納骨堂の種類を解説!違いや費用相場を徹底比較

納骨堂の種類を解説!違いや費用相場を徹底比較

新しいお墓のスタイルとして注目されている「納骨堂」ですが、一口に納骨堂と言っても様々な種類があります。
種類によって納骨できる人数や費用相場が違うため、納骨堂の種類を知っておくことは大切です。

この記事では、納骨堂の種類ごとの特徴や費用など、お墓選びの参考になる情報をお届けします。

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納骨堂とは

納骨堂とは、屋内に故人の遺骨を納める施設のことです。

「墓地、埋葬に関する法律」によれば、納骨堂は「他人の委託を受け焼骨を収蔵するために納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」となっています。
(参考:厚生労働省 墓地、埋葬等に関する法律

納骨堂を利用するメリット

納骨堂を利用するメリットとして、永代供養がついていることが挙げられます。
永代供養とは、お寺が永続的な遺骨の供養やお墓の管理を行うというシステムのことで、お墓の承継を前提としません。

納骨堂を含めた多くの永代供養墓は、お墓の承継が途絶えた場合や事前に定められた年数が経過した場合に、遺骨を個別の区画から合祀墓に移します。
合祀墓とは、骨壺から取り出した遺骨を、他の人のものと合わせて納骨するお墓のことです。
合祀墓に遺骨が移された後は、僧侶が合同法要などで読経を行い、お寺が存続する限り供養されます。

このため、納骨堂はお墓の承継に悩んでいる方や子どもにお墓の負担をかけたくない方に人気があります。
加えて、屋内でお参りをするため季節や天候の影響を受けないことや、墓地に比べて街中に立地していることが多くアクセスしやすいことも納骨堂を選ぶ大きなメリットです。

納骨堂の種類ごとの特徴と費用


納骨堂には、大きく分けて「ロッカー式」「自動搬送式(マンション型)」「仏壇式」「位牌式」「棚式」「屋内に墓石を建てるタイプ」の6つがあります。
それぞれの特徴や費用について解説していきます。

ロッカー式納骨堂

南春寺(東京都)のロッカー式納骨堂
ロッカー式の特徴

  • 収蔵人数:1~4名程度
  • 費用相場:50~100万円程度
  • 年間管理費の相場:5千~1万5千円程度

ロッカー式納骨堂とは、ロッカーのように前面に扉が設けられた棚に、骨壺に入った遺骨を収蔵するお墓です。
ロッカー式と聞くと、コインロッカーのような簡素なものを想像してしまいますが、実際は扉に装飾が施されているものや絵が描かれているものなど華やかな見た目のものが多くあります。
納骨堂によっては、骨壺と一緒に位牌や写真を入れることができるのも特徴の1つです。

納骨できるスペースに限りがあるため、ご夫婦やご家族での使用に向いています。
埋蔵人数は、1~4名程度です。

戸棚での遺骨の安置には、あらかじめ期限が設けられているところが多く、期限後は合祀されます。
中には、永続的に戸棚に遺骨を安置してもらえるロッカー式納骨堂もありますが、多くはありません。

ロッカー式納骨堂の価格相場

ロッカー式納骨堂の価格相場は、50~100万円で、納骨堂の中では費用が安いタイプと言えます。

年間管理費の相場は、5千~1万5千円程度です。

自動搬送式(マンション型)納骨堂

自動搬送式の特徴

  • 収蔵人数:1~8名程度
  • 費用相場:50~120万円程度
  • 年間管理費の相場:1~2万円程度

自動搬送式とは、倉庫のようなところに遺骨を安置しておき、お参りの時だけ機械で墓前に骨壺を運ぶ方式の納骨堂です。
参拝者にはICカードかまたはID番号が割り当てられており、参拝ブースで操作すると、遺骨を収蔵する厨子が運ばれてきます。
自動搬送式納骨堂は、マンションのような外観をした建物であることが多いため、「マンション型」とも呼ばれます。

他の納骨堂に比べ新しいタイプの納骨堂で、都内を中心に数が増えてきています。
そのため、最寄り駅から徒歩圏内の場所に新しく造られたものが多いという特徴があります。

埋蔵人数は多く、1~8名で使用できます。
ロッカー式と同じように、期限後に合祀になるものもありますが、年間管理費を支払い続ける限り、納骨堂を使用できるものも多くあります。
そのため、家のお墓として代々引き継ぐことも可能です。

自動搬送式(マンション型)納骨堂の価格相場

マンション型納骨堂の価格相場は、50~120万円です。
8体収蔵できるものだと、80~100万円程度が相場です。
1~4体など収容人数が少ないものの場合は、50~60万円前後で抑えられることもあります。

年間管理費の相場は、1~2万円程度です。
施設の維持・管理や遺骨を運ぶ機械のメンテナンス費用がかかるため、他の納骨堂よりも少々管理費が高めです。

仏壇式納骨堂

仏壇式の特徴

  • 収蔵人数:8~10名程度
  • 費用相場:100~200万円程度
  • 年間管理費の相場:1~2万円程度

お寺の納骨堂で多く見られるのは、仏壇式納骨堂です。
仏壇式納骨堂では、屋内にお仏壇が並べられており、それぞれ一つの家で使用します。
多くの場合は、上段が仏壇、下段が遺骨の収蔵スペースの二段構造になっています。
焼香具、花入れ、燭台なども用意されているので、通常の墓参と同様にお参りできます。

納骨堂は、お寺が運営しているものでも宗教自由で利用できるものが多いですが、仏壇式に関しては他のタイプに比べ宗派を問われることがあります。
仏壇式納骨堂を検討する際は、宗派の指定がないか確認しましょう。

下段の遺骨の収蔵スペースが大きく、8~10名程度収蔵できます。
大人数収蔵できるため、家のお墓としての使用に向いています。

仏壇式納骨堂の価格相場

仏壇式納骨堂の費用相場は、100~200万円です。
納骨堂に使われる仏壇は、立派なものが多いこともあり、価格相場は高めになります。

年間管理費の相場は、1~2万円程度です。

位牌式納骨堂

万松寺納骨堂(愛知県)の位牌式納骨堂
位牌式の特徴

  • 収蔵人数:1名/1区画
  • 費用相場:17万5千~14万円程度
  • 年間管理費の相場:なし~5千円程度

位牌式は、屋内に位牌を並べるタイプです。
ロッカー式と違って、位牌分のスペースしか設けられていないことが多く、写真などの記念品を置くことはできません。

位牌式を扱う納骨堂では、収骨スペースがある位牌に遺骨を納めて安置するものや、位牌が並んでいるひな壇の下が収骨スペースになっているものがあります。
位牌に遺骨を納める場合は、遺骨を細かいパウダー状にする「粉骨」が必要になりますので、粉骨に抵抗がある方にはおすすめできません。

位牌式納骨堂の費用相場

位牌式納骨堂の価格相場は、7.5~14万円です。
位牌に納骨するタイプでは、指定された位牌型納骨容器の費用がかかります。
位牌とは別の場所に遺骨を安置するタイプでも、納骨堂の美観を損ねないために、位牌は統一された規格ものを購入するのが一般的です。

年間管理費は、なし~5000円です。

棚式納骨堂

棚式の特徴

  • 収蔵人数:1名/1区画
  • 費用相場:3~10万円程度
  • 年間管理費の相場:なし

棚式は古くからある納骨堂のタイプです。
ロッカー式のように区画の区切りがなく、数段の棚に骨壺を並べていきます。

棚式納骨堂の費用相場

棚式納骨堂の価格相場は、3~10万円です。
棚に骨壺のまま安置するだけなので、価格はかなり抑えられます。

年間管理費に関してはかからないところが多くあります。

屋内に墓石を建てるタイプ

屋内に墓石を建てるタイプの特徴

  • 収蔵人数:2~12名
  • 費用相場:110~210万円程度
  • 年間管理費の相場:1万円程度

屋内に墓石のお墓を持つタイプです。

普通のお墓と同じようにお参りができます。
屋内にあるため、天候や季節の影響は受けません。

常に雨風にさらされている屋外の墓石よりはお手入れが楽に済むでしょう。

屋内に墓石を建てるタイプの費用相場

屋内に墓石を建てるタイプの価格相場は、110~210万円です。
費用に関しては、一般的な墓石のお墓と変わりません。

年間管理費は、1万円程度です。

納骨堂の運営主体による違い

納骨堂の運営主体には、大きく分けて「お寺」「法人(民間)」「自治体」があります。
では、納骨堂の運営主体によって、どのような違いがあるのでしょうか。

お寺の納骨堂

もともと納骨堂は、お寺が災害などで管理が困難になったお墓の遺骨や、引き取り手のいない遺骨を境内で収蔵するようになったのが始まりといわれています。
お寺の納骨堂と聞くと、檀家になる義務があるのでは?と考えてしまいますが、多くの場合、お寺の檀家にならなくても申し込みができます。
宗教・宗派を問わず利用できるうえ、お寺に法要や供養をお任せできるため安心です。

ただし、永代供養の方法は納骨堂を運営するお寺の宗派に則ったものになります。
自分と同じ宗派で供養してほしい方は、契約前にお寺の宗派を調べましょう。

民間の納骨堂

宗教法人や公益社団、財団法人などの公益性をもつ法人が運営をしている納骨堂もあります。
このタイプの納骨堂は、多くの場合、管理や販売を民間業者が行っています。

民間の納骨堂は、宗教・宗派に関係なく利用できます。
民間業者が運営に関わっているので、施設やサービスが充実しているところが多いという特徴があります。

自治体の納骨堂

自治体が運営する納骨堂もあります。

公営の納骨堂で注意しなければならないのは、多くの場合、自治体が行う抽選に当選しなければ納骨堂を利用できないという点です。
その上、応募には、「その自治体に継続して住んでいる方」などの条件があります。

自治体の納骨堂は、他の納骨堂に比べ費用が安く、自治体が経営しているため倒産の心配がないなどのメリットが大きく人気があります。
しかし人気が高い分、抽選の倍率も高くなります。

例えば、都立多磨霊園内にある納骨堂「みたま堂」の令和4年度の公募では、募集数51に対し、875もの応募が殺到し、倍率は25.2倍でした。

参考:令和3年度 都立霊園公募受付状況と抽選会について| 東京都

一般的な納骨堂では、遺骨が遺族に返還されることはなく、一定期間後や承継が途絶えたあとに合祀になり、永代供養されます。
しかし、自治体の納骨堂は、期限後に遺骨が遺族に返還されるなどの特殊な条件がある場合があります。
抽選に申し込む前に条件をしっかり確認しましょう。

おすすめ納骨堂をご紹介!

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まとめ

納骨堂は、ロッカー式、自動搬送式、仏壇式、棚式、位牌式、屋内に墓石を建てるタイプに分けられます。

大まかではありますが、種類によって、費用相場や使用人数が異なります。
納骨堂の種類による傾向を押さえておくことは、自分にとってどんな納骨堂が合っているのかを考える一助となるでしょう。

また、運営主体によっても納骨堂を分類することができます。
運営主体には、お寺、自治体、民間があります。
運営主体にかかわらず基本的に宗教・宗派の縛りはありませんが、中には檀家になる義務があるところや利用者の宗旨宗派を制限しているところがあるので、必ず事前に確認しましょう。

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