ピンクの墓石には何がある?種類や特徴を解説!

  • 投稿日:2021/07/06
  • 更新日:2021/07/10
ピンクの墓石には何がある?種類や特徴を解説!

墓石に使用する石には、灰色・白色・黒色だけでなく、赤色や青色など特徴的な色の石も使われるようになりました。
中でも特に女性に人気なのが、ピンク色の墓石です。
特に、ピンク色の花崗岩は「桜御影」と呼ばれ親しまれています。

女性に限らずとも、故人の好きな色がピンクであったり、優しい雰囲気のお墓を建てたいときにピンクの色の墓石はぴったりです。
そこで今回は、ピンク色の墓石について解説していきます。

ピンク色の墓石の種類

ピンク色の石材で、よく墓石に使用されるものには、「G663」「G635」「G488」「アメリカンピンク」「万成石」があります。

G663

G663_R
G663は、中国の福建省で採石される石です。
石材店によって、「小桜」「中国ピンク」「桃山」「ローズピンク」「中国桜御影」などとも呼ばれます。
優しいピンクの色合いが人気で、洋型のお墓によく使われている石です。
リーズナブルな価格が特徴の石でしたが、近年G663を採掘していた鉱山が閉山したため、価格が上がっているようです。

鉄分を含む石なので、後にサビが出ることがあります。
また、国産の高級石材と比べると水を吸いやすく、劣化や色あせが目立ちます。

G663のデータ

  • 圧縮強度:118.26n/m㎡
  • 見掛け比重:2.593t/㎥
  • 吸水率:0.195%

G635

G635は、中国の福建省で採石される石です。
色合いが高級石材の万成石に似ていることから「新万成」と呼ばれることもあります。
G635は、他の種類のピンク色の墓石に比べ、柄が大きいのが特徴です。
水を吸いやすい石ですが、水が抜けやすい性質もあるため、雨による劣化は少ないようです。

G635のデータ

  • 圧縮強度:227.46n/m㎡
  • 見掛け比重:2.59t/㎥
  • 吸水率:0.39%

G488

G488
G488は、中国の福建省で採石される石です。
優しいピンク色を帯びた石で、フェミニンな雰囲気がでます。
リーズナブルな価格が特徴です。
洋型のお墓に似合う石ですが、明るい和型のお墓を建てたい方にも愛用されています。

アメリカンピンク

アメリカピンクは、アメリカで採石される石です。
均一で美しい淡いピンク色で、やわらかな印象を与えます。

洋型墓石によく使われ、モダンな仕上がりになります。

万成石

庵治細目_R
万成石(まんなりいし)は、岡山県で採石される高級石材です。
「万」年「成」就する石といわれ、縁起が良いとされています。
気品ある桜色が特徴の石です。
とても硬くて水を吸わない石で、耐久性に優れています。
ブランドの石なので、費用はやや高額になります。

万成石のデータ

  • 圧縮強度:133.72n/m㎡
  • 見掛け比重:2.63t/㎥
  • 吸水率:0.17%

ピンクのガラスで墓石を建てるという方法も!


ピンクの天然石でお墓を建てるのではなく、ピンクのガラスを使用してお墓を建てるという方法もあります。
こちらの写真は、神奈川県藤沢市にある湘南ふじみ霊園に建てられたモデル墓です。
石塔にピンクのガラスが使用されていて、とても可愛らしいお墓です。

ガラスを使用したデザイン墓は、霊園によってはたまに見かけるようになりました。
ガラスを使用したデザイン墓を扱っている石材店はそう多くはありませんが、ご興味がおありなら一度相談してみましょう。

ピンク色に近い墓石の種類

ピンク色に近い赤や白の墓石でもお気に召すものがあるかもしれません。
赤系の墓石と白系の墓石について解説します。

赤系の墓石

赤系の墓石でよく使われるものには、「マルチカラーレッド」「ニューインペリアルレッド」「インドマホガニー」「中国マホガニー」「天山紅」があります。

マルチカラーレッド

マルチカラーレッド
マルチカラーレッドは、インドで採石される石です。
赤の発色が良く、赤地に黒いマーブルが入った模様が特徴的です。

マルチカラーレッドのデータ
  • 圧縮強度:150.33n/m㎡
  • 見掛け比重:2.61t/㎥
  • 吸水率:0.29%

ニューインペリアルレッド

ニューインペリアルレッド
インドの南部に位置する大都市ベンガルールで採石される石です。
「インド赤」とも呼ばれるインドの赤いの石を代表する石材です。

硬度が高くあまり水を吸わない石質のため、劣化しにくく丈夫です。

ニューインペリアルレッドのデータ
  • 圧縮強度:2.969n/m㎡
  • 見掛け比重:182.18t/㎥
  • 吸水率:0.08%

インドマホガニー

インドマホガニーは、インドで採石される石です。
赤と黒の結晶が混ざった柄が特徴的な色合いが人気です。
インド産の石材の中では吸水率が少し高めですが、非常に丈夫な石です。

インドマホガ二ーのデータ
  • 圧縮強度:-/m㎡
  • 見掛け比重:-t/㎥
  • 吸水率:0.1%

中国マホガニー

中国マホガニー^
中国マホガニーは、中国の山東省で採石される石です。
赤茶色の落ち着いた雰囲気が特徴の石で、よく洋型のお墓やデザイン墓に使用されます。
中国では、「桃木心」と呼ばれ、日本では「中国マホガニー」「チャイナマホガニー」と名付けられています。

洋型やデザイン墓石に使われることが多い石です。

中国マホガ二ーのデータ
  • 圧縮強度:101.14n/m㎡
  • 見掛け比重:2.62t/㎥
  • 吸水率:0.13%

天山紅

天山紅
天山紅(てんざんべに)は、中国の山東省で採石される石です。
赤い御影石の中でも、上品な薄い色調が特徴で、洋型のお墓に使用すると存在感あるお墓になります。

白系の墓石

白系の墓石でよく使われるものには、「庵治石」「真壁石」「稲田石」「G688」「栄州」「紀山」「AG98」
があります。

庵治石

庵治細目_R
庵治石は、香川県の庵治地方で採石される「花崗岩のダイヤモンド」とも呼ばれる最高級石材です。
石のキメの細かさから、「中目」「細中目」「細目」などに分類されます。
石の表面の「斑(ふ)」と呼ばれる二重のかすり模様が特徴です。
石を構成する鉱物が小さく、それらの結合が強いため、劣化しにくく丈夫です。
磨けば磨くほど増す美しい艶は、世界で高く評価されています。

非常に優れた石ですが、その分費用が高く、和型のお墓のスタンダードである「八寸二段和型」のお墓を庵治石で建てるとしたら、工事費抜きで300~400万円程度かかります。

庵治石(中目)のデータ
  • 圧縮強度:147n/m㎡
  • 見掛け比重:2.66t/㎥
  • 吸水率:0.1%
庵治石(細中目)のデータ
  • 圧縮強度:119.33n/m㎡
  • 見掛け比重:2.663t/㎥
  • 吸水率:0.156%
庵治石(細目)のデータ
  • 圧縮強度: 155n/m㎡
  • 見掛け比重:2.65t/㎥
  • 吸水率:0.15%

真壁石

真壁小目
真壁石は、茨城県西部の桜川市真壁地区で採石される石です。

真壁石は採石量が多く、比較的安定していることから、他の国産石材よりも手頃な価格です。
基本的には白にグレーの色合いですが、青や黒みがかっているものは高級品として扱われています。
また、真壁石には真壁石は、真壁中目石、真壁小目石と種類があり、中でも真壁小目石はキメが細かい高級品のため、費用が高くなります。

真壁石(小目)のデータ
  • 圧縮強度:120n/m㎡
  • 見掛け比重:2.638t/㎥
  • 吸水率:0.233%
真壁石(中目)のデータ
  • 圧縮強度:112n/m㎡
  • 見掛け比重:2.604t/㎥
  • 吸水率:0.315%

稲田石

稲田_R
稲田石は、茨城県笠間市稲田地区を中心に採石されている花崗岩です。
白系の石材の中でも特に白い澄んだ石肌が特徴です。
白が美しく映えるお墓を作りたい方におすすめです。

採石量が多く、供給量が安定していることから、広く使用されています。

稲田石のデータ
  • 圧縮強度:167.48n/m㎡
  • 見掛け比重:2.63t/㎥
  • 吸水率:0.22%

紀山石

紀山
福島県いわき市で採石される石です。
均一でキメの細かい石目が美しく、気品のある色合いが人気です。

硬質で吸水率が低く、風化に強いです。
産出量が多く、価格が安定しています。

紀山石のデータ
  • 圧縮強度:189n/m㎡
  • 見掛け比重:2.658t/㎥
  • 吸水率:0.163%

G688

G688_R
G688は、中国の福建省で採石される石です。
国産石材の「青葉石」に似ているため、「新青葉」「中国青葉」と呼ばれます。

比較的硬度が高く、吸水率が低いですが、鉄分が含まれるためさびが発生することがあります。

G688のデータ
  • 圧縮強度:119n/m㎡
  • 見掛け比重:2.67t/㎥
  • 吸水率:0.17%

AG98

AG98_R
AG98は、中国の福建省で採石される石です。
国産高級墓石の「大島石」に見た目が似ていることから「新大島」とも呼ばれています。
白に近い墓石を建てたい方におすすめの石です。

よく使われる石ですが、吸水率が高く、経年劣化で変色することがあるため注意が必要です。

AG98のデータ
  • 圧縮強度:120.00n/m㎡
  • 見掛け比重:2.636t/㎥
  • 吸水率:0.197%

栄州

韓国栄州
栄州は、韓国を代表する白系の高級石材です。
清涼感のある青みがかった白が特徴で、和型墓石としてよく使用されます。

水を吸っても水はけがよく、艶が長持ちする優秀な石です。
近年採掘量が落ち、値段が高騰していますが、根強い人気があります。

栄州のデータ
  • 圧縮強度:119.53n/m㎡
  • 見掛け比重:2.647t/㎥
  • 吸水率:0.163%

ピンクの墓石の種類と価格について

石の値段は、採掘量によって変動します。
希少性の高い石ほど、値段が高くなります。
また、人気の高い石も高くなる傾向があります。

必ずしも、硬度が高く吸水率が低いほど価格が高いとは限りません。

ピンク色の墓石の価格帯について解説します。

リーズナブルなピンクの石種

  • G488
  • G635

スタンダードな価格帯のピンクの石種

  • G663
  • アメリカンピンク

最高級ブランドのピンクの石種

  • 万成石

墓石を選ぶ際の3つのポイント!

チェックポイントのイラスト
墓石を選ぶ際の3つのポイントについて解説します。

1.石の硬度や吸水率を確認する

硬度が高く、吸水率の低い石を選ぶとお墓が劣化しにくいです。
硬度は、圧縮強度見かけ比重によって決まります。

圧縮強度は、どれだけの力に耐えられるか示したものです。
圧縮強度の単位は、N/cm2(ニュートンパー平方センチ)で表します。

一方、見かけ比重とは一定体積あたりの質量です。
重い石の方が強度があり、長持ちするといわれています。

圧縮強度が高く、見かけ比重が重いものほど耐久性があります。

吸水率は水の吸い込みやすさを表します。
吸水率が高いと雨などにより見た目が変わったり、汚れやすくなります。

程度の差はありますが、石は水を吸うため吸水率が0になることはありません。
できるだけ、吸水率の低いものを選ぶと劣化しにくいです。

2.実際に建っているお墓を見て選ぶ

墓石の種類を選ぶときは、石見本と呼ばれる小さな石を見て決めることが多くあります。
しかし、石は自然のものなので、山から切り出した石の面によって模様が異なります。
お墓を建てた後に後悔しないために、石見本だけで決めずに依頼する石材店が同じ石種で建てたお墓をいくつか見せてもらいましょう。
また、お墓の劣化の具合も確認するため、そのお墓がいつ建てられたものなのかも聞きましょう。

3.誠実な石材店に依頼をする

石の種類選びももちろん大切ですが、一番重要なので石材店選びです。
誠実な石材店がほとんどですが、中にはヒアリングやアフターサービスがきちんとしていない、完成予想図を見せてくれないなど不誠実な対応をするところもあります。

自治体が運営する公営墓地や、村に古くからある共同墓地での建墓では、複数の石材店から相見積もりを取ることが可能です。
長く付き合っていく石材店だからこそ、より誠実で信頼できるところを選びましょう。

お墓さがしでは、最大3社の実績のある石材店からお墓の一括見積もりを取ることができます。

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まとめ

ピンク色の墓石を選ぶ方は増えており、霊園ではピンクのお墓をよく見かけるようになりました。
よく使われるピンク色の石種には、「G663」「G635」「G488」「アメリカンピンク」「万成石」があります。
また、ピンク色のガラスを取り入れたお墓を作れる石材店も増えてきています。

好きな色の墓石を選ぶことも大切ですが、石の強度と石材店選びも重要です。
墓石を選ぶ際は、石の硬度と吸水率に注意しましょう。
また、誠実で信頼できる石材店に工事を依頼しましょう。

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