メイスンワーク株式会社(東京都板橋区)【石材店インタビュー】

メイスンワーク株式会社(東京都板橋区)【石材店インタビュー】

東京・埼玉・千葉・群馬を中心に関東圏にある各霊園のご紹介からご案内、墓石の輸入から彫刻・販売、合祀墓や樹木葬の企画・造成など、メモリアル産業のすべてを行うメイスンワーク株式会社。

この記事では、メイスンワーク株式会社の代表取締役 福壽社長に、メイスンワークの特徴やメイスンワークの樹木葬の良さについてお伺いしました。「メイスンワーク株式会社ってどんな会社?」「メイスンワークが作る樹木葬と他の樹木葬にはどんな違いがあるの?」とお思いの方は、ぜひご覧ください。

なお、石材店全般については、『石材店の選び方』の記事をご覧ください。

メイスンワーク株式会社とは

メイスンワーク 池袋本部
メイスンワーク株式会社 池袋本部 外観

メイスンワーク株式会社とは、お客様との出会いから墓石の完成引き渡しまですべてを担う石材店です。

関東の霊園を中心に、墓石の設計から輸入・自社工場にて検品・彫刻、販売、そして施工までを、グループ会社の株式会社イシクとトータルでプロデュースしています。スピーディ ーな「ワンストップサービス」対応を得意としています。

また、現在主流になりつつある樹木葬の企画や販売を先駆けて行った会社であり、お客様それぞれに合ったお墓スタイルを、お客様に寄り添って考えてくれるのも魅力です。

メイスンワーク株式会社のインタビュー

福壽さん2
メイスンワーク株式会社 代表取締役 福壽社長

アマチュアスポーツを支援するため幅広い業種で会社を経営

―まずは、簡単に自己紹介をお願いします。

福壽社長:メイスンワークグループの代表、福壽孝太朗です。

 私は学生時代、ずっとスポーツに専念してきました。小中学生はバスケ部、高校・大学は陸上競技で全国大会のトップレベルで競技をしてきました。そんな中、現代の日本社会でのアマチュアスポーツの衰退を肌で感じ、それを支援することができないか、支援できる会社を作ることができないか、と考えるようになりました。

 アマチュアスポーツ業界は、残念ながらなかなか雇用が難しいです。働きながら、スポーツを続けることが難しいのが現状です。学生時代は多種多様のスポーツで素晴らしい成績を収めていたアスリートも、社会人になると衣食住のために仕事に追われ、競技を辞めてしまうケースがほとんどです。スポーツを行う選手たちが自活しながら競技を続けられるようになればと考えてきました。

 そのために、私は大学時代に起業をし、衣食住のための仕事を作ってきました。自社で、衣食住の環境を整え選手たちに提供できる会社を目指しました。

 最初に起業したのは、アパレルの会社です。その後、飲食店のノウハウを身に付けて、これまでに 30 店舗ほどの飲食店の立ち上げに携わりました。不動産の仕事にも取り組み、建築業や売買について不動産会社で学び、経験を積んでから独立し、新たに不動産会社も立ち上げました。

実業団チーム「メイスンワーク陸上競技部」の存在

―メイスンワーク株式会社には石材店としては珍しく陸上競技の実業団チームがあると聞きました。「メイスンワーク陸上競技部」の存在も福壽社長のアマチュアスポーツへの課題意識があってのことなのでしょうか。

福壽社長:そうですね。メイスンワーク陸上競技部には、田中佑典という短距離走の選手がいます。彼はユニバーシアード競技大会(大学の世界大会)で金メダルをとった経験を持つ、現役のアスリートです。そんな彼が、時短勤務ですが営業の仕事もしています。営業成績も非常に優秀です。

 きちんと仕事で優秀な営業成績を出しながら、競技を続ける。そんな選手が、メイスンワークに在籍しています。墓石業界にそんな選手がいる、その社会的価値は、すごく高いと思っています。そして同時に、同僚がアスリートであり続けるために時短勤務することを受け入れてくれている社員達の、スポーツ文化への理解の高さにも感謝しています。

 彼のように現役アスリートが仕事をする社員のいる会社は、学生時代にスポーツに専念してきた私が作りたかった会社の在り方です。それはこれからの日本のアマチュアスポーツ業界にとって価値があることだと思っていますし、同時に、メイスンワークという会社の価値を高めてくれていると信じています。

社内にあるジム
池袋本部の地下にあるジム

父の跡を継いでお墓業界へ

―お墓の事業に携わっているのは、なにかきっかけがあったのでしょうか。

福壽社長:単純に二代目だからです。父がメイスンワーク株式会社を起業した一代目、私が二代目です。

 実は、元々は会社を継ぐ予定ではなかったのです。きっかけは、自社霊園の群馬聖地霊園で企画した樹木葬でした。企画時に父が樹木葬の図面を私のところに持ってきて、今度販売する予定だ、と話をしてきました。私は自分の勘で「これは売れるな」「面白そうだ」と強く感じて、心を動かされた記憶があります。この時にお墓業界に興味が沸いてきました。

メイスンワークの樹木葬

―メイスンワークさんは一都三県を中心に樹木葬を展開されていますよね。メイスンワークの樹木葬の特徴はなんでしょうか。

福壽社長:父の代の樹木葬は、すべて「ホーステイル(意味:つくし)」という名前で作っていました。私は父と違い、ひとつひとつの場所に合わせて、テーマとデザインを考えて作っています。

 例えば、千葉県船橋市の夏見に船橋夏見霊園があります。昨年新しく樹木葬を作ったところです。テーマを「海」にしました。そして、千葉県民の好んでいる樹木がヤシの木だったので、専門のヤシの木業者から特別に仕入れた大きくて立派なヤシの木をシンボルツリーに選びました。

樹木葬「パームツリー」2
船橋夏見霊園内にある樹木葬「パームツリー」

―ということは、今後はそれぞれテーマを入れた樹木葬を増やしていくんですね。

福壽社長:そうですね。私の主義としては、自社の利益だけでなく、樹木葬を作らせていただく宗教法人にとってもいい事業でありたいと考えています。そのように日頃から社員にも伝えています。

 複数の樹木葬を施工する会社があります。全ての会社ではありませんが販売を目的とするのではなく、樹木葬を作るまでを仕事にして自社の利益を出し、その後の販売をきちんとせずに姿を消してしまう会社も多数あります。我々は、宗教法人から樹木葬を出してほしいとお話をいただいても、基本的に 8 割ぐらいは断っています。売れない場所でもいいから樹木葬を作ってそれで終わりという考えではないためです。

 きちんと住職との打ち合わせを重ね、社員と話し合い、完売できる場所かを吟味します。「本質のある仕事をしよう」と社員と常に話をしています。販売できなければ宗教法人に対して申し訳ないからです。

―樹木葬の造成から販売までしっかりと手掛けていらっしゃるんですね。実際にメイスンワークの樹木葬を購入された方からはどのような声が届いていますか?

福壽社長:「デザインがいい」という声はいただいています。こちらも独自でお寺さんにあったものを試行錯誤して作っているので、うれしいですね。

 あとは、メイスンワークの樹木葬は、お参りのときに必ず自分のお墓が見えるように、正面から見て墓石が重ならないような設置にしています。そういったデザインもあって、「小さいけれど合祀墓ではない、個人の小さいお墓」というイメージを持っていただいて購入する方が多いと聞いています。

メイスンワークの強み

福壽さん1
福壽社長

―貴社の強みはどのような部分にあると思いますか?

福壽社長:私が起業家として経験を積んできたことが大きいかと思います。

 数年前でしたら、生涯1回しか買わないお墓にはたくさんお金をかける、というような思いが日本人の中にあったと思います。今は、どんどん多様化しています。それこそ墓石を買わない方も出てくるでしょう。一般の墓石ではなく、合同墓や樹木葬を選ぶ方もいるでしょう。今まで通りお墓を作るという方もいます。この多様化の中で、時代の流れに沿った戦略を立てることができる事が大きな強みです。石材店としてのメイスンワークの未来は明るいと思っています。

 あとは、社員がみな優秀です。営業はもちろん、経営陣やグループ会社、本当に優秀なメンバーが揃っています。コロナの先も見据えた経営ができています。

―とても頼もしいですね。お墓の施工面では、どのような強みがありますか?

福壽社長:グループ会社に石の輸入から彫刻、施工までできる株式会社イシクがあるので、霊園の案内からお墓の引き渡しまでワンストップでできることが強みです。納期のコントロールもできます。自社で 20 年以上働いている経験豊かな職人を抱えているという点や、一般墓については自社の保証が 15 年付いているという点も、お客様に安心していただけていると自負しております。
―最後に、お墓を探している方へひとことメッセージをお願いします。

福壽社長:これからの日本に必要なお墓のサービスをメイスンワークが提供します。

メイスンワークおすすめの墓地・霊園

メイスンワークおすすめの墓地・霊園には以下のものがあります。

東京都のメイスンワークおすすめ霊園

神奈川県のメイスンワークおすすめ霊園

埼玉県のメイスンワークおすすめ霊園

千葉県のメイスンワークおすすめ霊園

群馬県のメイスンワークおすすめ霊園

インタビュー後記

ただ儲かるというよりも、お墓を購入するお客様、墓地を運営する宗教法人、それぞれにとって良い企業でありたいという福壽社長の主義のもと、日本に必要なサービスを提供するメイスンワーク株式会社。

ただ樹木葬をつくって終わりではなく、きちんと戦略を立てて、販売できるところでしか樹木葬をつくらないという姿勢に、信頼できると感じました。

樹木葬ごとにお寺やその土地の風土に合わせたテーマを設定しているのも魅力的です。デザイン性の高さや正面から見たときに石碑が被って見えないという細やかな配慮もメイスンワークがつくる樹木葬の特徴だといえるでしょう。

ぜひ現地でメイスンワークの樹木葬をご覧ください。

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執筆者情報

お墓ディレクター

馬淵

経歴

石材店勤務を経験後、現在はお墓さがしのライターとして、皆様のお墓に対する不安や疑問を解消できるコンテンツ作りを心掛けています。

保有資格

お墓ディレクター(認定番号 21-200042-00)