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永代供養の家族墓には何がある?種類と費用を紹介します

家族のイメージ-1

「家族墓」というと、一般には墓石を建てて代々引き継いでいくタイプのお墓が想像されます。
しかし、自分の子供はいるけど、その先がいない・・・といった場合には、跡継ぎ不要のお墓を検討することになるでしょう。
今回の記事では、家族で使える永代供養墓について紹介します。

1.永代供養の家族墓とは

永代供養の家族墓とは、その名の通り、永代供養がついている、家族で納骨できるお墓です。
家族墓と永代供養について解説します。

1-1.家族墓とは

家族墓とは、その名の通り家族で使用するお墓です。
個人墓や夫婦墓に対して、このように呼ばれます。

現在日本で主流になっているお墓は家族墓です。
最もポピュラーな墓石を建てるお墓の場合は、基本的に本家一族が引き継いでいきます。
ただし、未婚の娘や次男、あるいは子供がいない次男夫婦なども、同じ墓に納骨されることがあります。

永代供養付きの家族墓も、両親・自分たち夫婦・自分たちの子供の3世代またはいずれか2世代と、直系家族で考えられる方が多いようです。
ただし、永代供養墓は納骨する範囲の制限が一般墓よりも緩いため、自分の兄弟や叔父、叔母なども同じ区画に納骨できるでしょう。
なので、永代供養付きの家族墓の場合は、厳密に家族の範囲を気にする必要はありません。

1-2.永代供養とは

永代供養とは、お墓の管理や供養を墓地の管理者であるお寺などが担ってくれることを言います。
「永代」なので、供養はお寺が存続する限り続けてくれます。

ただし、遺骨が骨壺のまま個別で安置される期間には限りがあります。
多くの場合、三十三回忌、五十回忌のいずれかのタイミングで遺骨は骨壺から出され、合祀墓に祀られます。
合祀墓とは、他の遺骨と一緒に納骨されるお墓のことです。
遺骨が合祀墓に移されて以降は、お盆やお彼岸などの合同法要で読経するなどの形をもって供養されます。

三十三回忌や五十回忌のタイミングで合祀墓に移されるというのは、神仏習合の日本人の宗教観がベースになっています。
日本の宗教観では、人間の霊魂は、亡くなった後しばらくの間は、成仏しないでこの世にとどまります。
さらに一定期間後に成仏してからも、個人の人格のまま存在します。
そしてこれもまた一定期間が過ぎると、人格が消滅し、個人の霊魂は人格のない祖先の霊、つまり祖霊になるとされています。
仏教においては、最初の成仏するまでの期間が49日、成仏してから人格が消えるまでの期間が33年または50年とし、四十九日法要、三十三回忌または五十回忌法要を行い、弔い上げとします。

なお、期限を設けずに、管理料を支払い続ける限り使えるタイプや、最初に一括で「永代管理料」を支払い、寺院が存続する限り個別で管理してもらえる永代供養墓も存在します。

2.家族で使える永代供養墓の種類

では家族墓として永代供養が行えるお墓には何があるのでしょうか。

2-1.寺院や霊園の納骨堂

納骨堂とは、屋内に専用の遺骨安置スペースが設けられているタイプのお墓です。
建物の中にあるという点で、一般のお墓と大きく異なります。

また、費用についても一般墓より安く収まります。
一般墓の相場は、150~300万円と言われますが、納骨堂であれば家族で利用する場合でも100万円前後で購入できるでしょう。

納骨堂も種類は様々で、ロッカー式、自動搬送式(マンション型)、仏壇式、位牌式、棚式などがあります。
この中で家族で利用できるのは、ロッカー式、自動搬送式、仏壇式です。

・ロッカー式
ロッカーのようになっている棚に骨壺を納めて行くタイプの納骨堂です。
1~2人用区画が主流ですが、4人程度で利用できるものもあります。
使用する人数にもよりますが、費用は30~100万円程度です。

・自動搬送式(マンション型)
マンション型のお墓という呼称で広まっています。
屋内にお墓が設置された参拝スペースがあり、参拝カードをかざすとバックヤードから遺骨を収納した厨子が搬送されてきます。
どこもおおむね8体まで収納できます。
費用は70~120万円程度です。

・仏壇式
仏壇式の納骨堂は、仏壇の下に納骨用の棚が設けられているタイプの納骨堂です。
収骨スペースは納骨堂の中では最も広く、10体以上納骨できるものもあります。
費用も最も高く、150~200万円程度しますが、仏壇とお墓をセットで買うと思えば、一般墓を別に買うよりも安く収まります。

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2-2.樹木葬

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓です。
1~2人用区画が主流ですが、たまに4名区画なども扱っているところがあります。
ごくたまに5霊区画を扱っている場合もありますが、それ以上の人数になるようなら他のお墓を検討したほうが良いでしょう。

なお、合祀タイプの樹木葬では1体ずつ土に埋葬するため実質無制限に埋葬できますが、家族だけの区画を設けることはできません。
一本のシンボルツリーの周りに、区画の区別なく、他の遺骨も埋葬されていく形になります。

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2-3.レンタル墓

レンタル墓は、墓石を建てる一般墓をレンタルして使うお墓です。
期間は10年や15年などで区切られており、必要があれば再度費用を追加して使用期間を延長できます。
初期費用に期間後の合祀費用と永代供養料が含まれるため、跡継ぎがいなくなっても墓じまいの心配をする必要がありません。

レンタルである以外は一般のお墓と全く同じなので、普通の家族墓として利用できます。
ただし、扱っている霊園はまだ少ないでしょう。

2-4.永代供養が付いている一般墓

一般墓の初期費用に、墓じまいの費用が含まれているタイプのお墓です。

通常一般墓の場合は代々引き継いでいくことを前提としているため、お墓の承継者がいなくなったからと言って墓地や霊園の管理者がお世話をするということはありません。
跡継ぎのいなくなったお墓は荒れ果て、誰にも供養されなくなります。
これを無縁墓と言います。

もし一般墓を持っているけど跡継ぎがいなくなってしまった場合は、お墓の所有者が「墓じまい」をする必要があります。
墓じまいとは、お墓を撤去して墓地を更地にして返還することを言います。
条件にもよりますが、墓じまいをするにあたっては1㎡あたり10万円程度の費用が掛かります。
また、遺骨を他の場所で永代供養にしたり散骨をしたりすると、少なくとも1体あたり5万円程度の費用は見る必要があります。

こうした跡継ぎがいなくなった後の始末を任せられるのが、永代供養がついている一般墓です。
初期費用に墓じまいや合祀墓への改葬費が含まれているため、跡継ぎがいなくなった後の処理は墓地の管理者が行ってくれます。
遺骨は合祀墓に移された後、合同法要で永代に渡り供養されます。

普通のお墓同様にお参りをしたり納骨することができるのがメリットです。
ただし、扱っている霊園はまだ少ないです。

3.永代供養墓の料金相場

では永代供養付きの家族墓を選んだ場合、その費用はどの程度になるのでしょうか。

3-1.使用料・永代供養料

区画の使用料と永代供養料はセットになっていることがほとんどです。
仮に4名で使うことを考えると、相場は80~120万円程度です。
ただし、費用は墓地の形態や個別安置期間、使用人数によってかなり幅があります。

また、もし家族を永代供養にしたいけど区画はいらないといった場合は、格安の合祀墓に納骨する方法があります。
最低で1人5万円で対応しているところだと、費用は5万円×人数分です。
ただし、納骨した時点で他の遺骨と一緒くたになるため、家族だけのお墓を持つことはできません。
必要になり次第、随時納骨していく形になります。

3-2.年間管理費

一般的なお墓の場合は、何度か触れているように、取得時に初期費用がかかると同時に、毎年管理費が発生します。
管理費は、個々のお墓そのものを管理する費用ではなく、墓地、霊園の共用部分の維持管理に充当される費用です。
この管理費の支払いが滞ると、区画の使用権が失効して遺骨は合祀墓に移されてしまいます。

樹木葬であれば年間5,000~10,000円、納骨堂であれば年間1~2万円が目安です。
年間管理料は一括前納できることもあるので、子どもに迷惑を掛けたくないといった考えがある場合には、最初に納めてしまうと良いでしょう

3-3.納骨料・彫刻料など

この他、納骨や名板またはプレートの彫刻料が別途発生することがあります。
永代使用料とセット価格になっていることもあるので、墓地に確認してみましょう。
納骨料は2~5万円程度、彫刻料は2~10万円程度が相場です。

4.永代供養付きの家族墓は承継できる?

永代供養付きのお墓を代々引き継いで行けるのでしょうか。
これは、墓地や霊園の管理規則によって異なります。

例えば、樹木葬の場合はほぼ引き継いでいくことはできないでしょう。
樹木葬で複数人埋葬できる区画の場合は、最初に利用者を登録します。
それ以外の人がお墓引き継いで代々使っていくことができません。

対して、自動搬送式や仏壇式納骨堂の場合は、承継が認められる傾向にあります。
管理料を支払った年数分は個別の安置スペースを利用できます。
また、期限を区切っているところも、延長の相談をすれば管理料を支払うことで引き続き区画を使用できることが多いです。
レンタル墓についても同様です。

一般墓に永代供養がついているお墓については、基本的な扱いは一般墓を変わらないので、当然承継できます。

5.まとめ

親族との付き合いがあまり好きではない場合、あるいは家族の仲が非常に良い場合で、子の代、孫の代のお墓の承継者が見当たらないときには、永代供養付き家族墓という選択肢が非常に現実的です。
永代供養付き家族墓といっても、以上で解説したように、その形式にはさまざまありますので、永代供養付き家族墓を選択する場合は、ぜひ参考にしてください。

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