旦那の実家の墓に入りたくない!婚家の墓に入らない方法

  • 投稿日:2019/03/04
  • 更新日:2021/05/27
旦那の実家の墓に入りたくない!婚家の墓に入らない方法

死んでまでも婚家や主人に縛られたくない、という理由で旦那の実家の墓に入りたくないと考えている女性は増えていて、旦那が嫌いというよりも、義家族が嫌い、その中でも特に姑が嫌いで、亡くなってからも姑と同じ墓に入るのは絶対嫌だと思っている女性は少なくありません。

そんな時、どのようにすれば婚家の墓に入らずに済むのかと考えるのではないでしょうか。

「婚家の墓ではなく、実家の墓に入りたい・・・」

「自分だけの墓でゆっくり眠りたい・・・」

「夫が亡くなり、義家と縁を切れば墓に入らずに済む!?」

などの疑問があるのではないでしょうか。

そこで今回は、婚家の墓に入らなければならないのか、婚家の墓に入りたくない理由、婚家の墓に入らないときのお墓の選び方などについてみていきます。

婚家のお墓に入らないのはダメ?

これまでの慣習として、女性は結婚をして嫁ぐと婚家の姓を名乗り、婚家のお墓に入ることが当たり前でした。
しかし、婚家のお墓に配偶者と一緒に入らなければならないという法律はなく、その義務もまったくありません。

また、近年では自分の人生の終わりに向けて支度をする「終活」という活動もあります。
自分が亡くなった後のお墓をどうするのかは、本人が自由に決めることができます。

主人の家のお墓に入りたくない理由

主人の家のお墓に入りたくない理由を大きくわけると、「旦那の実家と縁を切りたい」、「実家の墓に入りたい」、「夫と別の自分だけの墓に入りたい」、「夫婦で一緒のお墓に入りたい」の4つになります。

それ以外にも、知らない祖先と一緒のお墓に入りたくない 、お墓が自分とはゆかりのない土地にあるのは嫌だという理由で、主人のお墓に入りたくないと考えている人も少なくありません。

ここからは、大きくわけられる4つの理由についてみていきます。

旦那の実家と縁を切りたい

旦那の実家と縁を切るには、死後離婚という方法があります。

死後離婚とは、配偶者が亡くなった後に姻族関係を終わらせることで、手続き的には、市区町村役場に「姻族関係終了届」を提出することで死後離婚が成立します。
姻族関係終了届を提出することで姻族関係が終了して旦那の実家とも縁が切れるので、残りの人生を自分らしく自由に生きることができます。

法務省の統計によると、平成20年に提出された姻族関係終了届は1830件で、平成29年には4895件と9年間で2.6倍に増えています。

姻族関係終了届を提出しているのは、ほとんどが女性の人で配偶者の親族との関係を終わらせたいという気持ちが現れているようです。

旦那が本当に嫌いなのなら、さっさと離婚をして旦那の実家とも縁を切ってしまえばいいのでしょうが、旦那の親、兄弟など旦那の家族が嫌いなだけで、離婚をするまではちょっと・・・と考えている人には死後離婚という選択肢があります。

ただし、一度提出してしまうと取り消すことはできないので、十分に考えてから実行しましょう。

実家の墓に入りたい

自分が好きな両親、なじみのある祖先が眠っている実家のお墓に入りたいため、旦那の家墓には入りたくないというケースもあります。
未婚の女性や離婚をして実家の戸籍に戻っているときは、お墓を継承した祭祀継承者の了解があれば、実家のお墓に入ることができます。

なお、墓地の管理規約によっては異なる苗字の人との埋葬を禁止している場合があるので、既婚の場合は確認が必要です。
既婚でも管理規約に抵触せず、自分の家墓の持ち主が承諾すれば実家の墓に入ることができます。

夫と別の墓に入りたい

夫婦関係が良好ではないなどの理由で、死後は自分だけのお墓で眠りたい場合もあります。

自分だけのお墓を持つ場合はお墓を引き継いでくれる人がいないため、基本的には「永代供養墓」を買うことになるでしょう。
永代供養墓とはお墓や遺骨の供養をお寺などの墓地管理者がしてくれるお墓です。
永代供養墓については後述します。

夫婦で一緒のお墓に入りたい

夫は好きだけど義実家と折り合いが悪いため、夫婦だけのお墓を持ちたいというケースです。
自分だけのお墓を持つ場合と同様、夫婦だけのお墓は一代限りの使用になるため、いずれお墓の面倒を見てくれる人がいなくなります。
墓石のお墓を立ててしまうと150-300万円程度の費用がかかる上、承継者がいなくなった際には墓を撤去することになるので、夫婦だけのお墓が欲しい場合は永代供養墓を買うのが無難です。

夫婦墓は、生前の夫婦の想いや趣味、嗜好などをお墓に取り入れられるのが魅力で、子どもがいない夫婦や一人娘が嫁いでいて、お墓を継承する人がいないなどの夫婦の方が建てられることが多いです。

婚家の墓に入らない方法

知らない祖先と一緒のお墓に入りたくない、お墓が自分とはゆかりのない土地にあるのは嫌だ、姑さんや舅が嫌いで、どうしても一緒のお墓に入るのは嫌だ、という理由から、婚家のお墓に入りたくないということがあります。

そのようなときには、どのようにすれば、婚家のお墓に入らないで済むようにできるのか、よく分からないのではないでしょうか。

ここからは、婚家のお墓に入らないで済む方法についてみていきます。

墓に入りたくないという遺言は有効か

遺言書に「今家の墓に入りたくない」と記しておくことは、ある程度有効です。
遺族が故人の思いを尊重してくれれば、要望通りに納骨してくれるでしょう。

ただし、遺言書の内容が法的に保護されるのは相続や遺産、身分上の事項などに限られます。
これらの内容に遺骨の処遇は含まれません。
したがって、遺言書に納骨の要望を記したとしても、遺族はそれを実行する義務はありません。

なお、遺骨の扱いについて決定権があるのは、「祭祀承継者」です。
祭祀承継者とは、お墓や仏壇、位牌など祭祀に関わるものを相続する人です。
遺言状では祭祀承継者を指定することはできます。祭祀承継者の指定は法的に保護されます。

したがって、万全を期すのであれば、あらかじめ自分の墓について話をしておき、聞き入れてくれた人を祭祀承継者に指定すると良いでしょう。
祭祀承継者は誰でも指定することができますが、遺骨以外にもその家の祭具全てを承継することになるため、配偶者や子ども、あるいは親族を指定するのが無難です。

関係者に意思を伝えておく

遺言以外にも、墓に入りたくないという意思を関係者に伝えておくことも重要です。

普段から自分の周りの家族や近親者、友人など関係者に意思表示をして置くことで、墓に入りたくないということを周知させることができます。

亡くなる前、関係者に自分の意思を伝えておくことで、供養の方法を決めるときに自分の想いが尊重される可能性が高くなります。

また、墓に入りたくないという意思を伝える以外に、自分が望む供養の方法などを併せて伝えておくこと、より高い可能性で婚家の墓に入らずに済みます。

婚家の墓に入らないときのお墓の選び方

近年では、お墓を建てて供養するという昔からの供養方法に加えて、さまざまな供養の方法や形態があります。

ここからは、婚家の墓に入らないときのお墓の選び方について具体的にみていくことにします。

実家の墓に入る

婚家の墓に入らないときのお墓の選び方として、まず、はじめに実家の墓に入る方法があります。

結婚して嫁ぐまで一緒に過ごした家族と同じ墓に入りたいと思うのはごく自然なことですが、実家の墓に入るには確認しなければいけないことが2つあります。

一つが実家の墓の継承者の同意、もう一つが墓地管理規約の確認です。

墓の継承者は、墓に誰が入れるのかを決めることができるので、まずは、墓の継承者の同意を得ることが必要です。

また、墓地によっては規約により、家族であっても戸籍上、苗字が変わっていると墓に入れないという場合があるので、確認する必要があります。
規約上、墓に入るのが難しい場合は、死後離婚をして婚姻関係を終了して苗字を戻してから、実家の墓に入るという選択肢もあります。

永代供養墓を買う

永代供養墓は、お墓参りに行けない、お墓を継ぐ人がいないなどの場合に、家族に代わって墓の管理や供養をお寺や霊園がしてくれる墓のことです。
永代供養墓の種類は下記のようなものがあります。

永代供養塔・合祀墓

墓石などで作られた大きなお墓の中に、他の人の遺骨と一緒くたに埋葬されます。
自分や夫婦だけのお墓を検討する場合は向いていません。
義実家の墓でなければ何でもいいのであれば、費用も安価に抑えられるでしょう。

樹木葬

墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓です。
自然に還れる所が良ければ、郊外などにある「里山型樹木葬」を検討しましょう。
石室での骨壺保管で良ければ、アクセスのいい都市部にもあります。
ただし、骨壺で安置する場合はその期間が定められており、一定期間を過ぎると合祀墓に移動され供養が続けられます。

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納骨堂

屋内の専用スペースに遺骨を安置するタイプのお墓です。
ロッカー式、仏壇式、自動搬送式(マンション型)など様々なタイプがありますが、2人での利用であればロッカー式くらいが丁度いいでしょう。
1人で利用する場合は、位牌式などの納骨堂もあります。
個別の安置期間が定められていることがほとんどで、期限が過ぎると合祀墓に移動されて供養が続けられます。

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その他

屋外に墓石の棚のようなものを作りそこに骨壺で安置するタイプや、霊園独自のオブジェに納骨する永代供養墓もあります。

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散骨する

散骨とは、海や山などの自然の中に遺骨をまく供養方法です。

樹木葬と共に自然に還すということで、自然葬という供養に分類され、お墓や墓標なども特にないので管理の必要もなく、最後は自然の中で眠りたい、亡くなった後に家族に負担をかけたくないという理由から散骨をする人は増えています。

散骨をする場合は、火葬された遺骨をそのまま散骨することができず、遺骨を2mm以下にする粉骨という作業が必要になり、専門の業者にお願いすることになります。

散骨する場所で人気が高いのが海や山になりますが、どこでも好きな場所に散骨をすることはできません。

海に散骨する場合は、漁港や漁場、海水浴場などでは散骨は避けるべきで、山では土地の所有者などに配慮する必要があり、自治体によっては散骨自体を禁止している場合があるので注意が必要です。

散骨にかかる費用は、海に散骨する場合で30万円から50万円くらいになり、空や宇宙に散骨する場合は、専門の業者が少ないので、その費用は高額になります。

手元供養

手元供養は、故人の遺骨を供養の対象としていて、ミニ骨壺に入れて自宅で供養したり、ペンダントに遺骨を入れることで、肌身離さずに供養ができるのも特徴です。

手元供養は、お墓を建てない、お墓参りが困難、故人を身近で感じていたいという方に受入られていて、これまでの慣習にとらわれない新しい供養の形の一つになります。

手元供養にかかる費用は、ミニ骨壺だと5,000円から50,000円くらいで、遺骨ペンダントだと5,000円くらいから100,000円くらいが相場になります。

ただし、すべての遺骨を手元供養にしない場合は残りの遺骨をどこかで供養する必要があります。
さらに、全骨をそのまま置いておく場合は、供養する人が亡くなった際にはやはりどこかで供養する必要があります。

手元供養を検討する場合は、他の供養の方法についても知っておいた方が良いでしょう。

同じ墓に入りたくないと言われたら

お墓に対する考え方は人それぞれです。
嫁が義実家の墓に入りたくないといった場合に反対されるとすれば、配偶者と義家族が考えられいます。

まずは本人の気持ちや考えを尊重して冷静に話し合いをしましょう。
お墓は家全体に関わるので、義実家の墓に入りたくないと言われると家全体を否定されたような気になり、感情的な口論になってしまうケースもあります。
ですが、価値観の多様化が進んだ現在では、お墓に対する価値観もさまざまであることを踏まえて話を聞いてください。
また、義実家とは別のお墓に入るとして、嫁の実家の墓には入れるのか、別な墓を買うとしたら面倒は誰が見るのかなど、現実的に別墓に入ることができるのかもあわせて確認する必要があります。
どうしても折り合いが付かない場合は、本人が義実家や配偶者の関係性を取るか、自分の要望通りのお墓を取るかの問題になります。

最終的に遺骨をどうするかは祭祀承継者にゆだねられるため、最低限でも本人と祭祀承継者の合意までは取り付けたいところです。
祭祀承継者は本人が指定しない限り、配偶者や子供になるケースが多いでしょう。

まとめ

ここまで、婚家の墓に入らなければならないのか、婚家の墓に入りたくない理由、婚家の墓に入らないときのお墓の選び方などについてみてきました。

女性の中には、死んでまでも婚家や主人に縛られたくないという想いを持っている人が多くいて、これまでに慣習にとらわれない供養の方法を選択する女性が増えてくると考えられますので、ご自身の供養について考えるときの参考にしてみてください。

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