので、安心して利用できます。
事務所前には駐車場があり、何台か停めることができます。
実際に訪問して
染井霊園は自然豊かで、都会の喧騒から分けられた静かな霊園です。
木々に囲まれていますが、空が広く開放的です。
芝生を踏みしめる感触や鳥のさえずりが、心を穏やかにしてくれました。
園内の植栽や設備もきれいに整えられ、使い勝手に配慮されている様子がうかがえます。
また、年季の入っているお墓や著名人のお墓が、歴史の積み重ねを感じさせます。
お墓の形が画一化されていないことも、面白味の一つだと感じました。
美しい緑と歴史に囲まれた、心落ち着く霊園です。