ペットと一緒に入れるお墓はある?探し方を紹介します!

  • 投稿日:2018/02/15
  • 更新日:2021/04/15
ペットと一緒に入れるお墓はある?探し方を紹介します!

愛らしい表情や仕草で人を癒してくれる犬や猫などのペット。
一緒の時間を重ねるうちに、すっかり家族同然になることも多いかと思います。

 

供養の形は様々ですが、近年、ペットと一緒のお墓に入りたいという方が増えています。

一昔前ならペットと同じ墓はだめだとする墓地が一般的でしたが、ペットが人間のお墓と一緒に入ることはできるのでしょうか。

今回は、現状や様々な見解を踏まえ、ペットと同じお墓に入るにはどうすればいいかを紹介します。

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人間のお墓にペットを一緒に入れるのはだめ?

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それでは、現実的に人間がペットと一緒のお墓に入ることはできるのでしょうか。
法律や宗教の観点から解説します。

法律上はOK

法律上、ペットを人間と同じお墓に入れることは問題ありません。

お墓については「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)の他、刑法や民法で定められています。
しかし、これらの法律で定義される「焼骨」「死体」「遺骨」などは人間のものに限定されるため、ペットは関係ありません。

ペットなどの動物の遺体は、法律上モノ(一般廃棄物)として扱われます。
したがって、ペットを墓に入れるということは、お墓に故人の写真や遺品を入れることと同じになります。
なお、墓地にモノを納めることを禁止したり、許可を求めるような法律はありません。

したがって、基本的には法律上ペットを人間の墓に入れることに許可は必要ありません。

仏教的にはグレーソーン

日本の墓地は、公営でなければほとんどの場合で寺院が経営主体になっています。
仏教の観点から言えば、犬や猫などのペットと人間の共葬は受け入れられないことの方が多いようです。

仏教には六道という考え方があります。
六道とは、生き物がその業の結果として輪廻転生する6つの世界のことで、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道があります。
ペットなどの動物は畜生道に分類されており、人間とは別の扱いを受けます。

例えば、仏教の中で最も信徒が多い浄土真宗の場合は「南無阿弥陀仏」と唱えることによって浄土に行くことができるとしています。ですが、犬や猫などの動物は「南無阿弥陀仏」と唱えることができないため浄土に行けない、つまり、成仏できないという考え方があります。

こうした考え方から、現状では、成仏できない動物を人間と一緒に供養するべきではないと考えるお寺さんが多いようです。

しかし、宗旨・宗派、またお寺でも考えが異なります。
同じ浄土真宗だとしても、遺された人間が「南無阿弥陀仏」と唱えてペットが極楽に行けるようにお願い(回向・えこう)することで、動物も浄土に行けるという考え方もあります。
ですので、すべての寺院がペットとの共葬に否定的というわけではありません。

結局は霊園や墓地の管理規定次第

ペットと人間の共葬は法律上問題ありませんが、経営主体の寺院の考え方によって変わります。
なので、ペットと一緒のお墓に入れるかどうかは、霊園や墓地の管理規定次第になります。

ちなみに、ペットを一緒に埋葬したいという人に対して、墓地や霊園が使用を拒否することは違法ではないのでしょうか。

墓地、埋葬に関する法律(墓埋法)では、墓地について以下のように記載されています。

第1条 この法律は、墓地、納骨堂又は火葬場の管理及び埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的とする。

上記のように、墓地は国民の宗教的感情にそぐうように管理・運用されなければなりません。
加えて、現状において仏教ではペットとの共葬に否定的な考え方の方が多勢であるのは先述の通りです。

したがって、犬や猫などの納骨が利用者の宗教的感情に反すると判断された場合、墓地の管理者は一般的な管理の行為として、ペットと人間が同じはお墓に入ることを拒否できます。

もしこういった管理行為を無視した場合、墓の適法な管理に背いたこととなり、永代使用権の取り消されることもあり得ます。

法律の観点から見ても、ペットと一緒のお墓に入るには墓地管理者の許可が必要です。

すでに持っているお墓にペットは納骨できる?

今の家墓にペットを納骨できるかどうかは、そのお墓がある墓地の管理規定によります。
ペット禁止の場合は、その墓地での納骨はあきらめるしかありません。

もし今のお墓にペットを埋葬できない場合は、他の方法で供養しなければなりません。
ペットの遺骨は人間と遺骨とは扱いが異なりますので、庭先に埋葬しても構いません。
また、埋葬せずに自宅の中に置いておく方も多いようです。
この他は、ペット専用霊園などでも納骨を受付けています。
ただし、ペット霊園は一般的な墓地よりも簡単に作ったり廃止することができます。
霊園の経営状態などは気にかけた方が良いでしょう。

ペットと一緒に入れるお墓はどう探す?

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現状では宗教上の理由や、利用者の心情に配慮して、ペットのお骨を納骨できないところは多いです。
しかし、まだ少数ですがペット対応の霊園はここ十数年、特に最近は増えてきています。

人間のものとは別にペット専用区画を設けたり、ペットの合祀等を設置しているところ、全区画ペットと一緒を認めているところもあります。
その他、飼い主とペットのみが入るための樹木葬墓地を用意している霊園もあります。

死後もペットと供にしたい場合は、霊園選びが重要になります。

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民営霊園や樹木葬がねらい目

ペット対応の墓地を探す場合は、まず近場の民営霊園を当たってみましょう。
民営霊園は宗教不問など宗教色を押し出さないことが多いため、宗教的な制約も緩い傾向にあります。
そのため、他の墓地形態に比べると、ペットとの共葬を受け入れているところが多いです。

お寺の境内にある寺院墓地でも、樹木葬納骨堂であれば宗教不問というところがあります。
特に樹木葬は納骨堂よりも宗教不問としていることが多いでしょう。
一般墓よりはペットを受け入れてくれる可能性があるので、探してみましょう。

また、珍しいケースですが、住職の考え方次第では一般墓でもペットの遺骨を受け入れてくれることがあります。
既にお寺に墓を持っていてそこに納骨したい場合は、住職に相談してみましょう。

なお、現状公営墓地ではペットを埋葬することはできません。

ペットと入れるお墓

ペットと一緒に入れるお墓というと、どういうものを考えるでしょうか。
ペットと入れるお墓には何があるかを紹介します。

ペットと一緒に入れる一般墓

一般的な人間の家墓に、ペットのお骨を入れます。管理者が許可している霊園なら可能です。
やはり民営霊園に多い傾向があります。

ペットOKの霊園でも、全区画ペット対応の所と、ペット専用区画を設けている所の2通りがあります。
デザインは、装飾的な彫刻が施されているものや、犬や猫の像が設置されているものなどもあります。
人間のみのお墓に比べ、比較的好きなデザインで建てられている方が多いようです。

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ペットと入れる一般墓がある墓地の例

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ペットと一緒に入れる永代供養墓

永代供養墓とは継承不要のお墓です。
夫婦だけでペットを飼っている方や、ご家族にペットがいるけど継承に不安がある方は、ペットと一緒に入れる永代供養墓がおすすめです。

永代供養墓は墓石を建てない場合が多く、種類は樹木葬や納骨堂、合葬墓、集合個別式のものなどがあります。

お墓の形式にもよりますが、一般墓よりも費用を抑えられる場合が多く、費用を抑えて供養できます。
すでにペットの遺骨がある場合は、先に納骨できるかなどを確認する必要があります。

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ペットと一緒に入れる樹木葬

樹木葬でペットに対応している墓地もあります。
樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓です。

ほとんどの場合、樹木葬には永代供養がついています。永代供養とは、お墓の持ち主に代わって管理者であるお寺がその後の供養を続けてくれることを言います。
ですので、跡継ぎ不在で飼い主とペットだけのお墓を作りたい場合も、安心して利用できます。

樹木葬は、お墓の種類としては最も宗教色がない部類に入りますので、ペットも受け入れていることろがあります。
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ペットと入れる樹木葬がある墓地の例

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ペットと一緒に入れる納骨堂

納骨堂も、一般墓に比べると宗教不問とすることろが多いです。
納骨堂は、建物内の専用スペースに遺骨を安置する形態のお墓です。

寺院にある場合でも、一般墓ならペットは受付けられないけど、納骨堂なら対応できるということもあります。
また、樹木葬と同様永代供養つきのお墓なので、跡継ぎがいなくても安心です。
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ペットと入れる納骨堂の例

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ペット火葬について

ペットの火葬は、人の火葬と違う点があります。
ご遺骨を供養しようとしても、やり方を間違うと遺骨が残らないことがあります。

公共の火葬場だと基本的に遺骨は残らない

ペット火葬は公営の火葬場にも依頼することができますが、この場合は原則遺骨は残りません。
遺灰は、産業廃棄物として処理されてしまいます。
お墓を作りたい、あるいは一緒にお墓に入りたいと考えている方は、他の方法で火葬しましょう。

遺骨を残したい場合は民間サービスを利用する

民間の業者に依頼すると、遺骨を残すようにも火葬してくれます。
依頼するときに、遺骨を残してほしい旨を忘れずに伝えましょう。

民間でペット火葬をしている業者には、ペット霊園や、ペットも埋葬できる一般的な霊園などがあります。
また、移動式の火葬車でペット火葬をしている業者もいます。

ペットと同じ墓に入るメリット・デメリット

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実際、犬・猫などのペットと一緒のお墓に入ろうとすると、何か不具合はあるのでしょうか?
ここではメリットとデメリットを紹介します。

メリット

言うまでもありませんが、死後また一緒に暮らせるという意識が精神的な支えになります。
その意識が愛する犬や猫を思い続けることにつながり、忘れてしまうようなこともないでしょう。

また、もし家墓に追加する形で入れることができる場合は、ペットの墓を別に持つ場合に比べ、お参りする箇所が増えなくて済むという利点もあります。

デメリット

霊園が限定されるため、今ある家墓に入れない可能性が高いです。
当然、新たにお墓を持つ場合には費用が掛かります。

また、動物のお骨を入れることに違和感を感じる方はまだ少なくありません。
個人のお墓でない場合、ペットのお骨を入れることについては他の親族とも事前に十分話し合っておく必要があります。

さらに、個人のお墓の場合は、後々の世話をどうするのか考えなければなりません。

費用やお墓の関係者のことに十分留意して、準備しましょう。

ペット霊園よりいい?人間とペット一緒のお墓

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枚方市のペット霊園が突如閉鎖するという事件が2017年にありました。

先述の通り、ペットの遺骨は法律上「モノ」として扱われるため、その埋葬については法律で規制する所がありません。
地域によっては条例で取り決められている場合もありますが、ペット霊園というのは、人間の墓地を作るよりはるかに簡単に造営・廃止することができるのです。

ちなみに、人間の焼骨または死体の場合、その埋蔵・埋葬先は「墓地」に限定されます。
「墓地」を作るには都道府県の許可が必要ですが、これは簡単に降りるものではありません。
特殊な事情を除いては個人で作ることはできません。また、人間の墓地は廃止するにも許可が必要です。

愛するペットを末永く供養していくなら、ペット霊園より人間のお墓にお骨を入れた方が安心でしょう。

まとめ

ペットの死を供養する形は様々ですが、自分と一緒のお墓を望む人が増えてきています。
また、霊園を選べば人間がペットと同じお墓に入ることは可能です。
さらに、人間とペットが同じお墓に入れる霊園も近年増えてきています。

しかし、墓地の管理者の許可や関係者との話し合いなど、ハードルは必ず伴ってくるのが現状です。
予算や関係者のことも念頭に置きながら、愛するペットを納得のいく形で供養しましょう。

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