お墓の外柵について解説!費用やリフォームの方法は?

お墓の外柵について解説!費用やリフォームの方法は?

お墓にもリフォームがあるって知っていますでしょうか?
実際に、お墓も立て替えることができますが、愛着のあるお墓であればできるだけ長く使いたくなるのが心情でもあるでしょう。

そんなときに検討したいのがこのお墓の外柵のリフォームです。
外柵ってなに?というところから解説いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

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お墓の外柵ってなに?

お墓の外柵とは主に墓石や、地中にある納骨室の周りをぐるっと囲っている部分をさします。
表出しているタイプや、一体型などさまざまなものがあります。

外柵の役割

外柵の役割は主に、他のお墓との境界線を示しています。
宗教的な見解ではあの世とこの世の境界線とも言われています。

外柵の範囲や、どの部分を指すのかという見解は宗教や、地域、石材店で若干の違いが見られるようなので、実際にお墓を建てるときには細かく聞く必要があります。

外柵の費用

外柵の費用相場は主に石材+外枠工事+基礎工事+まき砂利の費用を敷地面積に乗じて計算することが出来るようです。
一例として、下記のような内訳があげられます。

2㎡ 3㎡ 4㎡
石材 15万円 25万円 35万円
外枠工事 10万円 14万円 16万円
基礎工事 9万円 11万円 13万円
まき砂利 2万円 6万円 8万円
合計 36万円 56万円 72万円

お墓の外柵をリフォームしたい

では実際に、お墓の外柵が古くなったときにどんな手段があるのでしょうか。
この項ではお墓の外柵のリフォームという方法を紹介していきます。

お墓の外柵をリフォームすることはできる?

お墓の外柵だけをリフォームすることが出来ます。
外柵の部分だけを取り替えるので墓石や土台を変化させなくて済みます。

たいていお墓を建ててから20~30年くらいすると、建て替えるタイミングになるとされています。
この期間は一概にいえませんが、お墓の構造や石の種類によっても左右されます。

昔はコンクリートや大谷石、あるいは海外のあまり質のよくないものが使われていたこともあったようです。
ですので劣化したと思った場合は業者の人に相談してみるのもよいでしょう。

お墓の外柵リフォームの費用相場

相場はまさにピンきりですが、平均的な価格を見ると10~30万円くらいが妥当な相場となっているようです。
この価格は当然業者の違いによる部分もありますし、使用する石材によっても変わってきます。

中には100万円するような場合もあるようです。ですので、いくつか見積もりをとって検証するのもひとつの手でしょう。

リフォームで外柵のデザインは選べるの?

外柵のデザインを変えることができるかどうかは、お墓がある墓所の規定によります。

規格墓所と呼ばれる、同じ形のお墓が並んでいる区画のお墓をリフォームする場合は、今まで通りのデザインにする必要があるでしょう。
対して、自由墓所と呼ばれる、お墓の形を好きにデザインできるところにお墓があるのであれば、外柵のデザインも自由です。
また、石種を変えていいのかなども墓所や区画の規定によりますので、墓地の管理者に確認する必要があります。

なお、お墓の外柵もさまざまなデザインがあります。
主に関東型と呼ばれるものと、関西型と呼ばれるものが存在しています。

特徴としては関東型のほうが入り口に門柱等のデザインが施されており幾分派手目な印象です。
関西型はそれに対しシンプルな形状になっています。
デザインの種類は以下のようになっています。

関東型 関西型
・角型通羽目
・角型通階段
・丸型植木鉢付通階段
・丸型通階段
・関東型玉垣
・関東型巻石
・地上型巻石
・OA型巻石
・ナナメ型巻石
・バリアフリー型巻石
・和方玉垣
・前庭式型巻石
・デザイン巻石

お墓の外柵をリフォームするメリット・デメリット

お墓の外柵をリフォームするときに気をつけたいのは、そのメリットデメリットです。
リフォームを考えるときはどんな特徴があるのか考えて行いたいものです。

お墓の外柵をリフォームするメリット

お墓の外柵をリフォームするメリットは費用を抑えることが出来るということです。
お墓は外柵以外にも墓石を含めたさまざまな構造となっており、全体を変えてしまうと数百万単位になってしまうこともあります。

また、お墓の基礎部分を構成しているのも外柵の役割のひとつとなっています。
昨今では地震多いですが、地中の基礎が劣化している場合にはお墓全体が地震の影響を受けかねません。

地震などの外刺激によって地中の外柵が割れてしまうと水が染み込み遺骨にカビが生えることもあるそうなので丈夫な外柵にリフォームすることは大事なメンテナンスです。

お墓の外柵をリフォームするデメリット

お墓をリフォームするデメリットというのはあまりありませんが、ひとつ大きなデメリットとしては、墓石などほかの部分も劣化していた場合です。
費用を削減しようとして、外柵のリフォームをした後、他の部分も劣化が進み、後にそれらもリフォームした場合、結果的に一度に立て替えた方が安くなってしまうなんてケースもあります。
ですので、はじめにどれくらいの劣化があるのか、どんな手段が考えられるのかを業者と相談しましょう。

お墓の外柵を修理したい

お墓の外柵には建て替えや、リフォーム以外に修理する方法もあります。
修理にはどんな特徴があるのかを紹介していきましょう。

外柵のリフォームと修理の違い

外柵にはリフォーム以外にも修理という選択肢があります。
この修理とリフォームの概念は業者によってさまざまなようですが、比較的大掛かりな手入れのことをリフォームといい、細かな手入れを修理という傾向にあるようです。

例えば、墓石ごと新しくして建て替えてしまうようなものはリフォームです。
対して、目地の修復など、現存の墓石をそのまま使って、軽微な修復をするような場合は修理と呼ばれることが多いでしょう。

お墓の外柵って修理できる?

結論から伝えるとお墓の外柵は当然修理することが可能です。
修理する場面はもちろんケースバイケースですが、ではどんな場合に修理をするべきなのかを知りたいところでしょう。

基本的に修理が行われるケースは微細な箇所の修正や、軽い傾きなど立て替えるほどではないけれど、修正が必要なときに行われます。
事項ではその具体的なケースを紹介しましょう。

お墓の外柵を修理すべきとき

実際にお墓が修理されるのはどんなケースがあるでしょうか。

よく、お墓の修理業者が提案しているのはひび割れです。
お墓の外柵に限らず、お墓において修理が必要なケースはひび割れがあげられます。
ひび割れが起こると、そこから大きな劣化につながるので、目立つようになってきたら修理の依頼を行いましょう。

また、小さな傾きなどが見えるときもあります。
傾きが激しくなってきた場合、ゆくゆくは大きな建て替えが必要になってしまうことにもなりかねません。

お墓は基本的には数十年単位で使っていくものです。
場合によっては代々に受け継いでいく重要なものでもあります。

しかし、修理などのメンテナンスを怠れば、その期間は短くなっていってしまします。
ご先祖様の眠る大切なお墓ですから、こまめに修復をして長く使えるようにしましょう。

お墓の外柵を修理する手順

次にお墓の修理をするときの手順を紹介したいと思います。
修理の流れを箇条書きにすると以下のようになります。
ですので、お墓の修理をするときは以下のように習って行ってみてください。

・施工業者の確認
・修理の依頼
・見積もり金額の確認

施工業者の確認は基本的にはそのお墓を建ててもらった業者を確認します。
しかし、何代か前に建てた古いお墓の場合、業者が判らなかったりする場合もあります。

ですので、業者が判らない場合は、他の業者に事情を説明し、修理を依頼します。
寺院や民営の墓地では出入りできる業者が決まっている場合もあるので、墓地管理者に相談しても良いでしょう。

修理依頼をした場合、その修理が可能かどうか、金額はいくらなのかを打ち合わせします。
仮に、その劣化が激しい場合はリフォームや建て替えのすすめもあるでしょう。
しっかりと納得のいく形に収めましょう。

お墓の外柵を修理の費用相場

基本的に、小さなひび割れ等の修理の場合、2~3万円程度とされていますがその損害規模によって大きく価格が変動する場合があります。
費用相場はあってないようなものなので、いくつかの業者に見積もりをとって検討しましょう。

お墓の外柵を修理するメリット・デメリット

この項ではお墓の修理にかかるメリットとデメリットを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

お墓の外柵を修理するメリット

お墓の外柵を修理するメリットは、部分的な修繕が出来ることです。
まだ建てたばかりのお墓や、そんなに大きくない部分の修繕にはリフォームをする必要もないですが、放置しておくと大きな損害の元になります。そのようなときに修理が効力を発揮します。
大事なお墓をすこしでも長く安全に使い供養できるメリットがあります。

お墓の外柵を修理するデメリット

一方で、デメリットとしては大きな修繕に対応出来ないという点にあります。
お墓が大きく傾いていたり、地盤の変化や、基礎の崩壊など起こしている場合には修理では間に合わないのでリフォームをすることをおすすめします。
昔のお墓の中には基礎がないものも存在しますので、お墓が傾いているなどの症状がみられる場合はいっそリフォームや建て替えを検討しましょう。

まとめ

今回はお墓の外柵について紹介してきました。
お墓はとても高価なものですので、いっぺんに立て替えてしまうのは理想ですがなかなか大変です。

ですので、お墓のリフォームという考え方も最近では人気です。今一度、そのポイントについて紹介していきましょう。

・お墓の外柵は他のお墓との境界線や、あの世とこの世の境界を示すなど重要な役割がある
・お墓の外柵の費用はさまざまな部位からなっていて、その総額で決まる
・お墓の外柵は30年くらいに一回修繕やリフォームが必要といわれている
・お墓の外柵のリフォームは30万円程度が相場といわれている
・お墓の外柵は小さな修繕を日ごろから行うことで寿命を延ばすこともできる

以上が今回のポイントといえる場所です。お墓の外柵はとても重要な役割をもっています。
ご先祖様の眠る大切なお墓ですから、長く安心して使えるようにしたいものです。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。

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