親の墓を永代供養墓にするときのポイント!墓じまいとは?

  • 投稿日:2019/06/04
  • 更新日:2022/03/14
親の墓を永代供養墓にするときのポイント!墓じまいとは?

お墓を承継したあとは、被相続人に代わってお墓を管理する必要があります。
親からお墓を引き継いだけれど、事情があり管理が難しいこともあるでしょう。

お墓の管理が難しい場合は、遺骨を永代供養墓に移すことによって、管理費の支払いやお墓参りなどの負担を抑えられます。

この記事では、親のお墓を永代供養墓にするためのポイントなどを解説します。

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永代供養墓とは

永代供養墓とは、名前の通り、永代供養がついたお墓のことです。
永代供養とは、遺族に代わって墓地や霊園の管理者が遺骨の供養・管理をすることをいいます。

永代供養墓は、お墓の承継者を必要としない上に、定期的なお墓の手入れを墓地・霊園の管理者が行います。
遠方に住んでいてお参りに来れない方や、お墓の承継者がいない方でも安心して利用できます。

永代供養をする理由

祖先を長期間にわたり供養するという考え方は、仏教思想や民間習俗が合わさった事によって誕生したといわれています。

仏教思想や民間習俗によると、先祖の魂は死後一定の期間が経つことで祖霊に昇華します。
祖霊とは、死者としての個性を失って、子孫たちの暮らしを見守る存在となった先祖の霊魂です。
祖霊になるためには、死者の魂を繰り返し供養する必要があるといわれています。

先祖の魂がいつ祖霊になるかは地域の慣習によって異なりますが、多くの場合は33回忌や50回忌をもって弔い上げをしています。
弔い上げとは、法要を行う最後の年忌のことです。
弔い上げをすることによって、先祖の魂は祖霊として昇華するといわれています。

つまり、先祖の魂を祖霊にするためには、長期間にわたり供養をする必要があります。

しかし、残された遺族の事情によっては、頻繁に先祖を供養しにいくのは難しいでしょう。
事情によって先祖を供養できない場合は、遺骨を永代供養墓に移すことをおすすめします。

参考:新纂浄土宗大辞典|祖霊

永代供養と永代使用は違う

永代供養に似た言葉の中に、永代使用というものがあります。

永代使用とは、お墓の承継者がいる限り区画を使用することをいいます。
よく似た言葉ですが、意味は大きく異なるので間違えないように注意しましょう。

  • 永代供養
    墓地や霊園の管理者に遺骨の供養・管理をしてもらうこと
  • 永代使用
    承継者がいる限り区画を使用すること

永代供養墓の種類

永代供養墓は、樹木葬や集合型個別墓などさまざまな種類があります。
永代供養墓の種類によって異なる特徴があります。

ここでは、永代供養墓について種類ごとに解説します。

合祀墓

合祀墓とは、骨壷から取り出した遺骨を、共同の納骨室に埋葬するお墓です。

他の永代供養墓と比較すると費用は抑えめな傾向がありますが、あとから遺骨を個別に取り出せないため注意が必要です。
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集合型個別墓

集合個別墓とは、個別に設けられた納骨室が一つの場所に集められているお墓です。

1~2霊で利用できる区画から、5霊以上納骨できる区画まで幅広くあります。

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樹木葬

樹木葬とは、樹木や花などの植物を墓標としたお墓です。

遺骨を骨壷から取り出して自然に還すタイプや、花壇の下に設けた納骨室に骨壷のまま埋葬するタイプなどがあります。
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納骨堂

納骨堂とは、屋内に遺骨を納めるスペースを完備した施設のことです。

仏壇の下に納骨室を設けた仏壇式納骨堂や、共用の参拝スペースに遺骨が運ばれてくるマンション形納骨堂など、さまざまなタイプがあります。

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永代供養付き一般墓

永代供養付き一般墓とは、一般的な墓石のお墓に永代供養をつけたお墓です。

永代供養付き一般墓は、墓石解体や合祀墓への改葬費用などが初期費用に含まれているため、無縁になる心配はありません。
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永代供養墓にかかる費用

永代供養墓を利用するには、主に以下の費用がかかります。

永代供養墓の利用にかかる費用

  • 納骨手数料とお布施
  • 永代供養料
  • 年間管理費

ここでは、永代供養墓の利用にかかる費用について個別に解説します。

永代供養料と永代使用料

永代供養料とは、永代供養を寺院や霊園にお願いするための費用です。
永代供養料は、納骨する人数が増えるほど、金額が高くなります。

また、ほとんどの場合は永代使用料とセットの金額で販売されています。
永代使用料とは、区画を利用する権利の取得にかかる費用です。

納骨手数料とお布施

永代供養墓に納骨する際には、石材店に納骨手数料を支払う必要があります。
納骨手数料の相場は、おおよそ2~5万円程度です。

また、納骨するときには、住職に納骨法要のお布施を渡します。
納骨法要のお布施の相場は、おおよそ1~5万円程度です。

年間管理費

一部の永代供養墓は、年間管理費を支払う必要があります。
永代供養墓の年間管理費は、50年分などをまとめて支払えることもあります。

ほとんどの永代供養墓は、年間管理費の支払いが途絶えるか、一定期間経過することで合祀墓に移されます。

永代供養墓を選ぶときのポイント

親のお墓を永代供養墓にする場合、どのような点を確認する必要があるのでしょうか。
ここでは、親のお墓を永代供養墓にするときのポイントを3つ解説します。

1.自分は入るのか決めておく

親のお墓を永代供養墓にするときは、いずれ自分も入るのかを考えておく必要があります。

ほとんどの永代供養墓は、1区画あたりの最大収容人数が定められています。
最大収容人数を気にせずお墓を選んでしまうと、将来的に自分が入れないことがあります。

永代供養墓を購入するときは、将来、自分も入るのかを考えて選びましょう。

2.お参りしやすい場所を選ぶ

永代供養墓は、遺骨の供養や管理を墓地管理者が行うため、お墓参りをする必要はありません。
しかし、故人に思い入れがある場合は、お墓参りをすることもあるでしょう。

遠隔地や交通アクセスが悪い場所に納骨してしまうと、お墓参りに訪れにくくなります。
自分がお墓参りをする可能性がある場合は、アクセスしやすい場所にある永代供養墓を選びましょう。

また、兄弟などがお墓参りに訪れる可能性がある場合は、納骨する場所を相談して決めましょう。

3.個別安置の期間を確認する

ぼとんどの永代供養墓は、遺骨を個別で安置するのに期限が設けられています。
期限を過ぎると、遺骨は合祀墓にて供養されます。

合祀墓に移された遺骨は、他の遺骨と混ざってしまうため、個別に取り出すことが出来ません。
遺骨を別の場所に移す予定がある方や、遺骨が混ざることに抵抗がある方は、永代個別の永代供養墓を選びましょう。

永代供養墓に入れるときの注意点

親のお墓を永代供養墓にするときには、どのような点を注意すれば良いのでしょうか。
ここでは、永代供養墓に納骨する時の注意点を2つ紹介します。

1.親戚には必ず相談する

親戚に相談せず親の遺骨を永代供養墓に移してしまうと、後からトラブルに繋がる可能性があります。

親のお墓を永代供養墓に移す場合は、元々あったお墓を解体する必要があります。
親戚の中には、お墓に対して思い入れがある方がいるかもしれません。
後から遺骨を永代供養墓に移したことが発覚すると、親戚との関係が悪化する可能性もあります。

親戚との関係に亀裂が生じないように、事前に相談してから遺骨を移しましょう。

2.管理費が必要な永代供養墓もある

一部の永代供養墓は、年間管理費を支払う必要があります。
費用を抑えるために永代供養墓に移した場合でも、管理費の支払いによって経済的負担が生じるかもしれません。

費用を抑えたい方は、管理費のない永代供養墓を選びましょう。

納骨先が決まったら墓じまいをしよう

遺骨を移す永代供養墓が決まったら、親のお墓を墓じまいしましょう。
ここでは、墓じまいについて解説します。

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墓じまいとは

墓じまいとは、お墓を撤去して更地に戻し、墓地を管理者に返却することです。

お墓を建てるときは、墓地の管理者から区画を借りて使用します。
区画を購入したわけではないため、使用後は区画を返却する必要があります。
区画を返却するために、遺骨を移すときは必ず墓じまいをしましょう。

墓じまいの流れ

納骨先が決まったあとは、以下の流れで墓じまいを進めます。

1.墓地管理者に相談する
2.解体工事を石材店に依頼する
3.必要な書類を準備する
4.日程を調整して墓じまいをする

ここでは、墓じまいの流れについて個別に解説します。

1.墓地管理者に相談する

墓じまいをするときは、墓地の管理者に相談しましょう。
民営霊園や市営霊園の場合は、墓地管理者に直接墓じまいをすることを伝えて問題ありません。

ただし、寺院墓地の場合は相談という形で話を進めたほうが良いでしょう。
寺院墓地で墓じまいをするときは、ほとんどの場合で檀家を辞めることになります。
檀家が減るということは、お寺の収入減少に繋がります。
突然墓じまいの話を進められたら、お寺の心証を損なうでしょう。

お寺とのトラブルを回避するために、まずは相談という形で話をしましょう。

2.解体工事を石材店に依頼する

墓地管理者に墓じまいをすることを伝えたら、石材店に墓じまいを依頼します。

公営霊園以外では、石材店が指定されていることがあります。
指定石材店の有無がわからない場合は、墓地の管理者に確認しましょう。

また、指定石材店がない場合は、相見積りを取って複数の石材店から検討しましょう。

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3.必要な書類を準備する

墓じまいを依頼する石材店が決まったら、必要な書類を準備しましょう。
墓じまいをするには、以下の書類が必要です。

必要な書類 発行元
埋葬証明書 親のお墓がある霊園
受入証明書 遺骨を移す霊園(自治体によっては不要)
改葬許可証 親のお墓がある地域の役所
承諾書 名義人(名義人と申請者が異なる場合のみ必要)

また、改葬許可証「埋葬証明書」「受入証明書」を役所に提出することで発行できます。
改葬許可証を発行することで、遺骨を別の場所に移すことができます。

4.日程を調整して墓じまいをする

改葬許可証を発行したら、石材店と日程を調整して墓じまいをしましょう。
墓じまい後は、改葬先の永代供養墓に遺骨を移します。

まとめ

親の墓を永代供養墓にすることに関して、以下の内容を紹介してきました。

  • 永代供養墓にはさまざまな種類があります。予算好みに合わせて永代供養墓を選びましょう。
  • 永代供養墓を選ぶときは、自分が将来的に入るのかを決めましょう。
  • 永代供養墓に遺骨を移すときは、必ず親戚に相談しましょう。
  • 遺骨を移す永代供養墓が決まったら、墓地管理者に相談して墓じまいをしましょう。

親からお墓を引き継いでも、さまざまな事情によって管理が難しいこともあるでしょう。
管理が難しい場合は、是非一度、永代供養墓を検討してみてはいかがでしょうか。

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親の墓を永代供養墓にすることに関するよくある質問

  • Q

    永代供養墓を選ぶときのポイントは?

    A

    将来的に自分も同じ場所に入るのかを決めて、将来のプランに合った納骨人数の永代供養墓を選びましょう。 また、お参りする時のことを考えて、訪れやすい場所にある永代供養墓を選びましょう。

  • Q

    永代供養墓に入れるときの注意点は?

    A

    墓じまいをして永代供養墓に改葬するときは、必ず親戚に相談しましょう。 また、一部の永代供養墓は年間管理費が発生します。 費用を抑えたい方は、管理費のない永代供養墓を選びましょう。

  • Q

    墓じまいとは?

    A

    墓じまいとは、お墓を撤去して更地に戻し、墓地を管理者に返却することです。親のお墓を永代供養墓に移す場合は、必ず墓じまいをしましょう。