お墓でローンは組める?樹木葬の場合や金融会社も紹介

  • 投稿日:2019/02/15
  • 更新日:2021/11/18
お墓でローンは組める?樹木葬の場合や金融会社も紹介

お墓を入手しようという場合、高額な費用が必要です。
にもかかわらず、散骨しない限りお墓は1軒に最低でも1つは用意しなければなりません。

しかし現金でそのお金を用意できない場合はどうしたらよいのでしょうか。
お墓の購入にローンは使えるのでしょうか。

今回の記事では、お墓はローンで購入することができるかということの解説と、お墓購入のためのローンを用意している金融会社をご紹介します。

近くの墓地・霊園を探してみる >>

お墓をローンで買うことはできるか

まずお墓はローンで買うことはできるのか、という点について解説しましょう。

お墓の値段と支払い方法

そもそもお墓を購入する場合、どの程度のお金が必要なのでしょうか。

お墓取得の費用は3つあります。

  • 永代使用料
    1つは墓域の利用料です。これは「永代使用料」と言われるもので、お墓の入手時に1回払えばOKです。
    「お墓を買う」とよく言いますが、これは所有権を得ることではなく、管理費を支払っている間は利用できるという「利用権」であることに注意しましょう。
  • 石材・工事費
    2つ目は墓石そのものの石材費、文字を彫り入れる代金、墓石を設置する工事費用です。
    これも1度支払えば費用は掛かりません。
  • 年間管理費
    3つ目はお墓の管理費です。
    最初の1年分は永代使用料に含まれている場合もあります。
    これは自分のお墓を掃除してもらう費用ではなく、墓地のトイレや参道などの共用部分を管理、維持する費用です。
    これは毎年請求されます。

このうち、初期費用となる永代使用料と石材・工事費を併せた額の相場は100万~300万円です。
管理費は年間で1万円程度です。

永代使用料は基本的に一括で霊園に支払います。
年間管理費は年に1回霊園に払います。

石材・工事費の支払いは石材店によりますが、契約時に費用の半額を払い、引き渡し後に残りの半分を支払うのが一般的です。

お墓を買うお金がない時のメモリアルローン

お墓の費用を一度に支払えない場合は、お墓取得に使途を特化したローンを利用することが可能です。
葬祭やお墓などにに特化したローンを、メモリアルローンと言います。

メモリアルローンの別名は建墓ローン

メモリアルローンは別名建墓ローンとも言い、お墓だけではなく、仏具の購入や、葬儀代金にも利用できるローンです。
ただしすべての金融機関が用意しているわけではなく、一部の金融機関や信販会社などだけが提供しています。

取扱いは非銀行系のノンバンクが中心

お墓取得のために利用できるローンの運営会社は、銀行などではなくいわゆるノンバンク系と呼ばれる金融機関が中心です。
たとえばクレジット会社などです。

どのようにして借りるかというと、霊園の運営会社や墓石を販売している石材店などがそのローン会社と提携していることがあるので、石材店によっては購入手続きの際に申し込むことが可能です。
またメモリアルローンを扱っている金融機関の窓口に行ったり、電話で問い合わせれば、必要な手続きを教えてくれます。

墓石ローンを持ってる石材店もある

独自にローンを持っている石材店も増えてきました。

カード会社や銀行に借りるよりも低金利で借りられることが多いので、ローンを検討する場合はまず石材店に相談すると良いでしょう。

基本的に保証人が必要ない

ローンということは借入金なので、住宅ローンのように保証人が必要かというとそうではありません。
メモリアルローンを借りる場合には、保証人は不要なのです。
これはメモリアルローンの大きな特徴の1つです。

保証人の代わりに、会社が指定する保証会社に入ります。

借り入れ上限額の幅が広い

メモリアルローンの特徴のもう1つは借り入れ上限額の幅が広く、そして高額であることです。

低くても300万円から、高いところであれば1000万円の限度額になっています。
この限度額であれば十分にお墓を購入することが可能でしょう。

お墓のローンの金利相場は?

ローンを借りる場合、金利が気になるでしょう。

メモリアルローンの金利の平均は年率6%~10%です。
大手銀行やカード会社などのカードローンの金利が年率1%~18%なので、カードローンの金利を低めで設定できる人の場合は、あえてメモリアルローンで借りずに、通常のカードローンでお墓の購入資金を用意したほうが良いでしょう。

年金でもお墓のローンは組める?

一般的なローンは、定収入がないと借りることはできません。
そしてその定収入には年金は含まれないという条件の金融機関も多いです。

しかしお墓を購入しようとしている人は、年配の人である場合が多いので、メモリアルローンの利用条件には、年金による定収入でも良いことになっていることがほとんどです。

メモリアルローンの審査が通りやすい人は

メモリアルローンの審査が通りやすい人は、過去カードローンの利用経歴がない人です。

またカード会社や消費者金融のメモリアルローンの場合は、年収の1/3以上のお金は借りられませんが、銀行のメモリアルローンであればそのような制限はありません。
ですから年金収入だけしかなく、お墓の購入代が年間の年金収入の1/3以上になってしまいそうな人は、銀行のメモリアルローンを利用しましょう。

建墓ローン会社の例

ではメモリアルローンを用意している金融機関にはどのようなところがあるのでしょうか。
ここでは3社ご紹介します。

オリックスクレジット

オリックスグループのうち、金融サービスを提供するための会社です。
メモリアルローンはインターネットで申込できます。

ローン内容

・金利6.0%~10.0%
・限度額10万~800万円

申し込み条件

・日本国内在住者で20歳以上65歳未満
・定収入がある

必要書類

・本人確認書類
・収入証明書

千葉銀行メモリアルローン

ちばぎんのメモリアルローンです。
千葉、東京、埼玉、茨城全域、一部地域を除く神奈川県で借り入れができます。
郵送で申し込む場合はまずネットで仮審査をします。

ローン内容

・金利5.2%(変動金利・保証料込み)
・限度額10万~500万円

申し込み条件

・日本国内在住者で20歳以上65歳未満
・定収入がある

必要書類

・本人確認書類
・勤続(営業)年数を確認できる書類の写し
・所得証明書類
・資金使途および所要金額を確認できる書面の写し
・銀行のお届け印

愛知銀行

愛知県を中心に店舗を展開しています。
愛知県の他、岐阜県、三重県、静岡県、大阪府、東京都などに店舗を出しています。

ローン内容

・金利6.0%
・限度額10万円~300万円

申し込み条件

・日本国内在住者で20歳以上65歳未満
・定収入がある個人(アルバイト、パートの収入のみ、あるいは年金のみの場合は不可)
・前年度の収入が150万円以上
・現在の住まいに1年以上住んでいる
・3年以上の勤続年数、営業年数がある
・借入合計額が他社も含めて500万円未満であり、かつその借入額が年収の50%未満
・愛知銀行を含めた年間元利返済額が年収の40%以下

必要書類

・本人確認書類
・年収を確認できる書類
・お使いみちを確認できる書類
・普通預金通帳または総合口座通帳(愛知銀行の預金口座がある場合)
・預金お届出印(今回口座開設される場合はお届出予定の印鑑)

永代使用料はローンで払うことができるか

永代使用料は、税金がかからないなど特殊な扱いを受けるイメージがありますが、こちらもローンで払うことはできるのでしょうか。
メモリアルローンの利用用途は、多くの場合以下に限られています。

  • 墓地代(永代使用料)
  • 墓石代(墓石本体のみ。彫刻代は含まない)
  • 仏壇や仏具の購入費
  • 葬式代
  • 墓石設置の工事費

    ですからお墓の購入する代金、すなわち永代使用料と墓石代はメモリアルローンでまかなうことができます。
    管理費などは金融機関によってメモリアルローンで借りられる場合と、借りられない場合があります。

樹木葬や納骨堂でローンを組むことはできるか

メモリアルローンではお墓の形式に条件は設けられていません。
ですから従来型の、お墓の土地を入手しその上に墓石を建てるという形式の墓地でない場合でも、メモリアルローンを利用することは可能です。

具体的には、墓石を建てない樹木葬でも、屋内に遺骨を安置する納骨堂でも、その取得費用にメモリアルローンを利用することができます。

ただし、借入は10万円~としている場合が多いので、格安の5万円の樹木葬などでローンを組むことは難しいでしょう。

ローンの審査が通らなかった場合

メモリアルローンは比較的審査が通りやすいローンですが、しかし審査を通らない場合も当然あり得ます。
審査を通らなかった場合は、以下の方法でお墓の入手資金を用意しましょう。

カードローンを利用する

すでにカードローンを利用して、しっかり返済している人は、金融機関の審査が通りやすいです。
したがって、カードローンで資金を用意しましょう。

終活プランに貯金を入れる

すぐにお墓が必要ではなく、自分や家族の遺骨を納めるために、これからお墓を用意する必要がある、という場合は、終活の中にお墓の購入資金用の貯金をすることを入れましょう。

仮にお墓の入手に150万円必要だとしても、月1万円程度の積み立てで10年あれば十分に貯めることが可能です。

合祀などの安いお墓を買う

お墓は、土地を入手し墓石を建てるという形式にとらわれなければ、意外に安く手に入ります。
たとえば納骨堂や、あるいはほかの人と一緒に遺骨を埋葬する合祀墓などであれば、数万円から取得できます。

近くの合祀墓を探してみる >>

送骨や散骨など格安で遺骨を処分する

さらに遺骨を安く納骨したい場合は、送骨や散骨を考えましょう。

送骨とは

送骨とは日本郵便のゆうパック利用してお寺や霊園に遺骨を送付し、そのまま納骨してもらうサービスです。
これであれば、1万円程度から納骨できます。

散骨とは

散骨とは、遺骨を粉末状にして、自然の中に還す埋葬方法です。
例えば、海、山などの還すのが一般的で、中には宇宙に散骨したり、空中で散布する方法もあります。
もちろん、費用的に安いのは、海や山に散骨する方法です。

通常の散骨の方法は、専門業者に頼むことです。
散骨業者は遺骨の粉末化と、その散骨を行ってくれます。
散骨に関しても、遺族が立ち会わないで業者が代行する委託散骨と、複数の遺族で1隻の船に乗り海上で散骨する合同散骨、船を1軒の家で借り切って散骨する個別散骨があり、委託散骨、合同散骨、個別散骨の順で費用が安いです。

さらに安く散骨しようという場合は、自分で行えば費用は交通費だけで済みます。
まず遺骨は袋に入れて、上からハンマーなどで叩けば粉末状にできます。
その遺骨を自分で海上や、山の中に行って撒けば費用はかかりません。

ただし、粉骨は遺骨を骨だとわからない状態になるまで砕く必要がありますし、遺骨を撒く場所は海上であれば海岸から沖に1.5km以上離れていて、かつ近隣に漁場がない場所を選ぶことが散骨業者の自主規制です。
また山の中に還す場合でも、その土地は自分のものか、所有者の許可を得ていなければなりません。

1番簡単なのは、自宅の庭に散骨することですが、これであっても近隣の住宅から見えない場所にする必要があります。

以上のように完全に個人で散骨することは意外に大変なので、散骨する場合はできれば業者に頼んだほうが良いでしょう。

まとめ

お墓の購入は人によっては住宅の次に高い買い物になるかもしれません。
加えて、お墓の購入代金は一括で支払う必要があります。
その資金を用意できない場合は、メモリアルローンを利用しましょう。
利用するためには、以上で解説した内容をよく読んで、トラブルのないように行うことが大切です。

墓地や霊園をお探しですか?

お墓さがしでは、全国の墓地や霊園をご案内しています。
ご希望のエリアや条件に絞ってお探しできるので、ご自分の条件にあるお墓にはどんなものがあるか、一度チェックしてみましょう。

近くの墓地・霊園を探してみる >>