事実婚(内縁)のお墓探しに抑えておく3つの事項

事実婚(内縁)のお墓探しに抑えておく3つの事項

事実婚(内縁)の相手と入るお墓を探したいが、どこに相談していいかわからない…と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

普通のお墓探しと違い、一見難しそうですが今回紹介する「絶対に知っておくべき注意点」を押さえておけば失敗する事はありません。

事実婚(内縁)を受け入れていない所も存在する

同じ姓しか認めない場合

霊園・墓地によっては3親等まで、同じ姓のみ、長男のみ、等厳しく決められている所もあります。
その場合、姓が異なる事実婚(内縁)は断られてしまう場合があります。

元々、お墓は「○○家乃墓」と書いてあるとおり、家単位のお墓という認識がありました。
その為、昔ながらの墓地・霊園やお寺などは以前からの流れを優先し、別姓での納骨をお断りしている所もあるのです。

別姓でも入れるお墓、入れないお墓

「同じ姓のみ」「3親等まで」等のルールは法律では一切定めはありません。
その為、誰が決めているのかというと霊園・墓地の管理を行っている人が定めているのです。
ですから、「別姓でも入れるお墓」「入れないお墓」が存在するのです。

最近の流れとしては別姓でも入れる霊園が増加しています。事実婚(内縁)だけではなく友達などでも入れるお墓も大々的に販売されています。
一昔前であれば難しかったお墓選びも、今では比較的簡単になってきているのが実情です。

相手の親族と話をつけておく

お骨を渡して貰えるか確認

お墓選びで一番重要な問題としては「相手の親族に話をつける事」と言えます。
普段からコミュニケーションが取れている関係ならば問題無いのですが、普段交流が無い場合は注意が必要です。
特に多い問題として「お骨を渡さない」と言われる事が多いようです。
理由は様々ですが、相手方の親族と生前にしっかりと話し合われる事が大切です。

分骨の提案を行う

相手方の親族と話しても平行線のまま進まない場合は、一つの提案として分骨を提案してみては如何でしょうか。
お骨を相手側にも渡して、ご自身でもお骨を持つことが出来ます。
この状態であれば、事実婚(内縁)の相手と一緒にお墓に入る事が可能です。

お墓の種類を決める

一般的なお墓

お骨の問題が解決したら、納骨される場所を探します。
一般的な墓石を建てる一般墓も選ぶことも出来ます。
このタイプであれば、お墓のデザインや色、場所など様々な条件を元に探すことが可能です。
霊園・墓地によって雰囲気やイメージが異なるのでお二人で納得のいく場所を選べます。

後継ぎ不要の永代供養

もし、お墓を守ってくれる人が居なければ永代供養付きのお墓を選ぶ事をお勧めします。
片方が生きているうちはいいのですが、二人ともなくなてしまった場合普通のお墓だと無縁仏になってしまいます。
せっかく、二人で入ったのに最後は悲しい結末を迎えてしまう…そうならない為に、最初から永代に渡り供養して頂けるお墓も多数存在します。
例えば、納骨堂、樹木葬、永代供養墓などが主流となっていますが、最近では永代供養付きの一般墓なども用意されています。

時代のニーズに合ったお墓が人気となっています。

自然に還る海洋葬

お骨を飲骨必要もなく、自然に帰りたい…そう思われる方に人気なのが海洋葬です。
これは、お骨をパウダー状にして海にお骨を撒く方法です。

ただ、全部を撒いてしまうとお参りしたい時などに何もできない為、少量のお骨をペンダントや小さな骨壺に移し自宅供養する事をお勧めします。

まとめ

事実婚(内縁)の方々がお墓を探す事に対して、現在では非常に探しやすい環境が整っています。
ただ、購入後に別姓は入れなかった、と発覚しないように事前に調べておく事が重要です。

また、お骨の管理を任せてもらえるのかどうかなども、しっかりと相手方の親族と話し合う必要があります。

あとは二人でお骨の在り方を話し合い、どういったお墓を利用するの検討し探される事をお勧めします。

時代と共に、ライフスタイルが変わる中お墓の在り方も変わっています。

亡くなった後も二人が寄り添える納得のできる形をじっくり探してみてください。

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