お墓の情報発信マガジン

お墓に関する知識・ニュースなどを発信

遺骨の入れ物には何がある?手元供養・運搬用ケース

遺骨の入れ物のイメージ1

 

火葬後の遺骨は、一般的には四十九日や一周忌まで自宅で安置され、その後お墓に納骨されます。

しかし、遺骨を納骨したくない、あるいはお墓が遠方にあるなどの事情で、遺骨を普通とは違う形で管理することがあります。
この時、火葬時に納骨された骨壺や骨箱の他、他の入れ物が必要になることがあります。

今回は、手元供養や遺骨の持ち運びの時に使う遺骨の入れ物について解説します。

手元供養の入れ物の種類

手元供養の入れ物の種類には自宅に置いておくタイプ、遺骨を持ち運びするためのタイプに分かれています。

さまざまな種類の入れ物がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

自宅に置いておくタイプ

手元供養の定番と言えば、自宅に安置するミニ骨壺ではないでしょうか。
他にも、インテリアになじむようにデザインされた収骨グッズもあります。

ミニ骨壺

手元供養の入れ物としてミニ骨壺が挙げられます。
ミニと名が付くように小さな骨壺でスペースをとらないことがメリットでしょう。また、デザインも一見骨壺とは分からないようなおしゃれなものが広く販売されています。

仏壇やミニ骨壺はメーカーによって素材がことなるので、自分にあったミニ骨壺を選ぶことが大切です。
例えば、『真鍮』『ステンレス』『ガラス』『磁器』などさまざまな素材があります。レアなミニ骨壺だと『金』『銀』で作られているものもあり、大切な人を少しでも華やかにしたい人にはおすすめです。

人形

手元供養の入れ物には人形があります。
大切な人の遺骨を手元に置いて起きたい人も増えていて、中でも人形は人気商品の一つです。

可愛らしいお地蔵さんの人形は主流になっていて、女性や子供からのウケがいいようです。骨壺を見ると悲しい気持ちになる人もいるので、そういった気持ちを紛らわせるために人形をかたどったのでしょう。

また、一見して遺骨を納めているとは分からないので、自宅に誰か招いても気を遣わせないですみます。明らかに骨壺だと分かるようだと、見た人は悲しい気持ちになるかもしれません。

手元供養の入れ物を自宅に置きたいけど、なるべくポジティブな気持ちを保ちたい人や、周りに骨壺だとバレたくない人は、ぜひ人形タイプの入れ物を活用してみてください。

収骨スペース付きの仏壇

家具調仏壇の中には、下部の引き出しに遺骨がしまえるようになっているものもあります。

おおむねデザインとしては洋風インテリアのようなものが多く、新しいタイプの仏壇と言えます。

仏壇の中にお墓の役割を含めることができるので、お参りの場所を一か所にまとめられます。

遺骨加工品(宝石・プレート)

遺骨そのものを他のものに加工してしまうものもあります。

一つが遺骨プレートです。
遺骨をプレート上に加工し、名前などを彫刻して飾ることができます。
見た目としては白っぽいプレートになります。

もう一つが、宝石に加工するタイプです。
水晶のような透明な宝石に加工して、オブジェとして飾ることができます。

いずれも一見して遺骨と分からないため、仏間が無くてもリビングなどに違和感なく飾ることができます。

遺骨を持ち運びするためのタイプ

遺骨の入れ物として自宅に置くタイプをご紹介しましたが、遺骨を一瞬たりとも話さずに持ち運べるタイプもあります。アクセサリーやキーホルダー、お守り、バッグなど、色々な入れ物がありますので詳しく解説します!

アクセサリー

遺骨を持ち運びするための入れ物として遺骨アクセサリーがあります。
ペンダントやリング、ブレスレット、ピアスなど、普通のアクセサリーとしてオシャレに使用できるものもあり、デザインや素材はさまざまです。

デザインから遺骨が入っているとは思えないアクセサリーも多く、亡くなった家族や恋人の遺骨をメモリアルとして身につけておきたい人におすすめでしょう。

また、遺骨そのものを宝石に加工し、アクセサリーの一部にするタイプもあります。

キーホルダー

遺骨を持ち運びするためのタイプにはキーホルダーがあります。
金属製の入れ物に砕いた遺骨を入れるタイプが主流になっていますが、金属アレルギーでかぶれる人は樹脂でコーティングするなど一工夫することも可能です。

遺骨の入れ物になるキーホルダーはハッグや財布、スマホなど、さまざまな場所に付けることができます。

人だけではなく、犬や猫などのペットの遺骨にも対応している遺骨キーホルダーも出てきています。
亡くなった人や亡くなったペットを忘れられない人は、遺骨アクセサリーを身につけることで自身のモチベーションを上げたり、悲しい気持ちを拭えたりすることにつながるのではないでしょうか。

お守り

遺骨を持ち運びするための入れ物にはお守りがあります。
分骨した遺骨を巾着袋などに入れてお守りとして使用することができます。

また、大切な人が自分を守ってくれているという安心感は、日々の生活をより快適に過ごすことにつながります。

遺骨の入れ物となるお守りには、そのまんまお守りといったデザインから、カラフルな金属を使ったオシャレなお守りまでバリエーションも豊富です。

ぜひ、次の一歩を進むみたい人は、遺骨を入れたお守りとして使用してはいかがでしょうか。

手元供養には粉骨が必要? 

手元供養の入れ物に納める場合は、ほとんどの場合で粉骨が必要になります。

粉骨とは、遺骨をパウダー状に砕くことです。
自力でやると体力と精神が非常に削られるため、業者に頼むことをおすすめします。

粉骨が必要になるのは、遺骨をそのままで納めようとすると大きな入れ物が必要になるためです。
普通、遺骨を全骨納めるには6寸や7寸の骨壺を利用しますが、手元供養品の場合はこれよりもこぶりに作られています。

また、遺骨を粉骨して真空パックすることで、カビが生えることを防ぐ効果もあります。

手元供養の業者の多くは粉骨もセットで行っているので、そこに頼むのが早いでしょう。

手元供養では分骨が必要? 

手元供養では分骨が絶対に必要とは限りません。
そのまま、まとめて納骨することもありますが、入れ物のサイズが合わなければ分骨が必要になるでしょう。

遺骨を分骨したい場合には、火葬の前に火葬場スタッフにその旨を申し出て、必ず『分骨証明書』を発行してください。
一度手元供養した遺骨を改めて納骨する際に必要になります。

遺骨を納骨しないで自宅に置くのは良くない?

そもそも、遺骨をお墓に入れないで自宅に置いておくというのは問題ないのでしょうか。

法律上はOK

遺骨を自宅に置いておくことは、法律上は問題ありません。

遺骨やお墓については、「墓地、埋葬などに関する法律」で定められています。
この法律上、遺骨は行政が許可した墓地にしか埋葬できないという旨が規定されていますが、いつまでに埋葬するといった規定はありません。

したがって、家の庭に遺骨を埋葬することはできませんが、家の中で安置しておく分には、いつまで置いていても問題ありません。

周囲の反対意見がある場合も

自宅に遺骨を置くことで家族から反対されることもあるでしょう。

なぜなら、故人が大切な人かどうかの前に、遺骨があることを『怖い』と感じる人もいるからです。幽霊が出る、理由はないけど何となく嫌など、考え方は人それぞれです。

もし自宅に遺骨を置きたいと思った場合は、同じ自宅に住む家族と話し合って決めることが先決です。

遺骨がカビるリスクもある

すぐにカビるリスクは低いですが、長期間かけて徐々にカビるケースはあります。
湿気がある北側の部屋におかないなど、カビないための対処が大事になるでしょう。

骨壺は密閉されているように思う人がほとんどでしょうが、実は少しだけ蓋との間に隙間があるのです。

完全に隙間を塞ぐためにテープで蓋を密封するのも効果的です。
水回りや押し入れの奥、北側の部屋には置かないほうがいいでしょう。

いつかは自宅におけなくなる日が訪れる

遺骨を納骨しないで自宅に置くことは可能ですが、いつかは自宅に置けなくなる日が訪れます。

その家に住んでいる人が亡くなってしまえば子供や家族が引き継ぐ必要がありますが、そもそも子供や家族がいないケースも考えられるでしょう。

そのため、最終的にはどこかに納めるか散骨することになるので、自宅では一時的に保管してからどこかのお寺や霊園に遺骨を納めるケースが多いです。自宅に遺骨を置く際は『いつまで自宅に置くか』『自宅に置けなくなった後にどうするか』といった期間や移動場所を決定しておきましょう。

遺骨を自宅に置きたいという本人が亡くなってしまい、かつ無計画だと家族に迷惑がかかることにつながってしまうので注意する必要があります。

遺骨を移動する時の入れ物の種類

お墓や納骨堂に納めているご遺骨を他の場所へする『改葬』を行うときは入れ物が必要になります。

ここでは、遺骨を移動する時の入れ物の種類について徹底解説します!

骨壺・骨箱

骨壺や骨箱は火葬の際に葬儀社が用意してくれることがほとんどなので、改めて自分で準備することはあまりないでしょう。

ただし、花の絵柄など、おしゃれなデザインが施された骨壺を特別に希望する場合は、自分で用意して、それに遺骨を入れてもらう必要があります。

骨壺専門の会社がいくつかあるので、気に入ったものがあればそこから別途取り寄せます。
また、骨壺はアマゾンなどのネットショッピングでも販売されています。

遺骨専用ケース・バッグ

お墓の遠隔地で亡くなった場合だと、遺体を輸送するのではなく、遺骨にしてから運ぶことがほとんどです。
また、散骨などの場合も遠隔地に手運びすることがあります。

風呂敷で運搬しても構いませんが、現在では遺骨専用のカバンが販売されています。
骨箱をそのまま遠くまで運ぶと、見た目に遺骨と分かってしまい周囲に怖がられる可能性があるばかりか、落としてしまうことも考えられます。
遺骨専用をバッグを使うとそういった心配もありません。
ショルダーや手持ちで運べるようになっており、遠方に運ぶ際に便利です。

まとめ

今回は、手元供養の入れ物についてご紹介しました。

最近は故人を自宅で供養したり、故人の遺骨をアクセサリーやお守りとして持ち運びしたりする選択肢も広がっています。
大切な故人との思い出を形にしたい人は、手元供養という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。