霊園見学に行こう!見学の流れやチェックポイントを解説

霊園見学に行こう!見学の流れやチェックポイントを解説

記事のポイント

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    霊園見学には予約が必要です

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    見学の際は園内の施設・設備、管理状況、水はけと陽当たりの良さ、交通アクセス、バリアフリー対応しているかについて確認する

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    見学の際は担当者に宗教に関する制限、お墓は希望条件に合っているかについて質問する

お墓を購入するには、霊園を見学する必要があります。
実際に霊園に足を運ぶことで、資料やインターネットではわからない情報を得ることができます。

今回の記事では、見学の流れや見学中にチェックしておきたいポイントについて解説します。見学に行く前に見ていただきたい内容となっていますので、ぜひご覧ください。

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見学前に知っておきたい!墓地の種類

見学の流れや方法については、墓地の種類によって異なります。
見学に行く前に墓地の種類について、把握しておきましょう。

公営霊園

公営霊園とは、地方自治体が運営する霊園です。公営霊園では区画に空きがあれば好きなところを申し込めるということはあまりなく、使用者は抽選で決められることがほとんどです。
使用者の募集については各自治体のHPや広報で掲示され、区画の取得については、各自治体に対して申し込む必要があります。
公営霊園は公共の施設のため、指定の石材店の案内で見学するということはありません。

民営霊園

民営霊園とは、宗教法人や非営利団体などが、公益事業を目的として運営する霊園です。
ほとんどの民営霊園には、決められた石材店だけがその霊園で工事ができるという「指定石材店制度」があります。
見学の案内についても、指定石材店の業者が担当します。

寺院墓地

寺院墓地とは、寺院が運営する墓地です。お寺の境内にある場合がほとんどで、お墓の利用に伴いそのお寺の檀家にならなければならないなどの条件がある場合があります。
寺院墓地も民営霊園のように「指定石材店制度」がある場合が多いです。
指定石材店がいる場合は、それ以外の石材店に案内してもらうことはできません。

霊園見学の流れ

ここでは、民営や寺院の霊園を見学するにはどうすればいいのかについて解説します。

1.希望条件に近い霊園を探す

まず希望条件に近い霊園を探します。
希望条件は「ご自宅から近い」「宗教を問われない霊園」「ペットを一緒に納骨できる」など人によって様々です。

条件に合った霊園を探すには、「お墓のポータルサイトを利用する」「チラシを集めてみる」「石材店に相談する」といった方法があります。

今ご覧いただいている「お墓さがし」でも、お墓についてのご相談が可能です。お墓さがしでは、全国対応でお客様のご条件に合った霊園資料のお手配や見学予約を承ります。お気軽にお問合せください。

お墓さがし相談窓口:0120-207-012

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2.霊園の見学予約を取る

気になる霊園を見つけたら、見学予約を取ります。
見学日当日の連絡だと担当者のスケジュールが予約で埋まってしまっていることもあるため、前もって問い合わせることをおすすめします。

「お墓さがし」では、全国の霊園の見学予約を受け付けています。
ぜひご活用ください。

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予約なしで霊園見学に行くのはおすすめしない理由

予約なしで霊園見学に行くのは、以下の理由でおすすめしません。

予約なしで見学に行くべきでない理由

  1. 予約なしの見学を禁止している場合が多い
  2. 利用者の法事と被ってしまう恐れがある
  3. 予約を取っている方の案内が優先される

そもそも、霊園の見学は完全予約制となっている場合が多く、予約なしで霊園を見に行くことは一般的ではありません。
また、勝手に行ってしまった場合、利用者の法事と被ってしまうことも考えられます。

完全予約制ではない場合も、予約を取っている方の案内が優先されるため、せっかく現地まで足を運んだのに対応してもらえない恐れがあります。
必ず事前に予約を取りましょう。

3.霊園見学の準備をする

見学予約が取れたら、当日までに気になっていることや質問をまとめておくなど、準備をしておくと見学がより有意義なものになるでしょう。
霊園に関しての質問には主に以下のようなものが挙げられます。

宗教について

  • 利用者の宗教・宗派に制限はあるか(在来仏教のみ・霊園の運営元のお寺と同じ宗派に改宗するといった条件がないか)
  • 戒名がない、もしくは他宗派でつけた戒名のままお墓にはいれるか
  • 特定のお寺の檀家になる義務や寄付を頼まれることはあるか
  • 納骨法要や納骨後の回忌法要は必ずしなければならないのか
  • 懇意にしているお寺がいない場合、法事の際のお寺は霊園で手配してもらえるのか
  • 懇意にしているお寺等の宗教者を同伴して園内で法事をしてもよいのか
お墓について

  • 承継者が居なくなった場合はどうなるか
  • 何人まで納骨できるか
  • 他のお墓から取り出した遺骨(改葬骨)を納骨できるか
  • 他のお墓で使用していた墓石を持ち込むことができるか
  • ペットを一緒に納骨できるか

4.予約した日時に霊園を訪問する

予約した日時に霊園を訪問します。
気になることがあれば、担当者に積極的に質問をしましょう。

5.気に入った区画があれば仮予約をする

民間やお寺の霊園では、区画は先着順で売れていってしまいます。
見学時に気に入った区画があっても、その後売れてしまう可能性があります。

そのため、霊園では見学時に区画を仮で押さえておく「仮予約」という制度が設けられています。
仮予約の期間は1週間~1か月程度のところが多いでしょう。

仮予約をしている間に、気になる他の霊園の見学をして比較することをおすすめします。

霊園選びのチェックポイント7つ

霊園選びのチェックポイント

  1. 霊園の施設や設備は充実しているか
  2. 霊園の管理は行き届いているか
  3. 墓地の水はけや陽当たりは良いか
  4. 希望に適うお墓を持てるか
  5. 宗教に関する制限はあるか、条件に合っているか
  6. 交通アクセスは良好か
  7. バリアフリーに対応しているか

霊園見学で確認したいチェックポイントをご紹介します。

1.霊園の施設や設備は充実しているか

霊園の施設や設備が充実してるかを確認しましょう。
霊園に備わっていることが多い施設・設備は、以下の通りです。

霊園の主な施設・設備

  • 専用駐車場
  • 手桶や水道などお墓の掃除に必要な備品
  • 管理事務所(スタッフ常駐)
  • 法要施設・会食施設・多目的ホール
  • 休憩所・休憩スペース
  • お花・線香などの売店
  • トイレ・多目的トイレ

2.霊園の管理は行き届いているか

霊園の管理状況の確認は大切です。
管理事務所やトイレなどの施設はきれいか、墓地内の参道などの共用部分はきちんと清掃が行き届いているかチェックしましょう。

3.墓地の陽当たりや水はけは良いか

墓地の陽当たりが悪いと、湿気がこもりやすくなり、カビやコケが生えてしまう恐れがあります。

また、お墓周りの水はけが悪いと、墓石に水がしみこみやすくなり、劣化しやすくなってしまう恐れがあります。
園内に水たまりができていたり、シミができているお墓が多い場合は水はけがよくないかもしれません。
霊園によっては排水溝を各所に設置したりと、水はけ対策をしているところもあるので、どういった対策をしているのか担当者に聞いてみるのも良いでしょう。

4.希望に適うお墓を持てるか

希望に適うお墓が建てられるかは見学時に確認しておきたいポイントです。
霊園によっては「規格墓所」といってお墓の形を選べない墓所もあります。
また、ペットを一緒に納骨できるお墓は数少ないため、対応しているかは事前の確認が必要です。

霊園案内の担当者に、自分の希望を隠さず伝え、条件に合っているのか聞いてみましょう。

5.宗教に関する制限はあるか、条件に合っているか

お墓を使用できる宗教や宗旨・宗派について、担当者に確認をしましょう。
民営霊園では宗教について制限がないことが多いですが、中には「在来仏教に限る」「キリスト教・神道・新宗教を信仰する方は利用不可」などの条件が設けられることがあります。

また法要に関しても、「納骨時には必ず納骨法要をしなければならない」「他のお寺の宗教者を同伴して園内で法事をすることはできない」などのルールが設けられていることもあります。

6.交通アクセスは良好か

今現在霊園に行きやすいかだけでなく、将来年を重ねても問題なくお参りに行ける立地なのかを基準にして、交通アクセスについて確認しましょう。
電車やバスなどの公共交通機関でも行ける場所にあるのか、送迎バスがあるかは押さえておきたいポイントです。

7.バリアフリーに対応しているか

霊園の施設に関しても、交通アクセスと同じことが言えます。
霊園の施設はバリアフリー化されているか、参道は平坦になっているかは確認しましょう。

お墓まで階段を登らなければならなかったり、段差が多いと、将来お墓参りの度に不便を感じることになります。

霊園見学のメリット

霊園見学には以下のメリットがあるため、予約を取って実際に霊園をに見に行くことをおすすめします。

1.最新の空き状況を知ることができる

どの区画が空いているか知るためには、実際に見学に行かなければなりません。
霊園資料ではどの区画がどれだけ空いているか、良い場所に空きがあるかの情報を得ることはできません。

既に気になる霊園があって空き状況を知りたい場合は、見学に行くことをおすすめします。

2.見学に行かないと得られない情報が多い

区画の空き状況以外にも、霊園に行かないとわからないことはたくさんあります。

見学に行かないとわからない情報

  • 園内の管理・清掃が行き届いているか
  • 霊園スタッフの態度は良いか
  • 霊園周辺の環境は良いか
  • 具体的な費用(一般墓の場合は石の種類やデザインによって費用が大きく変わります)

具体的な費用を知りたい場合も、見学に行きましょう。

3.実際にお墓を見ることでお墓のイメージが具体的になる

実際にお墓を見ることで、どのようなお墓が良いかのイメージが具体的になるというメリットがあります。
一般墓の場合は、建っている墓石を見ることで、どのようなデザインのお墓が良いのか考える材料になります。
樹木葬や永代供養墓などの場合も、霊園によって見た目や埋葬方法が違うため、一度見学に行って実物を見ることで、どんな樹木葬や永代供養墓が良いのか条件を絞るきっかけになるでしょう。

霊園見学時の服装やマナー

霊園見学時の服装に決まりはありません。
ただし、他の利用者の迷惑にならないよう、華美な服装や露出の多い服装は避けましょう。

霊園見学時のマナーについても、決まりはありませんが、お参りに来ている利用者への配慮は必要です。
お参りの迷惑になるような大声で話したり、お墓にむやみに触れたりはしないでください。

参考:霊園の見学レポート

「お墓さがし」では、霊園の見学レポートを掲載しています。
お近くの霊園や気になっている霊園があれば、ぜひご覧ください。

東京都の見学レポート

東京都内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

神奈川県の見学レポート

神奈川県内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

埼玉県の見学レポート

埼玉県内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

千葉県の見学レポート

千葉県内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

静岡県の見学レポート

静岡県内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

大阪府の見学レポート

大阪府内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

京都府の見学レポート

京都府内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

兵庫県の見学レポート

兵庫県内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

広島県の見学レポート

広島県内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

福岡県の見学レポート

福岡県内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

北海道の見学レポート

北海道内にある霊園の見学レポートは、以下の通りです。

まとめ

霊園を見学する際は、事前に問い合わせて「見学予約」を取りましょう。
見学では、最新の空き状況を知ることができたり、見学に行かなければわからないことが多いため、気になっている霊園があるなら、お早めに見学することをおすすめします。
見学の際には、園内の設備や施設、管理状況、墓地の陽当たりや水はけ、希望に合うお墓があるか、宗教に関する制限、交通アクセス、バリアフリー対応について確認しましょう。

霊園を探している方へ

お墓さがしでは、全国の霊園を紹介しています。
霊園をお探しの方は、是非こちらからお近くの霊園を探してみてください。

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執筆者情報

お墓ディレクター

馬淵

経歴

石材店勤務を経験後、現在はお墓さがしのライターとして、皆様のお墓に対する不安や疑問を解消できるコンテンツ作りを心掛けています。

保有資格

お墓ディレクター(認定番号 21-200042-00)